引越その2 *まとめ7*
ダンナ様が一足先に上海に行ってから1ヶ月経たないうちに私達の番が来た。最後の引越荷物を出す前日から私は2度目の‘貫徹’になった。荷物を全部だし、家にあった観葉植物、大きなオリーブの木とローズマリーの鉢植え等をそれぞれもらってくれる友達の家に運び、とりあえず家の中はホコリだけになった。次の日(日本を発つ前日)、朝から何人もの友人や子供のお友達がお別れを言いにきてくれた。そして、掃除を手伝いに掃除道具をわざわざ持って来てくれた友達もいた。 主婦5-6人でする掃除は素晴らしく、夕方にはお風呂の戸のレールまで綺麗になっていた。みんなと最後のお茶を楽しみ、それぞれ暗くなった道を帰って行った。私はそのあとも、最後の片付けをした。夜10時、近所に住む友達が様子を見に差し入れを持って来てくれた。彼女が帰り、一人ここでの生活を思い出しながら家への感謝の気持ちと共に最後の仕上げをした。全てが終わったのが朝の3時半。1時間ほど仮眠して、出来てなかった庭の片付けをする。ダンナ様の実家の仏壇に手を合わせに歩いて行き、お義父さん、お義母さんと車で家に寄り、荷物を詰めた。朝5時半、近所に住む子供の友達が見送りに来てくれた。さようなら、我家。さようなら、子供たちがどろんこになって遊んだお庭。しばらく留守にするね。