「ミリオンダラー・ベイビー」
友だちと数人で「ミリオンダラー・ベイビー」のレイトショーを見に行った。レートショー、初めて行ったけど1,200円と格安。これから夜に行こうって思った。映画館へ行くのは春に見た「ブリジット・ジョーンズの日記」以来。以前はよく行っていたけど、最近見たいって思う作品がなかったので足が遠のいていた。「ミリオンダラー・ベイビー」はずっと見たいと思っていた。格闘技、それも女性のボクシングなんてエキサイティングだし、監督も俳優もいい。筋肉隆々のヒラリー・スワンクを羨望のまなざしで見つめ、ファイティングのシーンでは自分も拳を握り締めていた。見ていてうずうずした。また、クリント・イーストウッド、確かもう70代よね、なんであんなにセクシーなんだろう・・・。中盤まではエキサイティングで、会話も機知に富んでいておもしろかった。でも、まさかあんな展開になろうとは思わなかった。マギー(ヒラリー・スワンク)が自ら命を絶とうとしたところでは涙が流れてしまった。彼女の悔しさ、ただ息をしているだけの状態が悲しくて、いっしょに泣いてしまった。でも、最後のシーンでは涙は出なかった。悲しいけど、あれでよかったって思った。ちょっとだけ「ベティ・ブルー」と自分の中でダブってしまった。映画のあと、マーティンとポールがクリントイースト・ウッド監督の映画について話していた。この映画にしても、「ミスティック・リバー」にしても本当にいい映画、でも、2回見たいとは思わないって言っていた。ちょっと同感。すごくいい映画だけど、悲しすぎた。