授業参観、兄ちゃんガンバル
言葉の全く分からない状態で悪戦苦闘、地獄の2ヶ月が過ぎた。友達も出来てきて学校は楽しいと言うようになった。が、授業はどうだろう。どこまで先生の言うことを理解してるのだろう。ま、半年くらいはじーっと椅子に座ってひたすら授業が終わるのを待つだけだろう、とのんびり構えていたところに授業参観の案内が来た。ゲッ。我が子のミゼラボーな姿を見なきゃいけないのか、と行くのが嫌だった。そんな姿を見たらきっとまたブルーになってしまう。でも怖いもの見たさと、中国の学校がどんな風に授業をしているのか興味もあってダンナ様も会社を休んで見に行くことになった。英語と算数、それが終わったら運動場でクラス対抗‘親子障害物競走’。英語の時間、体を使って遊びながらの内容に楽しそうにしている。自分の番が来たらちゃんと英語で答えている。 ひとまず、ホッ。算数の時間。 黒板に書かれた問題に皆が手を上げて当てられるのを待っている。 ヤツはどうだ?!!手を上げている! 分かってるのか? 当てられたら答えられるのか?!私の方がドキドキしている。そして何度か手を上げたとき、当った・・・・8+5=13なんと! ちゃんと中国語で答えていた。そしてそれから3回ほど当ったがちゃんと答えた。私が思っていた以上に、ヤツは頑張っていた。 帰ったら沢山誉めてあげよう。運動場に移動するのに、一列になって行く時も、担任の先生がうちの子を指名して‘きをつけ、前にならえ’のような号令をかけさせた。ちゃんと言えた。障害物競走。 体育の先生が、まず始めにどうやるかやって見せると言ってうちの子を前に出した。 ヤツは先生とニコニコしながら台を越え、網をくぐって走って行った。どの先生もうちの子をどんどん中に引き込もうと、気を配ってみてくれていた。以前のように、怖さと寂しさに泣き出さないように。