小松明祭り
月曜日の夜は一応仕事の予定が入っていたのですが、やっぱりお盆は忙しいということで先方からキャンセルの電話が入りました。そこで、前々からフラウケに誘われていた豊後大野市緒方町の小松明(こだい)祭りに行くことにしました。小松明祭りとは、緒方平野の田んぼや道路、水路の回り一帯に約13,000本のたいまつがともされ、それがとても幻想的で美しいのです。子どもの頃は緒方の高台にあった祖母の家から眺めており、4年前には友人と車で緒方平野を周りました。今回は友人たちと道や原尻の滝周辺を歩きながらの見物でした。小松明祭りは今からやく250年前に始まりました。チラシの説明によると、1759年に虫害による大凶作にもかかわらず、年貢米の取立ては厳しく、緒方郷の農民は一揆を起こし組頭の原尻奥之丞がうたれました。小松明はこうした先人たちの供養と虫除けのために始まったと伝えられています。これが小松明。道の駅の近くに駐車し、ちょっとだけ原尻の滝のところでやっていたギターとフルートのコンサートを見ました。それから待ち合わせ場所のファミリーマートまで、大好きなジェラート屋さんのヨーグルトジェラートを食べながらてくてく歩きました。小松明の点火時間は8時です。友人らを待っていると、花火を合図に小松明の火がともり始め、真っ暗な田舎の田んぼはたちまち幻想的な世界に早変わりしました。8時集合なのにみんな集まったのはなんと9時前。待っている間は友人たちと話したり、周辺のオブジェの写真を撮りました。左がお城で、右が水車です。 やっぱり写真にはうまく撮れませんね。いつものことだけど、また三脚を持っていくのを忘れてしまいました。原尻の滝はライトアップ(7月14日~8月31日)されていて、祭りは終盤でしたが散策する人がまだいました。私たちは早速吊橋へ。他の散策客がいなくなったことを確かめると、フラウケが「Now, Jump!」の掛け声。吊橋の上でガタイのでかい外国人たち6人はジャンプし始め、いちばんチビだった私は橋の真ん中でただ揺られておりました。アホですね、みんな。ライトアップされた吊橋と友人たち。滝周辺でそれぞれの時間を楽しんでしましたが、小松明の明かりも暗くなり始め、時計を見るともう10時前。ライトアップが終わってしまうってことで、私は帰ることにしました。車を近くに停めていてよかった!友人らはたぶんそのままフラウケの家に行ったと思います。楽しかったけど、正直言えばもっと田んぼの中の小松明を散策しながらゆっくり見たかったな~。暑い夏の夜と海辺のドライブは、この音楽がおすすめ!って、ちょうど今、聴きながら書いておりましたので…。