ココロが風邪ひいてました・・・
21歳の義理の姉が第2子を出産しました。私の流産から2年半が過ぎ、その間に若い姉は2人のかわいい赤ちゃんを出産。意識しないでいようと思っても、なかなか難しくて・・・。流産した時のことを思い出すと、今でもやっぱり悲しくてすぐに涙が出てきてしまいます。すごく赤ちゃんが欲しかったわけでもないのに、大好きだった父が亡くなった直後だったこともあり、すっかり「お父さんの生まれ変わりなんだ!」って思いこみ、すごく喜んでいたんです。なのに2ヶ月もしないで流産。赤ちゃんの成長が自然に止まっていたんです。家で大量出血して倒れ、救急車で運ばれ、一時主人は「危ない状況もありえます」と運ばれた病院で言われ、頭が真っ白になったようです。手術後、体は順調に回復しましたが、気持ちはすぐには回復しませんでした。以来、妊娠することはあまり意識しないようにって思ってきました。とにかく元気になって、あとは自然にまかせようって。「子供が本当に欲しいのか?」と言われると、正直、よく分からないんです。でも、私は39歳。妊娠・出産のタイムリミットは刻々と近づいている、と思うと焦ります。義姉の出産後、数日して義母が電話をかけてきました。私は主人から無事出産したニュースは聞いていて、義姉にも「おめでとう」のメールは送ってはいたのですが、義母とは話していませんでした。義母は、「無事生まれたよ。でも、なかなか電話できなかったの。 espressoさんがかわいそうで・・・。」と、くぐもった声で言いました。「かわいそうで」と聞いた瞬間、急に涙が次々出てきて止まらなくなりました。我慢していた何かが切れて、もう涙を止めることができず、泣きながら「知ってるよ。うん、よかったね。」と、何とか言いました。義母は、「espressoさんは気にしなくていいんだよ。赤ちゃんなんかいなくたって2人の生活だって幸せだろうし。」と戸惑った声で言いました。他にもいろいろと慰めの言葉を言われたのですが、もうあまり覚えていません。。。電話を切ったあと、1人でわんわんと泣きました。あんなに泣いたのは久しぶりでした。一時身ごもっていた赤ちゃんを亡くした思い出。以来妊娠しないでいる自分。かわいそう、と言われる自分。その上、その電話は私の生理が始まった日でした。生理がくるたびに、思うんです。「また生理がきちゃった」と。「なんで私には律儀に生理がやってくるんだろう。」と。生理通で痛むお腹をかかえながら、とにかく泣きました。色々とひとりでもんもんと考えた数日後、思い切って主人に聞いてみました。「子供がいたらいいな、って思う?」と。以前にも聞いたことはあり、その時彼は、いてもいなくてもいい、と。でもあらためて、また聞きたかったのです。すると、「どっちでもいいと思うよ。今のままでもいいし。」と。そして私の深刻さをよそに、明るく「どっちかって言うと子供より 犬が欲しい!」と。もちろん私も犬が欲しいのですが(うちはペット不可)、なんだかそのノーテンキな声に、笑えてきてしまいました。だけど、今度はまじめに「赤ちゃんができても嬉しいけど、前に起きたことを考えると怖い。 espressoに何かあったら、と思うと今でも本当に怖い。」と。「私も。」と、流産した時の怖さ、悲しさを思い出して答えました。その後、自分のとりとめない気持ちを正直に話し、結果としてはとりあえず前向きに妊娠できるように2人でがんばってみて、無理なら無理で2人でいることを楽しもう、ということになりました。そして翌日、主人が買ってきた「マカ」のサプリメント(笑)。私にも笑顔ですすめます。「プレッシャーに感じなくていいんだよ。」と私が言うと、「分かってるよ。こんなこと初めてだから楽しんでみようよ。何事も楽しまなきゃね。」という返事。何でもいいほうに、前向きに考える主人にあらためて感心しました。そして今は、かなりスッキリした気分に。最終的に赤ちゃんができなくても、別にいいや、って思いながら基礎体温を測り始めました。