新しい大切なものを得るためには
介助犬の育成NPO法人でボランティアを初めて早くも3ヶ月以上がたちました。週に3回のボランティアですが、とても楽しく仕事をしています。私がやっているのは事務ボランティア。得意なホームページ更新をしたり、募金活動のお手伝いをしたり、ワンコのお世話も。この3ヶ月で、ほんっと~に新しい世界が広がりました。介助犬は障害のある人の手足となって働いてくれる犬です。その犬を育てているのが私の通っている小さなセンター。センターに集う人たちの心の純粋さ、温かさ、優しさ。犬達は人が大好きで、人のために働くのが大好きで、とってもいじらしくて可愛い子たちです。私は犬が大好きで、いつかは犬に関わるボランティアをしてみたい!とずっと前から思っていました。退職してその夢が叶ったんです。仕事を辞めて、正直失ったものも大きかった。あんな辞め方だったし、傷つきました。役職のついた仕事、収入、やりがい。そして 自信。でも、今はハッキリこう思えます。失ったものも大きかったけど、得たものはとても大きかった。だって、夢が叶ったんですもの。今は素晴らしい人たちと一緒に、可愛い犬達といっしょに「障害のある人のために役に立ちたい!」という気持ちで仕事しています。センターのデモンストレーション犬、サクラの仕事ぶりを初めて見たときは感動しました。▼今日も嬉しそうにお仕事をするサクラ。▼冷蔵庫を開けてペットボトルの飲み物を運ぶサクラ。しかもサクラは嫌々やってるわけじゃないんですよ。すごく嬉しそうに仕事してるんです。本当にニコニコしながら。仕事をすると「Good!」とほめてもらうサクラ。そしてシッポをブンブン振って喜びます。介助犬は人の手足になるだけではありません。そのひたむきな愛情で障害のある人の精神的サポートにもなるんです。仕事を終え、ハーネスを外すとサクラは普通の甘えん坊のワンちゃんに戻ります。先月末、9才の誕生日を迎えたサクラ。センターで用意したワンコ用のバースデーケーキを嬉しそうにほおばりました。新しい大切なものを得るためには、持っているものを一旦手放さなければいけない時がある・・・そんなことを前に言われました。本当にそうなんだな~、と最近つくづく思っています。介助犬シーナ いつもずっとそばにいて