ダージリン急行 DVDで見ました
以前紹介した「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」の監督ウェス・アンダーソンの新作です。すぐに見たくてAMZON.COMに注文していたのが忘れた頃になって届いたのが2月下旬。で、3月8日から恵比寿ガーデンシネマやシャンテシネにかかるというのに、待てなくてDVDで見てしまいました。ちなみに、映画の前売り券も購入してあるので映画も見に行くつもりです。 いきなり、ブロークン・フラワーズのあのビル・マーレィが乗ったタクシーがインドの街中をすっ飛ばしていく滅茶苦茶なシーンではじまります。目的の電車にもうちょっとで間に合いそうなのに、走っても列車には間に合いません。ところで、一緒に走って飛び乗ることに成功した男がいます。この電車こそ「ダージリン急行」です。そしてこの男は主演の3人兄弟の一人なのです。オーウェン・ウィルソンら3人兄弟が、それまで互いに話し合うこともなく別々の暮らしをしていたのに、いきなり集まって兄弟のきずなを取り戻し、ついでにスピリチュアルな体験をしようという、なんとも奇抜な旅がはじまります。列車には美しいCAやら、髭の車掌がいて、この3人兄弟と関わるのですが、この兄弟たちはみなひとくせもふたくせもあり、さらに滅茶苦茶をやるのです。ついには列車を・・・。 また、来るなと言われていた修道院にシスターとして住んでいる母親のもとにも訪ねて・・。 途中、3人がインド人の子供たちが川でおぼれているのを助けようとしたものの一人が死んでしまうのですが、この子を親が待つ村に連れて行ってからのシーンがなかなか見ものです。って、観ていたらいつの間にか3人兄弟の父親の葬式の風景に突然変ってしまうものだから、観ているこちらもびっくりしたり。 なんだかんだあって、やっぱり兄弟の結びつきを再確認した3人でありました・・・って映画は終わるのですが、ラストはまたもドタバタになってしまい、どういうわけか、またビル・マーレィがあらわれます。うーん、こういう映画好きです。