思い出の中華料理
今日の昼、カミさんと宇都宮の「山泉楼」(さんせんろう)で食べた。何年ぶりか、もしかしたら30年近くぶりかもしれない。オレはマーボードーフ(先日ネタにしたが、その時の店ではない)とライス、カミさんは山泉麺というラーメン、その他に春巻きを頼んだ。値段は安くはないけど、ボリュームがあっておいしい、これならまた来ようかなという感想。それにしてもなつかしかった。その30年前というのは、確かオレが前の前の会社に入った頃、配属が宇都宮になって、そこでの歓迎会がそこだったような・・・ただし、その頃はかなり高いイメージがあったので、そんなに気軽に行ける店ではなかった。そしてその頃、オレは会社のシケた独身寮に住んでいたのだが、ある日そこに電話があった。時代ゆえに寮への呼び出し電話である(ケイタイのケの字もなかったよ)。出てみると北大の恵廸寮(けいてきりょう)で一緒だった後輩のSであった。あだ名だからいいだろう。彼はその見た目がジャガイモみたいだというのでポテトと呼ばれていた。そのポテトがバイクでツーリングをしているらしい。宇都宮のオレのところに寄りたいという。いろいろと思い出のあるそのポテトであった。そして寮に来た日、オレは彼をその山泉楼に連れていったというわけである。そう、あの頃よく、オレが学生の頃、寮生は卒業して働き始めた先輩のところを訪ねていったりしたものだった。オレ自身は出不精だったので(部活もあったしな)話を聞く方だったが、その面白おかしい話にはつい聞き耳を立てたものだ。オレもまだまだ新人だったのでいろいろきゅうくつな思いもしていたが、その日はずいぶんと飲んで食べた覚えがある。もちろんかなり酔ったに違いない。多少見栄を張ったのかな。ヤツとは北海道で、札幌で、寮で飲んでさまよい歩いたような気がする。最近かなりその頃の連中ともFACEBOOKで連絡を取れたりしているのだが、聞こえてくるところでは、どうもヤツは体をこわしてしまったらしい。残念だが、そのうちきっと連絡できるんじゃないかなと思っているよ・・・