「自分はアホなんだ」と思うことの効用について。
天気:寒い。寒い。雨。寒い。傘が壊れていました。そんなことはさておき、ここ最近は「英国の夏」を体験。「コートが要るんちゃう?って位寒いっていう夏」ってコトです(昨日の夕方の買い物時はセーターを着ました)。イタリアで大汗かいたんですが、これは何なんでしょうか?体調を壊さないのが不思議な程です。はい。今日も元気です☆<成績が良い理由>さて。昨日から授業が始まりました。そのことについてまずは書こうと思います。前の英語コースCでは、まぐれでエリートなクラスである「A」に在籍していた私ですが、今の英語コースDでは「B」です。と、言いましてもこのレベルダウンはあまり心配は要らないようですわ。前回はクラスが「A」から「D」まで、8クラス(各レベル2クラスずつ)しかなかったのに対し、今回はクラスが「A」から「K」まで、22クラスもあるんですよ。そうなんです。めっちゃ新入生が増えました。聞いた話だと200人は増えたとか(ほぼ全員が台湾人・中国人)。そんな訳でレベルが下がろうが落ち込んでません。それに成績を盗み見したら、僕の成績はAクラスの新入生のほとんどの人より上でしたし。…って此処で思ったんが、なんで僕の成績が良いのか。あたり前のように「成績が良いTAKA」なんて目でここでは見られている僕ですが、かなり不思議なんですよね。はっきり言って、とりわけ英語に関して僕は劣等生です(基本的に記憶力は悪いし)。この辺はESSの知り合いに聞いてみたらわかるんですが、もうヒドイです。じゃあ考えられる可能性は2つあります。1つは「本当に成績が良い」ケース。ここは日本人がほとんど居ませんから、日本語は役立たずです。誰かとコミュニケーションしたかったら英語を使わざるを得ません。と言う訳で、「まず英語で話す」という思考が頭に定着します。日本語から英語に翻訳なんてまどろっこしい事をしなくなります。考える時はいくら日本語でも、話し出す時は「まず英語で」となります。そんな訳で、本当に僕の英語力が向上した可能性が考えられます。 2つ目は「先生のお気に入り」というケース。僕は「良い生徒」です。「良い生徒」の定義は「自分が先生だったらどんな生徒が楽か」って考えた時に出てくるような生徒です。基本的に「良い子」なので、先生に気に入られる事が多く、それが成績向上につながったというのは大いに考えられる可能性です。どっちが正解かはわかりませんが、この「良い成績の自分」に酔って、天狗にならないように気を引き締めないと!と思います。天狗になったらそれ以上成長できないと思いますし。守りに入るなんて100年早いです。「自分はアホなんだ」という謙虚な姿勢を忘れることなく、今後も前進していかないとなぁ、と日記を書いたお陰で考えられました。余談ですが、Aクラスにはどちらも日本人が既に居るので僕が入れなかった、というのも考えれ、かつ新入生は多少成績がコースC生より悪くても上のクラスにいる傾向にあるようでした。<アホの効用>「でも、成績がよくても上のレベルにいけないってのはおかしい話だよね」この事をある友人にしました(国籍を公開して彼らに偏見を持たれてはいけないんで「友人」とします)。その友人は、勉強をしている姿を毎日のように見る位に努力してたんだけど、F前後のクラスでした。そしたら「ここにDegreeを取りに来てるから、英語の成績は重要じゃない」と。これは正しい意見だと思います。僕も英語は「道具」であり、問題は「何を伝えるか」であると思ってます。でも、この答えは「好きじゃない」答えでした。「好みの問題」だと解って言っている事を理解した上で、ちょこっと私論を書いてみたいと思います。その友人が努力しているのを知っている以上「勉強してへんからだ」なんて僕が言えるはずはありません。それに語学は「才能」が大きく作用する勉強だと思いますし(はっきり言って僕はこの才能はほぼゼロですが)。けれど、僕には「成績が低くても構わない」って言ってのけたように聞こえました。「別に今までのままでも良いよ。これ以上はしんどいよ」って聞こえたんです。これが、僕は好きじゃないなぁって思ったんです。「このままの方法じゃ不十分だから、勉強方法を変えるなりしてもっと頑張らないとね」ってならない気がするから。そして、この言葉が「かっこいい」のが、更に好きじゃない要因です。「全力を出す必要はない」とか「手を抜いた」とか言い訳にならないことだと思います。「負のイメージ」をプラスに見せるのは僕もよくしますが、これに関してはちょっといただけません。「格好良い言葉で現状の不十分さの打開を図ることから逃げている」って思ってしまったという訳です。「自分の非を認める」ってすごく辛くて難しいことだと思います。でも、それができて初めて「良くしなきゃ」って思えるんだと僕は考えてます。大切な一歩だと思います。もちろん、僕が完全に実践できているのかというと、そうじゃないと思いますが、さっきも書いたように「自分はアホなんだ」と思うのが僕の基本姿勢であります。これは卑屈にならない程度にですが(この辺はナルシストなんで大丈夫です←詳細は左のページにある「人生論」に詳しく書いています)。この友人がどういう真意で、この言葉を言ったのかもはっきり分からずに、推測だけで書いた文章にしか過ぎないことはわかっていたんですが、感じたことは書き記していきたいと思ったので書きました。ごめんなさい。また、偉そうな事を書いてしまった気がします。不愉快な思いをさせてしまっていたらごめんなさい。<今日の授業>コースDでは前回のListening, Seminar Skill, Grammarとか色々な区分に分けられていたコースCとは違い、「Listening & Speaking」と「Writing & Reading」の2種類のみです。「Writing & Reading」ではテキストを貰いました。前のコースではWritingの書き方、ノウハウについて細かく書かれたテキストだったんですが、今回は「実践編」という感じの内容です。で、授業の内容はタイトルから内容を推測する必要がある、という話。何しろ、Degreeを取ろうという人のためのコースです。「図書館で最初の方を読んだだけで自分の欲しい内容が書いているかわからなくてはいけない」ということは当然知っておくべきことだし、その為の訓練はすべきでしょう。相変わらず良い導入です。そして「Listening & Speaking」では「2つの本当と1つの嘘」というのをしました。3つの文(2つの嘘と1つの本当)を書いて、それを見せて他の人たちが質問して、どれが嘘かを当てるって奴です。ちなみに僕は(1) It is the third time to stay in Britain.(2) My brother will go to USA in this September.(3) I’ve been to China.どれが嘘かは内緒です。<授業で知ったこと、思ったこと>知ったこと。アメリカの癌の原因は何か。タバコ?いや、チューインガムらしいんです、Geoff先生によると。ガムを噛むことで、胃が「食べている」と錯覚して胃のバランスが崩れるかららしいですよ。何処まで本当かは知りませんが、びっくりでした。思ったこと。授業で「この新聞時記事は誰に向けて書かれているか」という質問があったんです。これって深くありません?僕らが新聞を読むときにそんなこと考えますか?書く側はどうなんでしょう?本と比べて、新聞を読む人は多種多様だと思いますが、「記者の方は誰に向けてメッセージを紡いでいるのか」というのはとても気になります。<近況報告>今日は雨でした。傘が壊れてました。壊れた傘で学校に向かっている時です。30代の白人さんが僕に笑いかけるので笑い返しました。それだけです。と思ったんですが、その方が色々話しかけてきて、あれよこれよと言う間に授業の後にPUBへ、となった。「出会いは大切に」「勉強は日本でもできる」「本よりも直接の体験の方が日記のネタになる」以上の理由から、酒がどちらかというと嫌いな僕ですが、その人と会うことにしました。が、学校内にあるPUBは授業後は既に閉まっており、その人の部屋(寮)に行くことになりました。「海外では警戒を」と常に身構えている僕ですから、笑顔で対応しつつも(演劇部の為せる業ですな)最初から信用せず、探ってましたが…結論。「イイヒト」。その人はカナダ人で、PhDの研究をする為にEnglandに来ているMichaelって人で、マスコミ関連の仕事をしていたり、それに関する事を教える教師のようなこともしている人らしいです。そして、タイに2年間住んだことがあるらしく、僕にタイ式マッサージをしてくれました。いや、本当に。かなりみっちりと。マッサージ師でもないのに初対面の人にマッサージをする人は初めてです。僕の戸惑い振りの説明は要りませんよね?良い人だったので良かったですが、マッサージで眠らせて(あるいは酒で)盗まれたり襲われたりしたらどうしようとか考えたりもしました。海外に居ると色々懐疑的になりますね。ちょっとヘンな出会いでしたが、色んな事を学べそうです。