人力ラジオ
何年か前にもらった防災ラジオ?なるものがある。ラジオとライトとサイレンの3役をこなし、電池でも動くが、横にハンドルがついていて、これが発電機になっていて充電することができる。最近、震災前だが、なぜか虫の知らせではないが、急に使い始めていた。このハンドルを回す時の音(ギーコ、ギーコという感じ)がなかなか笑えるので、最初は半ばギャグでハンドルを回していたのだが、まさか本当にこんなに入り用になるとは思わなかった。停電の時にラジオを聞くことができるのはとてもありがたい。最近割とプータロー化というか家に一人でいることの多い自分は、電気を切りまくっていることもあるが、静かな静けさに時々耐えられなくなることがある。まあ大部分の人はそうだろうが。全然大丈夫という人は、よっぽど強いか、ちょっと別ジャンルの人かもしれない。夜の停電は、外を見てみると、何だか世界が白っぽい。そして時間が止まったようだ。昔の人が闇を恐れた、その気持ちがよくわかる。かくして、停電終了後も、多分節電のため、オレは今日もハンドルを回すのであった。-----------------やはり闇というものは恐ろしいものだと思う。2019-4-7