アメリカの国債買取
FRB、国債買入計画は延長せず予定通り今秋終了か(ロイター)は、ほんまやろか。記事のタイトルよりも中段の記述の方が凄い。こんな凄い事をするから口先だけ反対の事を言うんでしょうね。>景気の追加的てこ入れのためFRBは財務省証券に加え、年内に最大1兆4500億ドル相当の政府機関発行モーゲージ債(MBS)を買い入れる方針も示している。これも凄い話だなぁ。フレディーマック・ファニィメイが発行した社債、日本円にして140兆円をFRBが買い取るんですね。日本で国鉄清算事業団の26兆円を税金で処理した6倍ですぜ。アメリカは膨大な国債を発行し続けてます。しかし今までは新規発行額の3~4割くらい償還期限が国債をFRBが買い入れてきました。それによって長期金利の上昇を抑え、米国債入札を乗り切ってきました。普通に考えると、FRBが国債の買入を減らす・・というのは口先逆介入か様子見としか私には思えません。FRBが買い込んだ米国債はどんどん償還するので新たな買入余力はある訳です。ただ今までみたいな派手な介入はしたくない・・と言いたいんでしょ。で、FRBが買いオペをやめたら長期金利上昇 → 債券価格下落 → 株価下落 → 住宅ローン金利上昇 → 住宅債権の不良化拡大という流れが起きて金融不安が再燃するやもしれません。それを避けるための金融緩和をやっていますという現状・・。金融緩和の出口はどこ?金融緩和・国債買取は止められない止まらない・・と私には思えます。その先には何があるんでしょう?