ご住職のミニ“内山完造”講演会
★内山完造日中友好ウォーク…その3 生涯学習センターからしばらく進むと正面に山並みが聳える。その麓にお寺が見えてくる。 本日の目的地の成福寺である。 寺に着くと片岡良仁住職が出迎えて下さった。 本堂に招き入れられてちょうど一杯に広がって座る。 50人以上が入ってご住職の話が始まった。 日中友好の立役者は、田中角栄でも岡崎嘉平太でもない。名もなき民間人「内山完造」、一書店の店主だった。 毛沢東が建国の父として精神的な支柱とした文学者であり思想家の魯迅との親交、日中の文学者の交流の懸け橋となった内山書店であり民族・人種の区別なく人類愛で友好を貫いた「内山完造」だった。 来年が没後50年ということで片岡住職が中心になり「内山完造」さんの伝記を漫画にする事業を行っている。予定ではすでに出来上がっていたのだが、歴史的・文化的・子孫から見ても完璧なものを作らんがために校正に校正を重ねて一か月ほど印刷が遅れてしまったようだ。 ご住職のミニ“内山完造”講演会が終わって解散昼食タイムをとる。 ここで本堂左手奥の間に入り「内山完造」さんの位牌について補足説明をして戴く。 「内山完造」さんはクリスチャンだったので位牌など本当はないのだが、博愛の精神は宗教を超えて認め合うものということで、親交の深かった先代住職が刻んでずっとこの寺で祀られているとのこと。 さあ、昼食です。 (続く)(井原線てくてく日記)JOIN“井原線ウォークと備中の窓”『井原線まちおこし横丁』