チビ卒園
チビの幼稚園は、何でも、何となく始まって、何となく終わり、何となく過ぎていくので忘れていたが、先週金曜日はチビの卒園式だった。チビは、日本の年少になる7ヶ月も前から、本人の激しい要求によりここの幼稚園に通いだした。(詳しい様子はこちらから)彼は、ここに来て初めて親から離れる、という一歩を踏み出した。そして3年間、そこに通った。英語も中国語も全く分からない状態から始まり、色々な髪、肌の色の子供達と混ざり、学んだ。日本に帰ればまだ半年の幼稚園生活が残っているが、ここがメインの彼にとっては、これが卒園。 卒園証書と共にもらった、先生からのメッセージやクラス写真、クラスメートの住所などが書かれた手作りの冊子には、一人一人、それぞれの手形と足形が、素敵なポエムと一緒に貼られてあった。手形のところSometimes you get discouragedBecause I am so smallAnd always leave my fingerprintsOn furniture and wallsBut every day I'm growing―I'll be grown somedayAnd all those tiny handprintsWill surely fade awaySo here's a little handprintJust so you can recallExactly how my fingers looked When I was very small.足形のところ"Walk a little slower, Daddy," said a Child so small. "I'm following in your Footsteps and I don't want to fall.Sometimes your steps are very fast.Sometimes they're hard to see.So walk a little slower, Daddy,For you are leading me.Someday when I'm all grown up,You're what I want to be;Then I'll have a little childWho'll want to follow me.And I would want to lead just rightAnd know that I was true;So walk a little slower, Daddy,For I must follow you."そして今日は、最後の個人面談。成績表をもらい、アメリカ人・中国人の二人の担任と話をする。チビの成績表は、オール5。毎学期、オール5か、4が2-3個あるかないかの、良い評価をもらう。そして「Most Athletic」のメダルをもらい、文武両道という憧れの言葉を私の頭に浮かばせる。生活面に関しても、リーダーシップを発揮し、クラスを引っ張っていく、と嬉しいお言葉。正に憧れの、長男からは縁遠~い、素晴らしい評価。チビ、あっぱれ!良く頑張った。一つ心残りは、昨日が通常授業最後の日だったのに、7月からの自由参加の授業(プールやアートだけのサマーキャンプ)に、一番仲良くしていた韓国人のお友達も来ると思い、ちゃんとさよなら出来なかったこと。チビは、長男の小学校の一学期が終わる日まで参加する。勿論、そのお友達も来ると思っていて、昨日長男の病院に一緒に連れて行くため迎えに行くと一緒にブロックで遊んでいたが、教室を出る時に「明日もこれで遊ぼうな!」と大きな声で言い、手を振っていた。今日、面談の時に先生に確認したら、彼はサマーキャンプには来ないとのこと。「明日もこれで遊ぼうな!」―が2人の最後の言葉となった。日本に帰ったら、お手紙書こう。それにしても・・・・・。よくもまぁ、ここまで正反対のが出来るものだ。同じご飯を食べて、同じ風呂に入ってるのに。誰が、って、長男だ。今朝も、チビが昨日幼稚園のお友達からもらった「さよならプレゼント」の消しゴムを奪い、学校に行ったようだ。その様子を見ていなかった私に、チビが後から言いに来た。「返して」って言ったのに、「ムリ!」と言って取って行ってしまった、と言いながらワンワン泣き出した。もしチビが言ってることが本当なら、吊るし上げの刑だ。優等生チビに、バカのび太。そんな2人に溜息をついていると友達が、「にぃにぃのような、ちょっとユニークな子には、必ずチビのような、しっかりした弟がつくんだって。」と、何かの講義を受けたときに、その先生が言っていたと教えてくれた。ユニーク、ねぇ・・・。複雑な言葉だ。何はさておき、Congratulations, Class of 2008 !