昨日の棋楽会(元有段者の碁)
8日は朝まで仕事して帰宅して風呂に入って午前11:30まで寝てました。飯を食ってから棋楽会で碁を打ち、帰りに買い物して家で飯食ってさっきまで寝てました。棋楽会は今年入会した人が5人います。そのなかに車椅子で奥さんが付き添って来ている方がいます。会では集まったメンバーが勝手に相手を選んで打つので新参者は相手が決まらない事が多いのです。私は車椅子の方に声をかけて対戦してみました。3級で登録されていますので七子置かせて打ちました。第1局は黒が怖がって全然ダメな碁でした。2局目、3局目と段々黒が積極的な手を打つようになって楽しい感じになってきました。ただ7子も置いて打つ経験が少ないようで、つい互先の手を打って自分から崩れてしまうのでした。第1譜(49手まで)黒44が惜しい。参考図1を参照参考図1 こう打てば5子は助かってはいました。が・・・参考図2第1譜の後は、黒1と禍根を断つ一手です。白は2と受けて黒は5子は諦めるのが相場でしょう。実戦は△の石を動いてきましたが・・七子の上手がそんなの許すわけないです。Mさんは手足に麻痺が残っていて脳の疾患でこうなってしまったのかなと推察しました。Mさんは病気されるまでは2~3段あるいはそれ以上の打ち手だったのではないかと思いました。Mさんは私と打った後は相手が見つからず・・というか「お願いします」とか「一番教えてください」とか言葉を発するのももどかしい感じでした。私など他の人の碁をしばらく見て帰っていかれました。20年ほど前、枚方在住の強豪でTさんという方がおられました。当時、日本棋院枚方支部の碁会所では9段格だったのですが姿を見なくなりました。脳出血で倒れたと聞きました。それから2年ほど後、交野市松塚の碁会所でTさんを見ました。ぎこちない手つきで石を置くTさんにはかつての貫禄はなく棋力も5段くらいに落ちてしまっていました。それでも腐っても鯛といいましょうか、強い人が少ない碁会所では「先生」ってことになります。かつては2~3子置いていた私が白を持つのはどうも気まずいので・・お互い知らないふりをしていました。彼のパラダイスを侵してはいけないと思い、その後私はこの碁会所に行きませんでした。