大きな鍋で一人食う
1)時間をかけてダシを取るホウロウの寄せ鍋に3Lの水を入れます。たこやきのダシと同じく鰹節の粉(鰹だけの粉が業務スーパーで500グラム698円で売っています)を7~8グラムの紙パックをに2個詰めてダシを取ります。IHの保温モードで1時間、80度位でゆっくりと濁りのないダシを取ります。上等な素材を使う必要なんてないのです。一番ダシを取った後、鰹節の粉パックで二番ダシ(1.5L)を取ります。濃厚なダシが取れます。2)安い素材をダシの味で食べる3Lの水は2.5Lの一番ダシになります。そこへ白菜の白い部分だけを最初に入れて80度で5分炊きます。豆腐1丁(45円のでいい)・葛切りを水で戻したものを入れてさらに5分炊きます。仕上げに白菜の青い部分ともやし・竹輪などを入れます。白菜・葛切り・豆腐は重量の95%は水分です。低温のダシに泳がせる事で素材の水分とダシとが入れ替わってしまいます。葛切りは大量のダシと素材の旨味を吸収します。注意点は素材を少量入れること、決して煮立たせないことです。素材の水分が多く出るとダシの味が薄くなってしまいます。安い材料でもダシの味で美味しく食べることができます。3)大きな鍋で健康にデカイ鍋で大量の水分を取っても構いません。摂取カロリーが少なく野菜を多く食べることが肝要です。一人鍋って小さい鍋にダシの出る魚とか肉とか入れて作るというイメージあるじゃないですか。一人で食べるんだから時間をかけないで作るという先入観がありませんか。逆だと私は思います。一人で食べるんだから自分の都合で時間をかける事ができます。低カロリーの素材を大量のダシで煮込むなんて料理は、家族みんなでつつくには不適当です。安い素材を時間かけて調理するなんて料理は外食も不可能です。糖尿病を克服するための料理として、ぜひ広めたいと思います。4)後のスープがおごちそう鰹ダシに野菜の旨味が出たスープはそれ自体おごちそうです。一番食べやすいのは雑炊です。雑炊を作る時に残りカスで取った二番ダシを加えるのです。また袋入りのラーメンを小鍋で麺だけをゆでて、後のスープに粉末スープを加えたものと食べるとこれもめちゃ美味いのです。淡泊な味の素ラーメンですがスープに大量の野菜味が付いています。これもラーメン屋で食えない味ですよ。