読書録:『実践まちづくり読本 自立の心・協働の仕掛け』(地域づくり団体全国協議会編)
■読書録2013 No.7 題 名:『実践まちづくり読本 自立の心・協働の仕掛け』 著 者:大森彌・山下茂・後藤春彦 小田切徳美・内海麻利・大杉覚 発行所:地域づくり団体全国協議会 発行日:平成20年2月29日 Memo: 地域社会を見つめなおして協働のまちづくりの参考になればと読み進める。 住民参加をいかに進めてゆくか?国や地方自治体の取り組みは住民の我々にはどうこうすることはできないが、地域の取り組みは参考になる。 まずは自分たちの地域の実相を知ることから始める。 タウン・ウォッチングやワークショップは一緒に楽しみながら把握できる。 わがまちの“ランドマーク”とか、昔からある暮らしの快適さ(アメニティ)を捜し、“アメニティマップ”をつくり「次の一手」を相談する。 まちおこし組織の役割、 協議会・・・計画の認定 部会・・・・計画の方針 委員会・・・計画の推進 新しい地域産業の構築の4つの経済型 1、第6次産業型経済 2、交流産業型経済 3、地域資源保全型経済 4、小さな経済 事例 1…高知県馬路村、ユズ・間伐材による「4つの経済」 2…新潟県山北村、奥深い集落の6次産業が地域の誇りに 3…高知県中土佐町、「鰹乃國」の産業連関の拡大 新しいコミュニティ…「手づくり自治区」=幸福づくり 地域づくりの3つの柱 1、住民自治…自分たちの手で、自分たちの暮らしを築くことを目指す。 2、地域経営…地域の文化や資源を見直し、付加価値を付け、外の人々に認めてもらうことを目指す。 3、交流情報…地域出身の人々との出会いや、都市・外国人との出会いの場づくりを行い、まちおこしの情報発信することを目指す。 地域づくりの3要素 1、参加の場づくり 2、カネとその循環づくり 3、暮らしのものさしづくり 出部地区まちおこし協議会は発足したが、誰が?いつ?どこで?何を?どのようにすすめていくか?…ことを進めるにあたって問題点を整理し、事を進める流れをイメージできるようになるためのヒントとする。地域の魅力探し、あるもの探し、地域力点検・・・地域学をキーワードにワークショップを進めてみよう。(2013.1.28)