「徳川家康 17 軍茶利の巻」山岡荘八 著
書名:徳川家康 17 軍茶利の巻[2021;No.14/200]著者:山岡荘八発行:株式会社 講談社/1974年8月15日判型:文庫判 417p この巻、徳川家康は、石田三成に隙を見せ反旗を促し天下取りに動き出す。ここでついに直江兼続がきっかけをつくる。世にいう「直江状」が登場する。 家康は上杉討伐で大坂を空け、三成は大谷刑部を口説き安国寺恵瓊を脅して家康討伐軍を参集する。しかし人望がないゆえに総大将に毛利輝元を担ぎ出さざるを得ず豊臣恩顧の大名らも結束はなく烏合の衆の状態。一方、家康方では情報を包み隠すことなく出し誠意ある対応によりがっちりと諸将の心をつかみ一人一人の決断で家康に味方するよう事が進められる。役者と志が違い過ぎる。 キーパーソンは高台院。 いよいよ、次巻は関ケ原の合戦だ。