寿司屋の時価は正義の味方(後編)
昨日の続きになりますが・・適正価格・・私が思う適正価格は・・「買ってきた値段に一定の値を乗せるだけなら誰でも出来る」「そのネタの価値は自分でつけるもの」先日も築地に仕入れに行った際、マグロの中卸が「今日は一段とセリ値が高くて。。」と言いました。暗に私の買値限度額を上回ってしまうと言いたかったのでしょう。そのマグロ中卸も市場(しじょう)の両翼を守りたいと言う意思を持った同志ですから「ここは間に入っている者たち(私たち)が少しづつ負担しましょうよ」と言ってお互いが少しづつ損をして買い付けてきました。基本的にはこうして仕入れてもお客様にそのまま転嫁することは致しませんが「両翼のお客様にも漁師さんにも我々間を取り持つ寿司屋にも幸せな価格」偉そうなことを言いましたが・・これが本来の『時価』の表示だと私は解釈しています。画像は3月3日、仕舞う寸前の雛人形。それと、お客様はあまり気が付かないのですがカウンターのお盆と座布団を緑と草色から金と山吹色の3月仕様に。