ミナミハタンポ
昨日の続きです。水中洞窟といえば、明るい昼間を避けるために暗闇に潜んでいる魚達がいます。キントキダイやハタンポの仲間がその代表ですが、どんな洞窟にでもいるというわけではないようです。すぐ近くに隣り合った洞窟でも、魚達であふれかえっている洞窟と、ほとんど魚の姿を見かけない洞窟があるようなのです。一見、特別な違いが有るようには思えなくても魚達にとっては、居心地が違うのでしょうか?ところで、今日の写真はそのハタンポ、ミナミハタンポの群れです。洞窟内で大群となって群れていましたが、ハタンポのような光沢質の魚を撮影する時は非常に気を使います。本来のハタンポは、褐色系の体色なのですが、不用意にストロボ光を当ててしまうと、光が魚の鱗?でもろに反射され銀色に光ってしまいます。ミナミハタンポ posted by (C)anthiasストロボの光の強弱が大きく関係するのかと思っていたので、どうしても、通常の適正露出になる発光量よりも暗めの光を恐々当てていたりしたのですが、こちらの写真は、偶然その体色を引き出す事ができました。しかもこの時は、別段ストロボ光を弱める事はしていなかったのです。もう少し検証の余地が有りますが、ストロボ光の強弱よりも、照射角度がより重要なキーになっているのかもしれませんね。ミナミハタンポ posted by (C)anthias