「アイーダ」 響きの森文京公会堂10周年記念事業
2月7日、文京シビックホールでオペラ「アイーダ」を見てきました。日曜日の午後、しかもオペラがお安い値段で見られるとあって、大ホールが満員でした。アイーダは中丸三千繪さんでした。なんでも、当日は体調がいまいちとのことが予め告知されていました。本当にそうだったんでしょうね。台詞が抜けたシーンが少なくとも2か所ありました。アイーダはソプラノなんですが、恋敵のアムネリスを演じたメゾ・ソプラノ巖淵真理さんの声が素晴らしくホールに響いていました。中丸三千繪さんの声は少し細くて、元気な時のアイーダを聞いてみたかったものです。一緒に行った家人は、アイーダをカラカラ浴場で見たそうで、本当の馬が出てきたりする立派な舞台だったとのことで、やはり本物とは比べ物にならないのでしょうけど、僕にとっては結構印象深いオペラでした。文京区の人たちが手作りでオペラを作り上げてしまうのですから、見上げたものです。で、一つだけ気になったところが・・。四幕の中で一度、幕が下りた時に「あーあー、河の流れのように~」と美空ひばりの携帯着信音が流れていたのです。さらに、その持ち主は、携帯の電源を切らずにいたのか、幕が開いて、これからアイーダとラダメスが一緒に死を迎えるところで「あ~あ~、河の流れのように~」思わず笑い声があちらこちらから!本当にマナー違反というより、犯罪ですね。今後、音楽会・映画・オペラ・バレエなどの会場では、入場の際、ボディーチェックで携帯を取り上げるくらいのことをしなくてはいけないかもしれませんね。