飼い猫殺人(?)事件!
久々聞いた彼の声は、やや沈んだ様子。。おう、ひさしぶりやんか。どしてんの?いや・・猫がおらんようになってもーてん。猫?うん。オス猫かぁ?うん。オス猫は長期の旅に出るらしいで。けど、もう2ヶ月もやねん・・。そのうち、帰ってくるんとちゃう?うん。そやったら、ええねんけどな・・。実はな、おかしいねん。オカシイ?なにがぁ??曰く、どうやら、ご近所トラブルが背後にあるという。彼とB宅とは隣どうし。先月はじめ頃、些細な境界争いがあったのだけれど、その3日後から彼の飼い猫がコツゼンと姿を消したのだとか。毒饅頭を食わせたか、ゴルフクラブで殴ったか、人に馴れた飼い猫ならひとたまりもないよね。彼は、数々の根拠を示した。昔から客観的・論理的な考えをする彼である。うーん、そう言われればB宅の婆さんが怪しいかもなぁ・・。“坊主憎けりゃ袈裟まで憎い”とは言うけれど、境界トラブルで相手が気にくわないからといって、猫を犠牲にして飼い主に精神的打撃を加えようなんて、なんたる貧困な精神!!。でも、世の中には、そーいう人がいるんだよね。殺人事件でなく殺猫事件だから、器物損壊事件。ペットに「人権」はなく、法律上「物」として扱われることは良く知られているところ。告訴状・告発状を作成するのも、行政書士の仕事のひとつ。相談はあっても、まだ仕事につながったことはありませんが(^^;)。確たる証拠があれば、器物損壊罪にて告訴もできるのだけれど、状況ばかりじゃムズカシそう。とりあえず、心優しい彼に、物証を見つけてもらうことをお願いした次第。