携帯電話の話し声は大きくなってしまう。
昨日、お友達のケセラセラHBさんからのコメントに≪電話で話すときの声ってつい高く大きくなってしまったりして≫という部分がありました。これについて考えてみたところ、携帯電話では特にその傾向が強いこともその理由も判ったので、ちょっと書いてみたいと思います。携帯電話を電車やバスなどで使うと、先ず環境としては周囲の騒音レベルが高く、相手の話し声が聞きづらくなる。さらに携帯電話がアナログであった時代はさらに聞きにくい状況がかなりあった。すると人間の普通の反応として、自分の声も相手に届きにくいと言う思い込みも発生するから(実際に周囲の騒音を携帯電話が拾ってしまって相手に聞きづらいと言うこともある)大きな声でしゃべらないと相手に届かないと感じて大声になって行く。騒音の大きな工場内などで電話をするとどうしても怒鳴るようになってしまうことと同じ現象ですね・・・。つまり、特に携帯電話が普及し始めた当初はアナログ方式の通信でしたから、電波の届き具合などにより音量が不安定で、しかも電車の騒音の中などでは大声にならざるを得ないような状況が多くあったのだと感じられ、その傾向はデジタル通信方式に変わった現在でも、周囲の環境が騒々しければ、昔と同じように、つい大きな声でしゃべってしまうと言うことが起きると解るのです。このことは、携帯電話の普及当初電車内で大声を上げて会話していた人たちが、すべて品格のかけらもないノータリンの成金ばかりではないと言うことを示していて、仕方なくそう反応してしまっただけの富裕な方々も多かったと訂正させていただき、ノータリンの成金以外の人にはお詫びしたいとも思います・・・・笑。将来、携帯電話が周囲の騒音の影響や電波通信環境の影響を完全に克服することが出来るなら本当に小声で充分な会話が出来ると言うことになりますが、実際には携帯電話を使う側が周囲の騒音の多い時にどんな技術がそれを打ち消すのか?まさか電話にイヤホンが常設され、そして利用者がそれを頻繁に利用するとも思えないから、何らかの技術革新のブレークスルーが必要だと感じます、どんなに技術が進んでも、周囲の人には絶対に聞こえないような、声を出さずに通話が可能になる時代は相当遠い未来ではないかと感じます。現在はそのためにメール機能を使っていると言うことになるのでしょうが、通話と同じ仕組みでリアルタイムでのチャットが可能な機種が出てきてもよさそうな気もしますね?・・・まあ、メールのパケット通信に比べると通話は電波の占有時間が長いから課金割合が大きくなって普及しないと考えられなくも無いですが・・・・・笑。