アレチノギクという南アメリカ原産の野草が我が家の中庭にいつの間にか生えていた。ナミアゲハがその枝で民宿?したので発見した。
9月初旬の夕方、我が家の庭に「ナミアゲハ」が4羽飛来して、まず最初皇帝ダリアの葉にとまり,間を置かないで皇帝ダリアの周辺を飛び回ったりした。その後:その内の3羽が。夕方から翌日の朝、日が昇るまで見慣れない野草の3つの枝に分かれて泊まり、翌日の日の出までいるという私にとって不思議いっぱいの状況をワクワクして観察。9月2日 16時:29分撮影ネット情報などによると、トンボや蝶々が夜寝る場所を特定することは非常に困難だとのこと。そうであれば今回観察できたこの写真の存在は意外に貴重な存在だと言えるかもしれない。同じ場所で2回眠った。1羽はムクゲの木の枝であったがこの屋敷の庭であり、他の2羽から4,5mの場所だった。◎ 〇 ◆いつの間にか生えていたアレチノギク ナミアゲハにとって寝床の役割か吸蜜目的か? 風が吹くと横になびく。 野原でも競争に負けて減少気味とか、それが何で我が家の庭に這えたのか? 地面から4,50cmの部分で主軸が終わり、その周りから改めて枝が出るという風変わりな 生育を行うのがこの野草の特色らしい。枝が多く見えてもその株は少ない事がわかった。 ミョウガの生えている常緑ヤマボウシの根元、日陰の庭隅。地面もこの主軸が切り倒された ような部分もそのままでは見えないが、調べたら5,6株生えているアレチノギクの株はいず れも同じ状態だった。 アレチノギクの花 とっくりのように絞り込まれた総苞の上に花が少し見える。 総苞に沢山の毛が見える。 我が家の庭にあってわずか56例のアレチノギクの全貌を語る愚はいかに恥知らずであって も出来ないが、この花が総苞からわずか見える姿からオオアレチノギクなどの仲間である と思われます。 ナミアゲハの小グル-プが2回現れて1夜を明かしたことが何を意味するかは全く不明です。 アレチノギクとは:日本帰化植物写真図鑑引用 Conyza bonariensis Retz 英語 hairy fleabane 南アメリカ原産の越年~1年生草本。南ヨ-ロッパ、アフリカ、アジア、オセアニアの温帯 ~熱帯に分布する。茎は高さ30~50cmほどに伸びると、頂に花序が付いて主茎は成長を 止め、横枝が花序より高く伸びだす。全体に灰白色の毛が多く根生葉は羽状に深く裂けるが 茎上の葉は鋸歯がほとんどなく、しばしばよじれている。頭状花は総状につき、オオアレチ ノギクより大きく、総苞は5mm、舌状花は多数あるが小さくて目立たない。 冠毛は淡褐色。種子繁殖する。夏から秋に発生し、、ロゼット状を形成して越冬するものが 多く、花期は夏から秋(初冬)。 大正~昭和初期には日本全土に普通の雑草であったがオオアレチノギクとヒメムカシヨモギ におされて近年は少ない。 畑地、樹園地、都会の道端や荒れ地喉に生育する。 ▲ ◎ 〇 アレチノギクはオオアレチノギクと共に南アメリカ原産であり、広く日本の山野に進出して いるらしいことを今回知った。 オオアレチノギク 我が家の庭には生えていないが、アレチノギクの仲間としてあちこちで出合いました。 川除 JR踏切脇の排水路窪地にて 有馬富士公園へのウォ-キング途中で出合ったオオアレチノギクの群れ オオアレチノギクと知った後、出かけた先、特にJRの線路沿いなどにこの野草が多かった。 その他、空き地などもこの野草が繁茂する場所だと分かった。