Y染色体がなくなって男がいなくなっても人類の生存は可能か
5月頃妹に貰った苗がやっと花を咲かせたケイトウテレビで何度か男性を決めているY染色体が減数分裂の度に退化して1400万年後には消滅する。したがって男がいなくなり女ばかりになって子供が生まれず人類(雄雌に分かれている動物も)はいなくなるとの放送を観たが人工授精などの技法で何とかならないものかと思ってきた。まだずっと先の話だが解決法はないものかと思って調べてみた。人は23本の染色体を2セット46本の染色体を持っており、22本が常染色体で23番目の性を決める性染色体は女性がXX,男性はXY遺伝子を持っており受精の前段階で半分に減数分裂する時女性はXとXに分かれ、男性はXとYに分裂して受精によって母方のXと父方のXが結び付くとXXで女性になり、母方のXと父方のYが結び付くと男性になる。その男性を決めているY染色体がどんどん退化しているというのである。X染色体上には2000個位の遺伝子があるがY染色体には元々はX染色体と同様2000個ぐらいの遺伝子があったがどんどん小さくなり今では50個くらいしか遺伝子が無いとのことだ。Y染色体を受け継いで男として生まれたが、Y染色体の退化と関係あるのか、おとこ性が弱くておんなとして生活してきた人もいる。科学が進んできた現在、遺伝子操作してY染色体を活性化させることはできないのかと思ってきた。しかしそれは無理のようでY染色体が消滅していく運命にあるのは変わりないが、22本の常染色体のどれかがY染色体の代わりに性を決める染色体としての役割を果たしていくのではないかとの考察もある。将来Y染色体が無くなって女ばかりになり、結局人類(雌雄のある生物も)がいなくなる未来を悲しんでいたが、何とか生きながらえる道も残っていることを知り少し安心した。