生還を祈ってます
パリオリンピック真っ只中、熱い戦いが連日続いてますが、私が今とても気になっているのは平出和也・中島健郎と言う日本トップクライマーが滑落して安否不明のニュースが流れました。記事によると27日に7000m付近から滑落し現地から所属の石井スポーツに「2人が滑落した」 と連絡があったそうです。平山和也さんは登山者最高峰のピオレドール賞を3度も受賞していて、未踏ルートにこだわったクライミングは過酷で2021年のサミサール初登頂と引き換えに凍傷で足の指先のほとんどを失う事となりました。この入院時、足の指全てを失うかもしれないと言う瀬戸際で「初めて死にたいと思った」「生きていく希望が…」と涙したのが印象深かったです。NHKの田中陽気さんのグレートトラバースでもカメラ撮影を担当したりしてました。中島健郎さんも同賞を受賞、近年はNHK-BSなどで北アルプスやヒマラヤの難所をドローン撮影する番組に出演していて、よく知られているのはイッテQのイモトアヤコさんをサポートする登山スタッフの1人でもありました。私もこの2人のNHK-BSの登山番組はどれも録画して何回も観ました。だからと言って私のような素人登山者がその領域を目指す訳ではありません。逆に自分が行けるはずもない景色を見せてくれるから惹かれる。多くの登山家は中々上手く視聴者に観せる動画は撮れません。その点、この2人は登山カメラマンと言う肩書きもあり極限状態でも中々観られない画を上手く撮れる貴重な存在でした。(K2 画像はWikipediaより)今回挑戦していたのはパキスタンのカラコルム山脈、世界第2位の標高のK2でした。この挑戦前に偵察に行っていたのも番組で観ました。2人の滑落位置は確認されているものの安否不明でパキスタン軍のヘリでの救助は難しく地上からの救助を進めているとか。…と言う事は、2人は見えているけど動かない…と言う事か。。何とか生還してもらいたいと思っていますが、世界トップクライマーが命懸けでやっと入れる山域に救助隊がどれだけ早く辿り着けるのか…普段、それほど信心深くない私でも神様に祈るしかなさそうです。(群馬 桐生・江戸っ子寿司)