B.C.B.G.な暮らし

[本・映画・展覧会] カテゴリの記事

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  つづき・・

  急いでエスカレーターを駆け上がったのは、映画を観るためです。今、京都駅ビルで国際姉妹都市祭が開催されています。そして、特別に設置された映画館でフランス映画祭が催されているのです映画が誕生したのは、フランスだそうですけれど、日本で初めて映画を上映したのは、京都だそうです。特設の映画館ですので、空調は悪かったです。あと、座席がほとんど平行でした。早めに行ける方は、まずチケットを確保されたほうがいいかもしれません。映画が始まる10分前から、整理番号順に案内があります。平日の昼間だったのに、ほとんど満席になってました。フランソワ・トリュフォー監督の1961年の作品。“突然、炎のごとく”を観ました。何年ぶりでしょう。懐かしい気持ちでいっぱいになりました。大好きだった、自転車のシーン。コテージから海岸まで自転車を走らせる三人。ジャンヌ・モローの自転車姿。美しく、輝いています。男二人に女一人のお話です。ジャンヌ・モロー演じるカトリーヌ、そして、それに翻弄される２人の男性。ジュールとジム。3人の行き場のないストーリーは「突然炎のごとく」幕を閉じます。ここで、彼らの三角関係についていろいろと考え、答えをさがすのは、やめましょう。カトリーヌの気まぐれを自分に対する正直と受け止めるか、他人に対する、わがままと受け取るかは、その人それぞれですし、どちらでなければならない必要もないと思います。芸術には答えなどなく、いろいろな物事のとらえ方を提示してくれることで、芸術に触れ合う感性を豊かにしてくれるからだと思うからです。1961年の映画ですのに、時代を感じさせません。やはり、フランス映画が好きですまだ、あと何回か見にいきたいな。時間は、つくるもの。

  2008.09.05

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• ご無沙汰どす。

   みなさま。お久しぶりでございます。ブログをほったらかしにしたまま、コメントのお返事も書かず、いったいどこに行ってしまったのだろう。と思ってらっしゃいますね。申し訳ございません。わたくしの気ままをどうぞお許しください。夏の終わりの石山寺は、大層、感慨深く、ついつい源氏物語を再読してみたくなり、すっかりその世界にはまりこんでしまっているのでした。源氏物語の現代語訳や、研究書にはいろいろあって、それぞれに良さや楽しさがあると思います。私も、何かの折りにつけ、いろいろと手にとりました。今、もう一度、手にしておりますのは、高校生の頃に、古典の先生が薦めてくださった谷崎潤一郎訳です。優雅で端正な言葉の世界に惹きこまれています。

  2008.08.30

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  Ｈａｐｐｙ　Ｂｉｒｔｈｄａｙ！！！

  今日は、2度目のブログです。あれから、絵本屋さんに行ってきました。久しぶりです。京都で、とても有名な絵本屋さんをご紹介いたしましょう。（全国的にも、児童書の専門店として知られているみたいですが）きりん館。場所は、百万遍にあります。京都は大学の街です。学生街があちらこちらにありますけれど、その中でも百万遍には、京都大とともに歴史を積み重ねてきた古本屋さんや、カフェ、手ごろな値段でおいしいレストラン、そして、文化施設などが点在しています。独特の情報発信を続けてきているお店が多いですね。きりん館もその中の一つ。Ｍｉｔｔｉは、独身の頃から、ふらふらのぞきに行ってました。とても懐かしいお店です。大きな本屋さんに行っても、なかなか気に入った本が見つからない事が多いですが、ここなら赤ちゃんから小学生まで選ぶのが大変なほど、たくさんの本があります。絵本はいいですね。幼い頃に戻って、、なんだか少し落ち着けて、、優しい気持ちになれて。。。子供だけでなく大人も楽しめる絵本。思い出の１冊を探すことができます。今日は、明日で、２歳になる甥っ子のためのプレゼントをさがしに行きました。最近、いろんなことに興味がわいてきて、車や電車はもちろん、ぬいぐるみの世話をやいたり、平仮名や数字を読んでるフリをしたりしてるそうです。可愛いですね。お店の方とも相談して、この３冊にしましたよ。まずは、男の子が喜びそうな、乗り物系”でんしゃでいこう”それから、動物系"ねずみのかいすいよく”これの小さい版です。そして、昔からおなじみの、だるまちゃんシリーズ楽天ブックスには、ありませんでした。"だるまちゃんとかみなりちゃん"この頃、雷がよくごろごろするでしょ。だから、こちらはどうですか。っておすすめしてくださいましたの。うふ。喜んでくれるかしら。明日が楽しみ明日は、雷がなりませんように

  2008.07.30

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  amazonからのお届物です！

   は～い！おはようございま～す！”ハリーポッターですよね！って、笑いながら、配達員さんが手渡してくらはりました。・・暑い中、配達してくださってありがとうございます。・・箱を見ただけで、ハリーポッターだとわかるんですね！？”今日は、トラックに山積みしてますからぁ！”ですって。ハリーポッターもとうとう完結ですね。下巻を読み始めている娘が”やばい！”と言いながら、読んでます。既巻からの伏線がいろいろと張り巡らされてるみたいですわ。私も、娘達とともに楽しんできました。発売日に本屋さんに並んで買ったこともありましたわ。お買い物をたくさんして、さらに本を持って帰ると、重くて、結構大変だったのですよね。本屋さんで、中身をペラペラとめくりながら、買うかどうか悩むのも、本を買う楽しみではありますが、ネットショッピングは、クリック一つでお買い物できて、本当に助かりますね。その手軽さがいいのか悪いのか。。。今日は、自分のために、またまた、ＣＤを注文してしまいました。以前から、ずっと聴きたいと思っていたＣＤなの。タイミングがずれたり、季節が変わると、聴くのを先延ばしにしたりするでしょう。また、そのうちに・・・機会があれば・・・と思っていたのですけれど。お昼に突如、衝動的に聴いてみたいと思ったのです。スティーヴ・ライヒ Steve Reichの《砂漠の音楽 The Desert Music》（1984）です。作品解説にはこのように書かれています。オーケストラを伴う混声合唱による、彼の創作史においては特に大規模な作品である。作品のタイトルは、アメリカの詩人　William Carlos Williams（1883-1963）の同名の詩集（1954）からとられており、テクストもこの詩集を中心にして抜粋・構成されている。届くのが待ち遠しい。早く届いてほしいので、お急ぎプライム便にしました。ようやく、砂漠の音楽を聴くことができます。

  2008.07.23

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• 美しい言葉

  お掃除の続き。整理はちっともはかどりません。ついつい、手をとめてしまうからです。久しぶりに、ふと手にした三島由紀夫。若い頃とは違った三島由紀夫をひととき楽しみました。大きな宝石箱の中から、好きな色の宝石を探し出すような贅沢な時間です。日本の言葉は美しいですね。どこかに水気を含んだような空気と、やわらかな日差し。光と影がゆるやかに入り混じるようです。『女神』の中の、好きな一節を書きとめておきたくなりました。　　　　　　女の服飾は、空の色、海の色、夕焼けの色、あけぼのの雲の濃淡、池の反映、樹木、建物、部屋の配色、1日のうちのあらゆる時間、光線、会合の雰囲気、すべてのものと調和や対照を保っていかなければならなかった。　　　　　　溜息がでます。西洋のものまねでない、日本人の優雅さ。たおやかなエレガンスを忘れないようにしなければ。

  2008.06.02

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• 愛、その他の悪霊について

  古い修道院が取り壊される際に、床下の納骨堂から22メートルもの長い髪を持つ少女の頭蓋骨が掘り出される。それは200年前、狂犬病により悪霊が取り付いたとされる、12歳の侯爵令嬢「シエルバ・マリア」のものだった・・・魅力的な導入部で始まる、ガルシアマルケスの作品を読みました。リアルな描写と豊かな幻想性。植民地や奴隷貿易時代のラテン・アメリカ。読み始めると読むとこの世ではないどこか、土と人の匂い、湿度と熱気のあるどこかへ連れて行かれます。この作品の一番の謎はそのタイトル原題は「Del amor y otros demonios」「愛」も「悪霊」のひとつなのでしょうか。未知のものを恐れるキリスト教徒にとっての異文化、黒人風俗、言葉が、悪霊なのでしょうか。シエルバに惹かれていく神父カエターノの性的な欲求なのでしょうか。この中でシエルバ・マリアが、「愛はすべてを可能にするというのは本当なのか」と聞き、父親が 「本当だよ」「でも信じないでおいた方がいいかもしれない」と答える場面があります。物語の中で、愛は救いになっているのでしょうか。シエルバは狂犬病でも悪霊に取り付かれていた訳でもなく、周囲の人間の無知、無理解、恐れ、自己偏愛、そういったシエルバを取り巻く全てのものが悪霊だったのでは、ないか。。。？どこまで行っても、人の無理解は尽きる事がありません。やりきれないくらい切なく、悲しいです。読んでいると、時間の感覚が狂ってきます。この修道院の中での出来事の数々や神父との切ない恋に至る過程、それは２ヵ月に満たない月日なのですが、２年にも３年にも、もしかしたら５年にも10年にも相当するほどの量感があります。客観的か物理的か数量的かの時間は、意味をなさないのでしょうね。この物語の豊饒さを前にして、自分の言葉の陳腐さが情けなくなりますわ。本のお話。ここまで。

  2007.11.27

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  私の運命線

  あなたの運命戦は、長いですか？　短いですか？　マリアンヌは、歌います♪Moi j'ai une toute petite ligne de chanceMoi j'ai une toute petite ligne de chanceSi peu de chance dans la mainÇa me fait peur du lendemainMa ligne de chance, ma ligne de chanceDis-moi chéri qu'est-ce que t'en penses ?Ce que je pense, quelle importance ?C'est fou ce que j'aime ta ligne de hanche・・・私の短い運命線♪　はかない生命の運命線♪　...（you tubeの画像です)子犬を型取ったポシェットを無邪気に振り回しながら。海岸の林の中でマリアンヌは歌います♪ゴダールの映画、"気狂いピエロ"の大好きな場面です。彼女がその時何を予感していたかは別として、その歌が、まるですべてを予言するように、彼女は、火花のような死を迎えます。そして、ラストでは、ピエロ（フェルディナン）もまた、ダイナマイトを顔にはりつけて、壮絶な死を選びとります。ピエロの顔は青く塗られる。海と同じ青に。･･･すべては溶け込んで行きます。。　　溶ける、溶ける、海へ、永遠へ･･･ どうしようもなくギリギリの愛の世界です赤と青の対比。切なくて悲しいのです。理屈は抜きにして、この映画では、あらゆるシークエンスが気持ちいいような気がします。音の使い方も、ポップな色使いもすべて。鮮烈です。赤は、私の大好きな色でした。バンドをやっていた頃は、お気に入りのステンカラーコートをいつも着てました。テニスサークルのパーティでは、なぜか、よく赤のワンピを着てましたね。きっと、似合う、似合うって言われたからですね。懐かしい大学生の頃。その時は、永遠にそんな生活が続くのだと思っていました。なんて、ぜいたくな時間の使い方をしていたことでしょう。気狂いピエロを観たのも、ちょうどその頃ですね。久しぶりに赤が着たいと思うようになりました。涼しくなったので、もう着れますね。いくつになっても、アニエス

  2007.10.01

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  フィラデルフィア美術館展

  お盆明けのある日。京都市美術館へ。フィラデルフィア美術館展　暑い時は、美術館か、図書館、もしくは映画館がいちばんですね～（とか言いながら、野外の催しも大好きですが。。。）しかし、同じような人が、たくさんいるのですね。結構、混んでました。（汗）フィラデルフィアにあるフィラデルフィア美術館は、近現代絵画は質量ともに、とても充実しているアメリカ屈指の美術館だそうです。今回出展されている作品を観ても、19世紀のコロー、クールベ、マネから始まり、印象派のモネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン、セザンヌ、２０世紀の代表、ピカソ、マティス、シャガール……。モディリアーニの「ポーランドの女の肖像」や、モネの「ル・アーヴルの港」、ルノワールの「ルグラン嬢の肖像」など、一度は、写真集などで目にしたことのある有名な作品ばかりでした。個人的には、主役のルノワールより、マティスや、ブラック、デュシャンの絵画に釘付けになりました。３章の「キュビズムとエコール・ド・パリ」のコーナーです。このコーナーでは、カンディンスキー、クレー、マティス、ドラン、ルオー、デュシャン、ユトリロ、モディリアーニ、シャガールと、私の大好きな画家をたくさん見ることができました。キュビズムの絵画は、理屈抜きでおもしろいと思います。ブラック　“フルーツ鉢のある静物”マティス　“青いドレスの女” 原色の歓びを感じます。写実から、このシンプルな構造に至るまでのプロセスを思うと、マティスは、やはり凄いとしか言いようがないです。もっと驚いたのは、この絵に使われた色の数です。マティスはやはり素晴らしい。マティス　”テーブルの上の静物”クレー　”魚の魔術”下地に色んな鮮やかな色彩を塗り、その上を黒で塗りつぶす。そして削って下の色を出す。 魔術ですね。モネの風景画が、何点か。。。どれもとても美しかったです。一瞬の輝きがいつもそこにあります。”マヌポルト、エトルタ”アンティーブの朝地中海中海の町。木が素敵です。この絵はゴッホの弟テオが所持していたそうです。そう思うと、余計に感慨深いですね。海の向こうの白い町。手前の木々はモネ色をしている。この木に別れを告げてから海を渡ってあの町へ行こう。家に帰って、さっそく、フォトフレームにいれました。彫刻も何点かありました。これがまたよかったのです。　　ドガの　”14歳の小さな踊り子”　　ロダン　”考える人”　　ロダン　”永遠の青春”一番、見惚れたのは、コンスタンティン・ブランクーシの　”接吻”長方形の石灰岩の彫刻です。ひとつの石から二人の男女を彫り上げた作品なのですが、ぴったりひとつの男女がひとつの固体としてそこに存在しています。愛って、こんな形をしているのでしょうか。まさに男女は最初はひとつの固体であったのかもしれませんね。分かれた相手を探し、再び重なり合うのかも。。。あたたかい空気に包まれた愛情に溢れた作品でした。この作品の周りをぐるぐる・・・４回は回って見ましたよ。幸せな気持ちになりました。さて。。。　美術館のあとのランチ“カフェ　ル　フジタ” 藤田嗣治の絵が、飾ってあります。職場近くの関西日仏学館の１階にあり、昔よく訪れたものです。こちらに移って実は、初めてです。（何回か、のぞいてみたのですが、いつも混んでいたのです）同じ絵が飾ってありました。懐かしい。軽めのプチランチ（８４０円）にしました。牛肉のワイン煮込み。家庭的な素朴なフレンチで、とてもおいしいのです。デザートは、ブルーベリーのタルト。紅茶は、アールグレイでした。オーナーのマダムが、私のことを覚えてくださっていました。もう○年前のことなのに。。。また、食べにきますね。ごちそうさまでした。おいしいものを食べると、本当に幸せ♪

  2007.08.21

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  ご恩

  ボナセ～ラ～みなさん、お元気ですかぁ～？Ｍｉｔｔｉは、とても元気ですよ～！　イェイ！今日は、サンガが勝ったのですよね。へへ。。。。ところで、しばらく、ご無沙汰してましたね。でも、便りのないのは、よい便り。そう思っていてくださいね。今週は、忙しかった～　ふぅ。デジカムの写真がどんどん、たまっています。そして、デスクトップのディスプレイには、埃がたまっています。今日は、寝る前に、久しぶりに目にした言葉（祖父の言葉なのですが。。。）をこちらにアップすることにします。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　“一日一読”より。　　　　皆さんは、お父さんや、お母さんの御恩を考へたことがありますか。　　　　いま着ている着物や、洋服は、誰がこしらへて下さいましたか、　　　　今、もつている御本や学用品は、どなたが買って下さいましたか。　　　　お弁当は、どなたがこちらへて下さいましたか。　　　　みんなが寒くないやうに、　　　　よく勉強して立派な人になつてくれるやうに、　　　　お腹をすかさないやうに、　　　　　　お父さんや、お母さんが、一生懸命になって作ってくださたものです。　　　　よく注意すると、みんなのお父さんや、お母さんが、　　　　みんなの着物の中や、お弁当の中にかくれて、　　　　みんなを守っていていて下さるのはないでせうか。　　　　みんなのお母さんは、お家にいらつしやつて、　　　　みんなが、元気にかへつてくるのを待つていて下さるし、　　　　お父さんは、皆さんのことを思ひながら、せっせと働いてくださるのです。　　　　それを思ふと、みなさんの、お父さんや、お母さんは、　　　　皆さんと一緒に、この教室に座っていられるやうにも思へます。　　　　皆さんの体のどこかに、いつでも影のやうに、　　　　お父さんや、お母さんがお守りしていて下さるのではないですか。　　　　それほど、皆さんのことを思っていてくださる父母のご恩は決して忘れてはなりません。　　　　　　　　　　　　明日は、父の日。　　（プレゼントはもう渡したのですが。。。）　メールでもしておこうかと思います。　　　　　　　　　　　　　　 　おとうさん、いつもありがとうございます。 　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アンジェラみたいにおしゃべりな娘　　Ｍｉｔｔｉより 　　　　

  2007.06.16

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  GOAL2

  今日は、お昼前、大雨が降りました。ようやく、小降りになってきましたよ。サンガは、西京極で山形戦。家族の送り迎えがあるので、またまた応援に行けないけど、がんばってね。温サポさんが教えてくださったんですが、ルマンの松井が京都に帰省しているんですって～！ひょっとして、ハーフタイムにコメントとかあるかなぁ。行きたかったです。水曜日のことなのですが、映画を観に入ってきました。昨年のちょうど今頃、ワールドカップが始まる前に観にいったのですが、ＧＯＡＬの続編、ＧＯＡＬ２です。　　　　　　　　　　今回は、主人公がレアル・マドリードに移籍するという設定になっています。前作ニューカッスルの時は、イギリス北部ということで空は濁ってどんよりgrayなイメージが強かったのですが、舞台が情熱の国スペインに移ったことで、イメージがとても明るくなっています。ニューキャッスルユナイテッド（ニューカッスル）から、あの有名なレアルマドリードへの電撃移籍。。。表には、なかなか出てこないサッカー選手としての宿命が描かれています。チームメイトであり仲間であっても全ての選手がライバルになってしまうと言う厳しい世界。ビッグクラブに入ったことで、今までとは全く違った生活になり、パパラッチにはつけねらわれたり、急にいろいろな女性たちに狙われ（？）、そのせいで恋人との仲も険悪になったりと。どんなスタープレーヤーも一人の人間で急に高額な給料と、生活の変化、世間からの注目を浴びると、本人の意思とは裏腹に、価値観が変わってしまいます。大スターになっていく課程の裏でどんな悩み、葛藤変化があるのかをわかりやすく描いています。ティーンエイジャー向きかもしれませんね。この映画のストーリー的には別にサッカーを題材にしなくても出来る映画だとは思います。プロスポーツ選手として成功を収めるサクセスストーリーな内容ですから、他のスポーツでも良かったとは思うのですが、フットボール特有のフィールド感は、他のスポーツにはないものです。出演した実際の選手たち。（ちょっと、時の経過を感じますが）レアルマドリードの選手はほぼ全員でしょう。ベッカム、ジダン、ラウル、ロベカル、ロナウド、カシージャス、グラベセン、セルジオラモス、オーウェン（今はいませんが。。。）それにバルサのロナウジーニョ、メッシ、他いっぱい。アーセナルではアンリやリュングベリも出ていました。オリンピアコス戦にいたリバウド！　久々にリバウドを見ました。それと、ジュニーニョペルナンプカーノもリヨン戦で登場していました。でも、そういったスター選手たちも、脇役に回ってしまうくらい、いつのまにか、主人公のムネスを応援していたりします。実際のレアルも、あと２試合を残して、がんばっていますよね。ベッカムがキープレーヤーになってます。（映画でもそうなのだけど）エストニア戦で、足首を痛めたそうですが、どうなのかしら？？？ここに来て、レアルが盛り上がってきたので、製作者は喜んでいたりして。　　。。。（小さい声で。私はバルサを応援していますね！！！）

  2007.06.09

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  行くしかない！　若冲展に！

  昨日、行ってきましたよ～！金曜日に行って、100分待ちですと言われ、あきらめましたから。2回目の昨日は、気合がはいってました。お休みの日でしたが、6時に起きました！でも、朝食を作ったり、洗濯をしたり、お化粧したりしていると、なんだか遅くなるのですよね。私って。家を出たのは、8時４０分過ぎで、現地に9時過ぎに到着。で、４０分待ち。すごいですよね～若冲恐るべし。９時から、入場できるようになっていたみたいです。やはり、朝早く出て良かったと思いました。列の様子を見ていると９時半までが勝負といったところでしょう。でも、これだけした甲斐はありました。10月のプライスコレクションももちろん素晴らしかったですが、今回は、相国寺にある釈迦三尊像と宮内庁所蔵の動植綵絵30幅が１２０年ぶりに再会するというもの。相国寺承天閣美術館の構造自体、この展示を夢見て構造されたそうです。第二展示室、圧巻です。正面には3枚の釈迦三尊像。左右に15枚ずつの動植綵絵。　　鶏の鋭さと緊迫感。　　おしゃべりしてかのような、雀のさえずり声。　　自分の腕に受け止めたかのような雁の重み。　　　　そして、　　池の生き物たちに、生態系の循環を見ることができます。　　薔薇や、牡丹や、芍薬の花は柔らかく、そこはかとなく匂います。　　蝶の羽音が聞こえ、かすかな空気の揺らぎが伝わってきます。　　冬の空気の冷たさの中に、動植物の温かさを感じます。見回しても見回しても「色の洪水」。細部まで執拗なまでに書き上げられた絵が33枚。若冲の尋常ではないエネルギーを感じました。過去さまざまな美術展で、これだけの豊かな色をみたのは。。。はじめて。。。？思わず、考えこんでしまいました。混雑している会場は、人の動く音も話し声も、絵から聞こえてくる音と同じような感覚に思えました。とても不思議。森羅万象ということはこういうことなのかもしれませんね。自分自身も、会場にいる人たちも、33枚に加えられた絵の一部のように存在しているかのようです。今この瞬間も、すべてがつながっているかのよう。　　　公式サイトより、パノラマプレビュー　　　　　　　　　　　　ポストカード、これはこれで綺麗ですが、残念ながら、実物とは違いますね。　　　　　実物のもつ迫力、そして生だから感じられる微細な描写。　　　　　みなさんに実物を見てもらいたいです。終わって外に出ると恐ろしい事が分かりました。私が入場券を買うまでに待った時間　２、３０分ほどでしたが、　　　　　　　　　　入り口は、左のお堂のず～っとずっ～と奥です。　　　　　　　　　　入場券を買うまでに恐らく１時間　　　　　さらに展示室に入るまでにたぶん30分　　　　　すごいですね。この人気。　　　　　今日は最終日でした。　　　　　恐るべし若冲。

  2007.06.03

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  エルミタージュ美術館展

  ようやく、見にいくことができました。芸術作品にふれることができるのは、とても幸せです。今日は、日中はぐんぐん気温があがって熱かったですが、５月の風は、ここちよく、緑が目にしみるようでした。世界が、きらきら輝いていました。　　　　　今回の展覧会では「都市と自然と人びと」をテーマに15世紀ヴェネツィア派から20世紀絵画までが取り上げられてました。大宮殿にて宝物を拝見するというよりも、小さなサロンで、ゆったりと佳作を眺めるというイメージの展覧会でした。”大”がついているわりには、展示作品が小粒な感じ。最も「エルミタージュ」は「隠れ家」の意味ですから、そのほうが本来のイメージに近いのかもしれません。 目玉は、ゴーギャンでした。チケットや、パンフに印刷されているからか、近寄れないほどの人だかりでした。でも、私は、ゴーギャンってどうも好きになれません。私は、マティスや、マティスをとりまくフォービズム系の画家たちの作品にどうしても、目が吸い付けられてしまいます。ヴラマンクやドラン。こちらは、アルフレッド・ヘンリー・モーラーです。彼もマティスと交流があったようです。　　　　　　　　　　”カフェにて”　　　　　　くつろぐ人々の様子を建物の上から描写しています。　　　　　　視点がとてもユニークです。そして、印象に残ったのが、１9世紀ベルギーの画家ギュスターヴ・ド・ヨンゲの作品です。　　　　　　　　　　　　　”変わりやすい天気”　　　　　　　窓の外に目をやり、この服で大丈夫かどうか、　　　　　　　空模様を確かめ、ランデブーが雨で台無しにならないか　　　　　　　心配しているところなのだとか。。。　　　　　　　　　　　　　　単なる空模様だけではなく、人の心のうちをも表しているようです。　　　　　　　　　　　　　”散歩の後　”　　　　　　　若い女性はまどろんでいるのか、恋の思いに心を馳せているのか　　　　　　　どちらともとれるようです。　　　　　　　繊細な白いドレスに青いリボンのコントラストが可愛く、とても素晴らしいです。　　　　　　　ホイッスラーの白を思い出しました。さりげない日常の姿を美しく描き出す画家だと思います。ともに光の表現が素晴らしいとても透明感があって惹き込まれました。エルミタージュ美術館のエッセンスを網羅したというよりも魅力的な絵画作品を紹介するといった感じを受けました。そして、主人とお茶。アールグレイをポットで。　　　　　　　　　　　　おいしかったです。

  2007.05.08

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  パリ　ジュテーム

  今日は、ボンソワール♪私は、忙しい時に限って、さらに予定をつめこむ傾向があります。それで、最後の最後にしわ寄せがくることが、多々あります。でも、忙しさを、ほんのつかの間でも忘れるような時間の使い方なら、いいですよね。バレエの発表会の打ち合わせのミーティングを途中で抜け出して、映画館へ。ふふ。現実逃避です。以前から話題になっていた、　　　　　パリジュテームをようやく観に行ってまいりました。　　　　　　　　　　パンフレット　可愛いです。パリジュテームは１８話のパリの街角のさまざまな恋や愛…約５分の短い１８本の短篇からなっています。話が次々に展開します。お話がどうだったかと、解説するのはよしましょう。大切なのは、こういうスタイルですね。この映画に関わった総ての人のＰａｒｉｓ、観る観客もそれぞれ自分のＰａｒｉｓに思いを馳せることができます。私も、自分のＰａｒｉｓ、パリに恋した瞬間、映画のようにパリに恋した、たった５分の瞬間を考えながら映画を観ていました。そうパリってこんなところだったなぁ。パリは愛の街ですね。さらりとオシャレで観終えた後に、なんとも不思議な暖かさがあります。それでいて、甘過ぎず、少しだけほろ苦さのある感じです。何もかも忘れて、パリに飛んでいった、1時間半でした。あ～　またいつか、パリに行きたいな～　　　　　　　

  2007.04.27

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  古代への情熱

  お久しぶりです。書きたいことがいっぱいたまっているのですが、あわてずゆっくり更新したいと思います。パソコンの前に座っていることができる時間は限られていますからね。今は、ローマｖｓサンブドリア戦を観ながらです！今のところ、勝っています。さて、昨日は、ある見学会に行ってきました。　　　　　　　　こんな感じ。何の見学会？　わかりますよね。ふふ。　　　　　　　　じゃ～ん。竪穴住居跡ですよ。実は、私が今住んでいるところ一帯は、○○○○遺跡とよばれ、弥生時代から、古墳時代を中心とした、集落跡があちこちで見つかっています。かなり大きな集落だったようですよ。庭を掘ったら、何かがみつかりそうです。ちょっと掘ってみようかしら。　　　　　　　　これが、竪穴住居の柱の跡。4本の柱で作られていました。この遺跡は、１９７４年に実施された地下鉄の北進工事で、見つかりました。旧石器時代から、縄文時代、飛鳥・奈良時代から平安時代以降の遺物が見つかっていて、かなり長期にわたる遺跡であることがわかってきたようです。　　　　　　　　　　６０００年～７０００年まえの石さじ。　　　　　獲物の皮をはぐための道具だそうです。　　　　　　　　　　　　　　　土器。触らせてくださいました。意外に軽くて薄い。こうして、住居跡をみてますと、それほど、遠い昔のことでもないのかとも思えてきました。もっと、奥深いところに存在しているのかと思っていたのです。何人ぐらい前なんだろう。自分の祖先って。600人ぐらい前？中学の頃読んだ、シュリーマンの古代への情熱を思い出しました。　　　　　　　　　　ギリシャ神話を信じ、一生をかけて古代トロイ遺跡の発掘に成功した　　　　　シュリーマンの著作です。　　　　　どちらかといえば、彼の語学習得法が印象に残っていたりしますが。。。（笑）邪馬台国論争が盛んに行われてますが、結論はでませんし、当分出そうにもありません。邪馬台国の所在を特定するためには、考古学上の発掘による実体確認が必要です。遺跡は土地の下に眠っており、当然土地はその所有者がいて、偶然性に期待しなければならないのですよね。古事記や、日本書紀も政治的に構想された偽書ですね。ただ、激しい時代変遷の中で、次々失われていく風俗・伝承というのは、時の積み重ねの中で抽象化・不明瞭化はされてきているもののより人々の暮らしに裏打ちされているという重みを感じます。実際にシュリーマンの発掘は、その後の発掘で、シュリーマンの夢想したトロイ遺跡では無かったのですが、神話・伝承が、歴史的事実の裏付けを持っていたことを実証した功績は、賛辞されるべきものだと思います。残念なことに、近年、非常に豊かになったと思われた日本の旧石器時代の情報の多くは、一人のアマチュア考古学者の捏造発掘によるものであったことがわかりましたよね。このような捏造ニュースが伝えられると、考古学に関する興味が失せてしまいがちですが、真実の過去を求めて、負けずに、掘り下げていくことは大切なのかもしれません。最近、あの友人夫婦が近所に土地を購入しました。（ほら、以前からＭｉｔｔｉブログを読んでくださっている方は覚えてくださっているかしら。）　夫婦で入院した夫婦です。入院のために、ご主人は廃業されたのですが、人生の再出発に向けて自宅の近所で開業されることにされたのです。ご夫婦で力を合わせて。そのお話を聞いて、とてもうれしかったです。一時はどうなることかと本当に心配しましたから。本当に。人生、どんなことが起こっても夢は忘れない。こちらが勇気づけられますね。何歳からでも再出発できるのです。いつまでも情熱は忘れたくないものです。ここで終わっておけば、きっと美しいのでしょうね。ところが、またお話の続きが。。。普通の住宅だと、建築の時、それほど掘らないのですが、鉄骨や鉄筋にすると、その下の遺跡がみつかることが多いみたいです。そうすると、自費でその調査をしなければならないと嘆いていました。古代への情熱、夢の実現もお金がかかりますね。

  2007.04.15

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  不都合な真実 ～手袋がいらない京都の冬

  今年の冬はほんまに暖かかったどすねぇ。"暑さ、寒さも彼岸まで"という言葉があてはまりまへん例年やったら、３月１０日の、奈良の春日大社のお水取りまでは、まだまださぶいな～とみんな言わはるんどすが。今年はそんな声も聞きまへん。なんでかと言うたら、もう春が来たような陽気やから。京都の冬は底冷えするんどすが。手袋もいらへんかったわぁ～おかしな冬どした。。。　　　　　 　　　　　　　　 　　　　　　　　　不都合な真実　　　　　　　　　　　inmotion さんに教えていただいた本です。　　　　　　　　映画も公開中です。 地球は長い歴史の中で、何度も氷河期と間氷期を繰り返しています。だから、人間が何もしなくても、地球は何もしなくても、自然に熱くなったり冷たくなったりするわけです。現在の地球温暖化もそうした自然のサイクルの一環なのだと主張する人もいます。しかし、この本を読んでみて、データや写真とともにいくつかの事実を突きつけられると、現在の温暖化はとても自然なサイクルの中には収まり切らない、不自然で人為的なものであるということがわかります。それでも「温暖化はない」「温暖化は深刻な問題ではない」と言い続けられるのかしら？著者は、長年、人間の経済活動による地球温暖化に警鐘を鳴らしてきた、米国の政治家、アル・ゴア氏です。クリントン政権では副大統領をつとめましたね。この本は、単に環境保護を主張する本ではなく、ゴア自身が、どうして地球環境保護に興味を持つようになったかという回想部分も含まれています。とても情熱的な人だと思いました。政治家が本を出す場合、なんらかの政治的な行動と結びついていることが多いので、ゴア自身が今年の大統領選挙に出馬することを念頭に置いて、執筆した可能性は否定できないのですが。。（Mittiはまた余計なことを言ってしまいましたが、聞き流しておいてね）不都合な真実「An convenient Truth」というタイトルの通り、人間にとって、不都合なことはたくさんあります。特に政治と経済が一体化した世界では、「利権」が中枢におかれ、その妨げになるものは「悪の中枢」として、叩かれる運命にありますから。希少価値となりつつある化石資源の奪い合い、さらにそれらで利権を蝕む人たちがいる以上、地球の健康は蝕まれていくのでしょうね。写真やイラストが多く、まるで写真集のようです。美しい造りの本ですが、これまで「不都合」だから、と隠されてきた、または目を覆ってきた「真実」を淡々とパワフルに伝えてくれます。　　　　　　　　　　氷が解けると、ホッキョクグマは、溺れ死んでしまう。　　　　　「私たちには何ができるか。どうすべきか」を伝え、「もう手遅れだ」ではなく、「まだ間に合う。変えていこう！」という力強いメッセージと希望を与えてくれる本です。私たちが直面しているのは警鐘をならすべきことだけでなく、希望を持つことでもあると。。。危機という中国語は、危険と機会という意味だそうです。だから、ある意味温暖化の危機は、危険とともに、人間にとって、かつてないほどの挑戦の機会も差し出しているのです。あなたにできる１０のこと。（本より、抜粋です）　　　　１　Change a light - 電球を替える。 　　　２　Turn off engine - エンジンを切る。 　　　３　Recycle More - もっとリサイクル。 　　　４　Check your tires - タイヤの空気圧をチェックする。 　　　５　Use less water - 節水。 　　　６　Avoid products with a lot of packaging - 過剰包装なものは買わない。 　　　７　Adjust your thermostat - 冷暖房の温度を調節。 　　　８　Plant a tree - 木を植える。 　　　９　Be a part of the solution - 行動を起こす。 　　　１０　Encourage your friends to see An Inconvenient Truth - 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　『不都合な真実』を友だちに勧める。 　　　　　　　というわけで、、、おすすめします

  2007.02.23

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  J'taime ... J'taime ... J'taime ...　

  カララ夫人、夜のパリの街を探索 電話で恋人のジュリアンに犯行の決行を促すフロレンスのアップ 先日、テレビをつけて、ＤＶＤで寝る前のワークアウトをしようと思っていたら、うっとりするようなジャンヌ・モローが画面に。。。今までに、何度か観たことがあるのですが、思わず、最後まで観てしまいました。　　　　”死刑台のエレベーター”　ルイマル監督マイルス・デイヴィスのあの音楽にも、引きずり込まれるのでしょうね。美しい夜のパリの街。　美しいフロレンスがハイヒールで歩き回る夜のパリ。　　今度は、こんな髪型にしようかな。。。ところが、カララ婦人の夫である社長を殺害した後、モーリス・ロネ（ジュリアン）の歯がゆいほどのうっかりミス、殺人の証拠となるものを忘れて、エレベーターの中に閉じこめられます。ナイフでエレベーター内のパネルを外しますが、ドアを開けることができません。　でも、この焦りがなんとなく間抜けに見えてしまうのは、その後いろんな映画で登場したエレベーターもののアクションで、とても、簡単に脱出するヒーローたちを見て来たから？ダイハードでもありましたね。　　　　Ｍｉｔｔｉは、映画の観すぎかもしれません。　　　　夢でエレベーターに閉じ込められることがよくあります。　　　　また、エレベーターが暴走して、止まらなくなる夢とか。　　　　とにかく、エレベーターは恐怖です。でも、そんないろいろな映画を観た後でも、何度観ても素晴らしいと思えるのは、ストーリー展開の面白さ、登場人物の心理描写、音楽、そしてカメラワーク非常に凝っていて、全てが調和しているからでしょうね。見事なタペストリーのような映画です。モノクロ映像でしか現わせないだろうと思える光と影の効果。（フィルムノワールの特徴ですね。）真っ暗なエレベーターの中で焦燥に満ちたジュリアンの顔を照らすライターの光、髪に火をつけエレベーターの中から投げ入れた光・・・光と影のシーンは限りなくありましたが、やはり何といっても極めつけは現像液に浮かび上がった写真の光と影ですね。すべてが明らかになるこのシーン。いつ観ても印象的です。今日もちょっと夜更かししてしまいました。みなさま、おやすみなさいませ。　　

  2007.01.20

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  待ち行列理論

  お正月のおせちに飽きてしまったので家族でラーメンを食べに行った時の話。わ～すごい人～あと、どれぐらいかかるのかしら。中に入って食べられるまでは。というと、主人が時計をみて、２時３０分～といいます。（その時、1時45分でした）ほんまかいな～と心の中で思っていました。（よくないですね。疑い深い悪い妻です。へへ）。。。どうしてわかったのでしょうか。実は、ラーメンの待ち行列にも、待ち行列理論があてはまるそうです。平均待ち時間を求めるための理論です。店に入っていくお客、あるいは、離れて行くお客を観察します。すると、一人の客が店を離れてから次の客が離れるまでの平均時間がわかります。１分４０秒ぐらいだったそうですが、それをスループットレートというそうです。３分ちょっとあたりで一組のカップルが出ていったり、６～７分でカップル二組とか。（それにしても、カップルが多いな～この店。うちもカップル一組いますが。　こぎれいで席もゆったりしているので子供を連れていくのにいいのですよね。）ラーメン屋のサービスを、平均して一人当たり１分４０秒でお客が離脱していくサービスシステムととらえるのですね。そして、単純に、行列の人数にスループットレートをかけると、待ち行列が何分後に無くなる、つまり、食べられる順番がいつ来るかがわかります。Ｍｉｔｔｉ達の前に２７人ほど並んでいたので　　２７人×１分４０秒（１００秒）＝２７００（秒）　　　　２７００÷６０＝４５（分）ということで、本日の待ち時間は45分。。。この理論は、インターネットや電話回線網の設計、ネットショッピングで人が大勢アクセスした時のサーバの設計。高速道路の料金所の待ち時間予測、つまり、渋滞の時間予想。などに応用されているそうです。ネットワーク設計理論。大学1年生で習うそうですよ。おもしろいですね。ちょっと、勉強になりました。この日は、食べ歩き？の日で、たこ焼き、たい焼き、豆乳ドーナツを立て続けに、食べたのですが、待ち行列のおかげで、お腹もすいてきました。そして、なんと、ほぼ予定通り、2時30分にお店の中にはいることができました。そして、食べたのが、このラーメン。　　　　　　　　　　おいしかったです。山頭火、しおラ～メン　　　　　ごちそうさまでした。　　　　　たまには、こんな本も読んでみよう。。。な～んて。

  2007.01.09

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  ルーブル美術館展

  京都市立美術館で開かれてました、　　 「ルーブル美術館展　-古代ギリシア美術・神々の遺産-」 　　世界初という空前の大企画。　　　　　ルーヴルは、今まで10点以上の作品を貸し出したことがないので、今回134点の作品の貸し出しは例外だそうですが。。。2008年完成のルーヴルのミロのビーナスホールの改装工事のため今回の空前の大企画が実現したそうですよ。10月に一度、観に行った　のですが、最終日の昨日、近くを通りかかったら、やっぱり、どうしても、もう一度、ギリシャの神々に会いたいという衝動にかられ、吸い込まれるように中に入ってしまいました。もう一度見たかったのは、　　　「アルルのヴィーナス」　２ｍ２０ｃｍ　　　　　背中のドレープや、指先など細部までもが見事。豊満な肉体、微妙な柔らかい肌の曲線、その下に潜む脂肪の弾力までも感じることができます。身につける布の重み、襞、揺れ。まるで風にふんわりとなびいているよう。。。二千年前にすでにこの作品が存在していたなんて、信じられませんが、現に、私たちの目の前に存在していると思うと、人間はその頃からほとんど変わっていないのかしらと思ったり。今にも動き出しそうな石造は、リアルなだけでなく、美しく、そして創作者の意思を感じさせます。これらの彫刻を生み出した彫刻家たちが、取り付かれたように石を削る姿を想像してみました。そこには時代を超えて変わることのない芸術への探求があるのでしょうね。彫刻自体の素晴らしさだけでなく、大理石の質感にも惹かれるものがあります。特に大きな彫像はよく見ると一つの彫像がいくつかの色に分かれていて、これは、ギリシア時代に制作され、その一部（鼻や腕や足）が壊れローマ時代に補修された結果、また後世（特にフランスへ渡った時）に補修された結果、色が異なる大理石を使用するために生じるそうですが、ところどころ、キラキラ輝いているのですね。彫刻は絵画と違って、作品そのものの中から色々な世界を見つけ出すのでなく、彫刻の先にあるモノを見つけるのではないかと思いました。アルルのヴィーナスを見て、思ったことはそのヴィーナスの目の先に見えている景色。　　　何が見えているのかしら？　　　　それを見て何を想っているの？　そんなことをふと、考えさせられました。絵画の場合はその絵の中に自分が入っていって、色んなストーリを見つけていく。つまり本当に作品に引き込まれていく感じなのですが、　彫刻は、またそれとは違う世界観がありますね。　あらゆる神話に基づいた藝術の成り立ちは、時代や国を超えて、建築、絵画、音楽、文学、演劇にまでも大きな影響を与え続けてきました。昔にさかのぼればさかのぼる程、そういった「神々」が、人間にとって必要不可欠な存在でした。その後、１８世紀～２０世紀にかけての産業革命や急速な科学の進歩、たて続けの世界大戦などによって、その存在はぼやけたかのように見えるものの、私たち人間の心の中からそのような、超現象や、壮大な存在に対する憧れ、死の世界に対する好奇心や恐れ等の想像が完全に消え去る事はなく、それは、いつも隣り合わせにあるものなんだなと。二千年前のヴィーナスを見て感じたのでした。

  2006.11.06

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  若冲をみました！

  Ｆ１ブラジルグランプリに気をとられているうちに、伝統の一戦、レアル　×　バルサ　を見逃したＭｉｔｉｉ。。。時間はいくらあっても足りませんね。（笑）国立近代美術館で行われている、伊藤若冲の展覧会にようやく行くことができました。　　　　　以前から、かなり楽しみにしていた展覧会です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　伊藤若冲は、江戸中期、18世紀の京都に生きた画家です。20代の後半、狩野派の絵師に絵を学んでいましたが、主に日本や中国の古い絵を写したものをさらに写すという狩野派に学ぶことをやめ、独りで描き始めたそうです。そこで、家の庭で鶏を飼い、その生態を観察し、花や樹、鳥や虫の観察に日を過ごすようになったようです。自分の眼で見たものを描く。他国の人の眼ではなく、自分の眼で見る。そんな伊藤若冲の心が、その誇るべき独特の絵を生んでいったのかもしれません。江戸時代に描かれたとは思えないほど、ポップな画風。本当に、こんな絵、今までみたことがなかったというのが率直な感想です。まるで、コンピューターグラフィックスのよう。。。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鳥獣花木図屏風モザイク画、升目（ますめ）描きと呼ばれ、近年注目を集めている作品です。鳥や動物たちの楽園といった印象を受ける楽しさと、描法のユニークさが魅力的でした。一双で升目の数は、約86,000個だそうです。近くで見ると、四角の中にもまた四角で色が塗ってあり、さらにその面積がだんだん変化する事により、色の濃淡を付けています。すごいです。そこまで計算して描くのは至難の業だと思います。色彩計画を最初に緻密にやってから描いたのか、色彩感覚が優れまくっていて、そんなものは必要なかったのか。奇才という言葉がぴったりあてはまります。　　　　　そして、この絵も気に入りました。　　　　　　　　　　紫陽花双鶏図若冲が得意とした鶏図の代表作。とても幻想的な感じすらうけました。極細密の技術が非現実の世界に不思議な生命感を生み出しているからでしょうか。とても、精密です。言葉を失うくらいの美しさでした。時の京都はまさにルネッサンス。若冲以外に、円山応挙、曾我蕭白、長澤蘆雪、与謝蕪村、池大雅と日本絵画をあまりよく知らない私ですら、名前を聞いたことのある人々が同時期にしかも近所に住んでいたのですからとんでもない時代ですよね。そんな天才絵師たちがまさに活躍していた時代だからこそ、生まれたのが若冲だったのかもしれません。この絵を見る限り当時の日本の絵画は、世界に引けを取らないむしろ、逆に最先端を行っていたのではないかと思いました。久しぶりに、すごい絵を見たという感じです。　　　　　　　　　　　　　　皆さんも、是非日本に帰ってきている間にご覧くださいね。みないと、損ですよ。　　　　　　　　　　竹林

  2006.10.23

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  Ｍｉｔｔｉ は、Ｍｉｔｔｉ　である。

  朝方サッカーの観すぎで、眠いです。　これがＭｉｔｔｉ。。。　こんなこと、いつまで続けるつもりでしょうか。でも、みないと、スカパー契約してるのに、もったいないですからね。と、Ｍｉｔｔｉ。。。そんな、Ｍｉｔｔｉ、大好きな映画をひとつ、紹介して、おやすみすることにします。　　　　　 　　　　　　“女は女である”　　　　1961年ゴダール作品。いつ観ても、何度観ても楽しめる映画のひとつだと思います。 「子供が欲しいの」と言うアンジェラ、「子供はいらない」と恋人のエミール。なんとかしてエミールを説得させようとあれこれ頑張るけなげなアンジェラ。とても、キュートでコミカルな作品です。なんと言っても､アンジェラ役のアンナ・カリーナがかわいすぎるのです。！！ ところどころ、ププッと笑えます。理屈ぬきに、くるくる動くアンナのかわいさを楽しんだり、色彩を目に焼き付けたり。。。この映画では彼女のファッションやインテリアがとてもおしゃれで時代を感じさせません。アンジェラが、赤いカーデガンを後ろ前に着ているところもなんだか憎らしかったり。フレンチなアパルトマンもとても素敵です。！そして、見終わって思うのはタイトルの妙。『女は女である』という一文の中に、この映画の魅力が集約されているように思われます。女は、女であり続けるということ。。。　彼女は、「女」の一代表として、エミールそして総体である「男」の代表に挑んでいるのですよね。「子どもが欲しい」という、母性に目覚めたんだかなんだかわからない唐突な宣言によって巻き起こされたてんやわんやの出来事はすべて、アンジェラは女、女は女であるというトートロジー（同じ言葉を繰り返すということ）によって、すべて説明できるのですね。難しいこと考えずに、生き生きとしたアンナを思う存分みれるのがこの映画のすばらしさかな？　そんなわけで、今日のまとめは、　　　　　　Ｍｉｔｔｉは、Ｍｉｔｔｉである。　　　　　　　　　　　ブログをはじめて、8ヶ月になりました。　　　　　　　　　　　　　　　これからも、どうぞよろしく。　　　　　　　　　　　　おやすみなさい　

  2006.10.19

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  きょうは。。。

  　　　　きょうはなんにち　　　　　　　　きょうは毎日だよ　　　　かわいいひと　　　　きょうは一生だよ　　　　いとしいひと　　　　ぼくらは愛し合って生きる　　　　　ぼくらは生きて愛し合う　　　　　ぼくらは知らない　生きるってなんだろう　　　　ぼくらは知らない　日にちってなんだろう　　　　ぼくらは知らない　愛ってなんだろう　　　　　　　　　　　　　　　　　（大好きなプレヴェール詩集より　 “唄”）　気持ちのいい、朝ですね。　みなさ～ん　お元気ですか～　今日は、わたしにとっては、毎年毎年、やってくる節目の日です。うふ。　素敵に歳を重ねていきたいな～　歳をとるのはこわくない。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｍｉｔｔｉ　　○歳（）　１０月１５日　　　　　　　　　　　　うちの庭の様子。　ハナミズキが、真っ赤な実をつけてます...　　　　　　　　　　　

  2006.10.15

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  失われた時を求めて

  手が空いた時には、本を読みます。家事の合間、電車で移動中。就寝前。。。今、読んでいるのは、“失われた時を求めて”若い頃に読んだことがあるのですが、この本は、何回も読みたくなります。この小説のあまりの長さ、世界観の大きさのために、全巻を読み終わったときには、自分が今生きている人生の外のもうひとつの人生を経験したような不思議な感覚に包まれたのを覚えたいます。映画を観て涙を流すような感覚とはまた違う、自分の記憶の中を何かが駆け抜けて、それに誘いかけるような幸福感です。何かに、疲れた時、この美しい本を開くと、日常とは別の美しい音楽のような世界に入ることができます。語り手は育ちの良い青年で、大貴族のサロン、普通の貴族のサロン、ブルジョアの社会、庶民の社会を結構自由に行き来してさまざまな人物に会い、観察をしています。感受性が鋭く、芸術に造詣が深く、自分でも小説を書こうとしますが、体が丈夫でないのと精神的に不安定なので書くことができないという青年像です。作者プルーストの文体は長くて説明的で、物事はなかなか前に進んでいかないので最初にこれを読む人はかなりフラストレーションがたまり挫折してしまいそうになりますはっきりいって退屈。しかし、そのゆっくりとしたペースと作家の深い思考になれてくると、すばらしくゴージャスな読書の体験にへと変わっていくのです。。 過去の記憶が、いかなる過程をへて、私たちによみがえってくるか、それとも永遠に失われてしまうかという少々哲学的なテーマが小説全体に流れています。物語は、ふと口にした紅茶に浸したマドレーヌの味から、幼少期に家族そろって夏の休暇を過ごしたコンブレーの町全体が自らのうちに蘇ってくる、という記憶を契機に展開していき、その当時暮らした家が面していたＹ字路のスワン家の方とゲルマントの方という二つの道のたどり着くところに住んでいる二つの家族たちとの関わりの思い出の中から始まり、自らの生きてきた歴史を記憶の中で織り上げていきます。織り上げていくという言い方がこの小説には、ピッタリしれません。ところで、“失われた時を求めて”ファンにははずせないサロン・ド・テがあります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（とここで、また急展開のＭｉｔｔｉブログ）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　以前に少し紹介したことがありますが。。。　　　　　　　　「オ・タン・ペルデュ Au Temps Perdu」という名の、フランス惣菜店＆サロンドテです。　　　“失われた時を求めて　A la recherche du temps perdu ”のファンには　　　　　　　　　　　　たまらない名前ですね。うふ。　ここには、おみやげ用にマドレーヌがあるのがさすがなのですが、一度木箱入りを買って帰って箱を開いたら、感動してしました。なんと、ハーブティ入りなのです。それも本の中に出てくるティユール（菩提樹）のハーブティが入ってます。本当にちゃんと原作を尊重してこの店名をつけられたんですね・・・。すごい。本の中で、語り手がマドレーヌをお茶に浸して食べた時に記憶がよみがえる場面、　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（以下は抜粋です）　　　　　“その時、一気に思い出があらわらた。　　　　　　この味、それは、昔コンブレーで日曜の朝　　　　　　（それというのも日曜日にはミサの時間まで外出しなかったからだ）　　　　　　レオニ叔母の部屋に行っておはようございますを言うと、　　　　　　叔母が紅茶か菩提樹のお茶に浸して差し出してくれた小さなマドレーヌの味だった”この部分を読むたびに、私自身の歴史も、積み重なっているせいでしょうか。読むたびに新しい発見があるのはそのためかもしれません。お茶というのは tilleul（ティユール＝菩提樹）のアンフュージョン（ハーブティ）。これを踏まえられた上での、このマドレーヌセットなわけです。　　　　　マドレーヌは焼き色も美しく、古典的なお味です。木箱がまた素敵♪　　　　　　　　　　コメルシー風マドレーヌと風情ある文字で描かれています。　　　　　マドレーヌ６個とお茶入りで1000円。　　　　「オ・タン・ペルデュ」　　　　　　　　京都市左京区岡崎円勝寺町６４ パークハウス京都岡崎有楽荘１Ｆ 　　　　　　　　　　　　　（仁王門通り神宮道西入ル、南側の白川沿い） 　　　　　　　　　電話075-762-1299　11：00～20：00　月曜休み 　　　持ち帰りできるサラダやパテやキッシュなどお惣菜もさまざま揃っていて、　　　店内のサロンでもいただけます。ほんと粋です。オススメ♪

  2006.10.13

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  ル　フジタ

  今日は、藤田嗣治展に行ってまいりました。平安神宮の鳥居の横にあります、国立近代美術館です。　　　　　私が、はじめて彼の絵をみたのは、職場の向かいの関西日仏学館にあったル　フジタというフレンチレストランででした。一週間に一回はランチを食べに行っていたと思います。一歩入ると、フランスかと思うような雰囲気がとても気に入っていました。その頃、京都でパリを感じることができる数少ない場所のうちのひとつでした。フランス語もほんの少しだけ、ここで習っていましたしね。とても、懐かしいです。藤田の絵は、各地の美術館にも少しずつあり、その後、あちこちで、見ましたが、今回の様に多くの作品を一堂に見たのは初めてでした。　　　　　展覧会に出品された作品を一通り見歩くと、藤田の人生の波乱万丈ぶりが手に取るように分かりました。藤田においては、絵こそ「人生の縮図」であったのかもしれません。1913年に渡仏した藤田は、エコール・ド・パリの画家として知られています。藤田独自の「乳白色」の美で人々を魅了する作品をたくさん描いたのもこのころ。その不思議な雰囲気を持つ裸婦の前には、美しい白磁の器をみるようです。私は、なんと言ってもこの時代の藤田の画風が好きですねしかし、藤田の人生はそんなに単純には終わりませんでした。世界恐慌や第二次世界大戦の時代になり、人生の大転換を迫られます。日本に戻ると、やがて戦争画を描かざるをえなくなります。そして、戦後は、日本を避けるように再びパリで生活します。まさしく波乱万丈の人生ですね。見終わった時、彼の人生を一緒に歩んだような気がしました。　　　　　　　　　　常設展もあわせて、じっくりと観ると半日はかかるかもしれません。見終わった頃には、閉館の時間となってしまいました。　　　　　本当は、この後は、カフェ　ル　フジタ　かオ・タン・ペルデュでお茶をしようかと、思ったのですが、夕食の支度の時間が迫ってきましたので、家路につきました。　　　　　オ・タン・ベルデュを横目で見ながら、白川沿いに散歩しながら家路についたのでした。また、今度紹介しますね。私のお気に入りのお店です。　　　　　　　　　　白川

  2006.07.22

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  "雲の中で散歩”

  昨日は、深夜に久しぶりにテレビ映画を観ました。キアヌ・リーブス主演の映画で、“雲の中で散歩”これは、とてもアマ～～イ恋物語でした。最近、ピッチでの戦いのドラマばかりを観ているせいか、なんだか新鮮でした♪　　　　　　　　　　　この映画のキアヌ・リーヴスはいいです。！役自体、とてもいい役なんですが、彼自身の魅力もよく伝わってきます。これは、おそらくキアヌ初のラブストーリーだと思います。とにかく映像がとても綺麗で、キアヌも若くて美しいです。昔のイタリア映画のリメイクらしいですね。こういう映画に、もっとキアヌは出るべきではないかと思います。キアヌの相手役、アイタナ・サンチェス＝ギヨンというイタリア出身で、スペインで活躍している女優さんも、とても綺麗ヴィヴィアン・リーを思い出しました。「ハンニバル」にも出てたジャンカルロ・ジャンニーニとアカデミー賞俳優アンソニー・クインも出てるし、なかなかの豪華キャスト映画ですね。 簡単に書くと、舞台は第二次世界大戦後のメキシコの葡萄園。 ポール（キアヌ）が戦争に行く直前に結婚した妻の元へ戦争が終わって帰ると、 妻の愛がすっかり冷め切ってしまっていることに気づく。 ポールは出征前のチョコレートセールスの仕事をするために汽車に乗って、 そのなかで美しい女性ビクトリアの出逢い、彼女に惹かれる。 ビクトリアは妊娠中だが、相手の男に捨てられて深く傷ついていた。 彼女はメキシコで葡萄園を営む上流階級の家の娘で、 厳格な父親にこのことが知れれば大変なことになる、許してもらえないという。 彼女に同情したポールは彼女の夫と偽り、一緒に彼女の実家へと向かう。 父親は激しく怒るが、父親以外の家族はポールのことを暖かく迎えてくれる。 一日だけ彼女の夫を演じて去るつもりが、 彼女の家族の暖かさに触れ、もう一日彼女の家にいて夫のふりをすることにする。 ポールとビクトリアはお互いに惹かれあっていることに気づくのだが、 ポールには妻がいるし、ビクトリアのお腹の子供はポールの子供でもない…あらすじは、ざっとこんな感じですわ。　よくありがちな話なのですが、いい話でしたよ。主な話の舞台は葡萄園なのですが、すごく映像が美しいのです。幻想的な葡萄園の風景、ビクトリアの家の外観、内装などの美術や、衣装もとても美しくて、それを観るだけでも楽しいかもと思うくらい。中南米の陽気な音楽としっくりとあって、物語をさらに浮き立たせています。どこか、風とともに去りぬを彷彿とさせるようでもありました。たぶん、いつまでも映像が残るタイプの映画ですね。キアヌ・リーブスは今や未来SFもののアクション映画のヒーローですが、（マトリックスは、大好きな映画です）私的にはこんなラブストーリーの彼も素敵だなと思いました。 　　　　ヘリテージ、２番花が咲きました。　　　今日は、ドイツとスウェーデンですね～～～　　どんなドラマが待っているのでしょうか。ドキドキ　

  2006.06.24

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  映画　｢GOAL｣

  朝から、サッカー三昧の昨日は、映画“GOAL”を観にいってきました。平日の朝ということで、とても空いていてラッキーでした。なぜか、舞妓さんが３人、観に来たはりました。サッカー好きなのかしらん。。。　　映画史上初となるFIFA公認のサッカー映画3部作の第1弾です。プレミアリーグの名門ニューカッスル・ユナイテッドを舞台に、無名の新人選手の成長と、彼を支える人々との絆を描いた青春サクセスストーリー。主演はメキシコの若手注目株クノ・ベッカー。ベッカム、ラウール、ジダンらスター選手も登場していました。第2弾が製作中（レアルマドリードが舞台）第3弾は実際のW杯で撮影されるそうです。中田も出演するそうです。単純に言えば、よくあるサクセスストーリーかもしれませんし、ロサンゼルスの草サッカーから落ちぶれたスカウトの目にとまり、プレミアにいけるなんて誰も想像しませんよね。　しかし、発展途上国で育ったサッカー選手の中には、貧しい家庭で育ち、苦労してスター選手になった人がたくさんいます。この映画を観ていて、セゾンカードのCMでのロナウジーニョを思い出しました。“サッカー＝夢”そのものでした。 作品の舞台がブレミアリーグということもあり、イングランドの美しい浜辺や、熱狂的なサポーターでいっぱいのパブもでてきます。　　“この町では、サッカーは宗教なんだ”　という言葉が印象に残っています。ひとつの都市に２つサッカークラブがあるところもありますが、ここニューカッスルはこのクラブのみなのですね。それがまた主人公を盛り立てる要因になっているわけです。そして、またBGMにオアシスの曲がとてもマッチしていたのが印象的です。　　　　華やかなワールドカップの裏では、いろんなドラマがあるのだと再確認。純粋に感動できるとてもいい映画でした。

  2006.06.01

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  北京故宮博物院展

  今日は、美術館｢えき｣に北京故宮博物院展を見に行ってきました。　　　　　　　　　北京故宮博物院は世界有数の博物館で、1987年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。また、明･清両朝のお城であった旧紫禁城内廷をそのまま博物館として活用しています。清王朝で、半世紀にわたって、政治の実権を握った西太后。中国王朝最後の皇帝となった溥儀。西太后は、試験で宮廷に入り、皇帝の長男を産んだ功績で皇后に次ぐ地位を与えられました。皇帝の死後は、垂簾聴政の間で皇帝の後ろの簾越しに政治を指示し、政治の実権を握ったということで有名ですね。この垂廉聴政の間が復元されていました。展覧では、そういった政治権力を握っていた姿だけでなく美を追求した女としての姿を垣間見ることができました。花が刺繍された普段着。真珠を磨いて作った粉。西太后は美顔のためにこの粉を飲んでいたそうです。「西太后に関しましては、美や食に執念のようなものを持っていたのだろう｣と言われています。彼女の素顔が見えてくるようでした。　　　　　　　　　　　　そんな西太后が皇帝として指名したのは、当時わずか３歳だった溥儀でした。展示されている溥儀の礼服からは、幼くして皇帝になった溥儀の姿が見えてきます。時代に翻弄されて一生を終えた溥儀ですが、遺品は別の一面も伝えます。イギリス製の自転車。これに乗るため障害となる城の敷居は全て取り除かれたといいます。非常に閉じ込められた、非常に辛い生活だったというイメージもあるのですが、自転車に乗って走り回っているというようなこともあったのですね。映画のシーンがつい、思い出されてしまいます。中国清王朝故宮博物館のこれらの資料からは変革の時代を生きた、二人の息づかいが聞こえてくるようでした。 頭の中では、映画｢ラストエンペラー｣のテーマ曲がずっと回っていました。あの映画大好きでした。もちろん音楽もです。坂本龍一がアカデミー賞をとった音楽です。　　　ラストエンペラー　　　　　　　　　　　　　　　　　　さて番外編、今日のコーディネートネックレスとバッグ以外は、すべて、大好きなアニエス b.です。スカートは今年の春、購入したものです。　　　そうそう、展覧会の帰りには、同じビルの中にある、アニエス　b.にも行ってきましたよ。店内から、京都タワーが見えるのですが、こうしてみると、お洒落ですね～

  2006.05.24

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