●あんたは白熊か!?私の旦那観察記●
昨日の続編でごんす。来ましたよ、Justin.旦那が玄関に迎えに行って、玄関先で挨拶をしている声が聞こえる。私はTiffanyと公文の宿題をしていたので、急いで玄関に向かおうとしたら、もう中に入って来てた。Hugなどの軽い挨拶を交わし、彼を見た瞬間、あれ!?どっかで見た顔!初めて会った気がしなかった。その直後、直ぐに気が付いたんだけど、この間のプエルトリカン・スキーツアーで我が家に泊まりに来ていた、旦那の従兄弟の息子Javier(大学生)の、幼い頃にソックリなんじゃないの~。 こんな感じ。旦那も私と同じ事を思ったみたいで、後から、「Javierに似ていたな。」と言っていたほど。でもね、Jen達がキャーキャー騒いでた意味が分かりましたよ。「He's sooooo cute!」の、叫びの意味が。明るくて爽やかなスポーツマンって感じ。爽やかなので安心しました。旦那は何故か、NERDY(がり勉タイプ)な男を連れて来ると思ってたみたいで、ある意味ホッとしたよう。スノーボーダーって聞いたんだけど、私にはサーファーDUDEにも見えました。旦那は開口一番、「プロムの会場へは、どうやって行くつもりなの?」J:「友達とリムジンサービスを頼むつもりで居ます。」すると旦那、「そうかぁ。。。。」あれ?あれ?あれ~~???ご自分が、”喜んで”ドライバーをすると言ってなかったっけ?リムジンで(いちゃつく)なんてとんでもない!と、鼻息も荒かったのに。。。(*^^)何だか納得した感じで、それ以上何も言わない。そして頭を上げたかと思ったら、「アフターパーティーは出席させられないのは、承知だろう?」J:「はい、それはもう分かっています。」なるほど。。。リムジンの件はこっちが譲ったんだから、そっちも譲んなさいよ。って事なんでしょうか。そんな感じで会話が進み、旦那は急に饒舌になり、「Justin、プエルトリコのプロムはね、朝の6時まで続くんだよ。しかも親も来るんだ。」Justinは目を丸くして驚いている。私は横から、「Party Peopleだからね~。」「親も来るって事は、chaperonとか言っちゃって、実は自分達もパーティーを楽しみに来るんでしょ。」と口を挟む。一通り話しをしてから、JenはJustinを家の中を案内して回って、(家ではお客さんに必ずする。)自分の部屋へと消えて行った。Jenの部屋はキッチンの隣にある。私と旦那はキッチンで話しをしていたんだけど、旦那はまるで、白熊の様に落ち着きが無い。「部屋のドアは開けっ放しにして置きなさい。」とだけ言い、カウンターの椅子にでも、ゆっくりと腰掛ければ良いものを、立ったままキッチンの周りを歩き回ったり、ソワソワし通し。ベランダに出て葉巻を吸い出したり、かと思えば、直ぐに中へ入って来たり。。。大した用も無いのに、 「Jen!」と大声で呼び、わざわざJenを部屋から呼び出して、どうでも良いような話しをしたり。。。。「ちょっとー。落ち着いて話をしようよ。中々感じの良い子じゃない。清潔感があるし、あの感じだったら安心じゃない?」私が色々と話し掛けても、気もそぞろで目が泳いじゃっている。3回目に、「Jen!」と旦那が呼んだ時には、「ちょっとあんた、いい加減にしなよ」、とたしなめたんだけど、すると、「長時間(え、たかが20分そこそこで?)放って置くのは良くない。君だってのん気に構えて居ないで、たまには中をチェックしなきゃ駄目なんだぞ。」旦那の目は真剣そのもの。その内にNicoleが外出から帰って来た。旦那はNicoleをキッチンへ呼び、「彼の帰り間際で良いよー。」と、面倒臭そうに嫌がるNicoleに、執拗にJenの部屋へ行って挨拶をしてくるようにと強要する。どうしても、中の様子が気になるらしい。。。しつこい旦那の手を振り払うと、Nicoleは逃げるようにして、2階の自分の部屋へ行ってしまった。それから30分経過。40分。50分。旦那の我慢も限界に達していた。私はこの日の夜に、車の定期点検の予約を入れていたので、旦那と2人で車を持って行かなければならなかった。旦那にその事を話すと、待ってましたとばかりにJenの部屋へ行き、「Jen, Justin, ちょっと出掛けるから一緒に来なさい。」と誘い、さっさと自分の車に乗り込んだ。私はその後からちょっと首をかしげながら、“何でJenとJustinまで来なきゃいけないの?”と思いながらJenの部屋を覗くと、JenもJustinも、2人仲良く机のPCに向かって怪訝そうな顔をして私を見ている。「マミー、どこに行くの?何で私達まで行かなきゃなんないの?」私:「私の車をディーラーさんまで持っていくんだけどね。。。ここからほんの5分の所なんだけど、私も何でか分からないのよ。とにかくダディーが来いって言ってるんだから、一応来なさい。」JenとJustinは、“?マーク”を頭上に浮かべながら私の車に乗り込んだ。私の車を納車してから、私達3人は旦那の車に乗り込み、10分後には4人でそのまま自宅へと帰って来た。「一体今のは何だったの?まさか私達が部屋でいちゃつくと思って、わざわざ連れ出したの!?」ガレージの中で、Jenはムッとしながら叫んだ。Justinは、「いや、お父さんの気持ちは分かるよ。」と言って笑っていたけど、心の中ではきっと、ウッゼー親父! 信じらんねぇ~!とか、思ってたんじゃないでしょうか。その後9時頃に、Jenの同学年の女友達と男友達5人が、私の家のガレージに置いて行った、マウンテンバイクを取りに来た。2人っ切りではなく、大人数になったので安心した旦那は、やっとカウチに腰掛けて、TVを観始まった。がしかし、気を使った友達は10分もしない内に、さっさとマウンテンバイクを持って、帰ってしまった。再びカウチを離れる旦那。リラックスモードから再び、警戒モードへ。今度は2階から降りて来たTiffanyに目をつけた。「Tiffany! Tiffy! Come to daddy~♪」そう言って抱きしめてからホッペにChuをし、「お~! 良い事を考えた!」「Tiffany, Jenの部屋に行ってJustinに挨拶して来なさい。」虫の居所の悪かったTiffanyは、「さっきしたからもういい。」旦那:「若い可愛いお兄ちゃんが居るよ~。行ってHugして来なさい。きっと遊んでくれるよ~。」私に小声で、「Tiffanyは僕のスパイとして働いてもらう事にする! これは良い案だ、うっしっし。」喜んだのは良いが、Tiffanyは「私ウンコがしたいの。」そう言って、旦那の要求を聞かずにトイレへ入ってしまった。くっくっくっくっ。。。。旦那の脇で、笑いが止まらない私。「貴方まさか、Justinが帰るまでこんな感じで居るんじゃないでしょうね。」「こんな感じって、どんな感じだよ。」「動物園の白熊みたいに、ウロウロと動き回って落ち着きが無いって感じの事よ!」「何を言っているんだ。俺ほど物分りの良い、Coolに振舞える父親も珍しいんだぞ。」「あ、そーなんですか。。。。」もう何も言うまい、と思った。その後9時30分過ぎに、「Justin! 家はどの辺なんだ? 僕が送って行ってあげよう。」の一声で、Justinはほぼ強制的に旦那に促されて、Jenと一緒に車に乗り込み、我が家を後にした。旦那に”娘のボーイフレンド免疫”が付くまで、もうちょっと時間が掛かりそうですわ。。。勿論彼には何も言いませんがね、静かに、温かい目で見守ろうと思っております。