キツネノカミソリ (狐の剃刀)の花が満開です。
キツネノカミソリ ヒガンバナ科ふつう8月中旬から9月にかけてこのキツネノカミソリの花が咲くと言い伝えられておりますが武庫川の右岸の土手が右側の窪地に下がる角に咲いております。染井吉野の木が遠く日本海まで連なっているとされている。巨木になったその日陰でいている。余談ながらこのあたりから川上には八重咲が多い地域だ。我が家が吹田市の北千里からこの地に移住してからでも27年、その前からあった桜の株。幅2m、長さ4,5mぐらいの地域に点々とこのような似た形で花が咲いている。武庫川左岸のこの辺り約2kmの中でも同じような田んぼ側に切れ込む土手には2,3か所キツネノカミソリが自生していてたいがい1,2株が立ち上がり咲いていた。此処だけ雑草が茂っていても堤の道路から気を付けていれば見える所。ここの数は種が付く。 果実この実が熟れたらどんなに見えるか。 ⇒ 黒く光っている。 後述紹介。下に紹介させてもらったウイキペディアの情報など数多い資料から通常林縁や林床など明るい地域に見られるとされておりますが、青野川の土手道や武庫川の川岸の場合1. 明るい土手、草むら (青野川)2. 桜の大木が連なる木陰の草むらで(武庫川)その開花を見ることが出来ます。今年も武庫川の桜の木の下の場合は満開、青野川の土手は咲き始め。たまたま私がウオ-キングなどで通過する地域がこの辺りなのでその出現先を上記の2か所しか知りませんが、この都市ではまだまだ多くの地域に自生しているものと思われます。キツネノカミソリの果実2014-09-23 同じ場所の果実 株は異なるがその実を持ち帰り鉢植えしてみたが失敗。今年も種まきのチャンスが来るかどうか。(ネット検索でも種から育てた実例の紹介が在ったので実験してみたい)同じ場所の若い実 2014.09.16一つの花茎に5個ほど実が付いている。☆ ◆資料によっては、3倍体の為、実が生らないと言う情報が強調されておりますが、資料によっては、結実するタイプが多いとありますのでここはその一例であろうか。実が生り種が子孫を増やすタイプで、群生しやすいと思われます。青野川の土手、田んぼ側のキツネノカミソリは果実は出来ない。ウイキぺディアの情報「 明るい林床や林縁などに自生する。早春のまだ他の草が生えないうちに、狭長の葉を球根から直接出して球根を太らせ、多くの草が生い茂る夏ごろにはいったん葉を落とす。盆(8月半ば)前後になると花茎を30~50cmほど伸ばし、先端で枝分れした先にいくつかの花を咲かせる。雌雄同花で花弁は橙色が6枚。本種には、結実するものとしないもの(2n=32)がある 」 1. 科 名 ヒガンバナカ科(ユリ科)ヒガンバナ属 2. 学 名 Lycoris sanguinea3. 別 名 4. 原 産 東アジア、日本 5. 開花期 8月~9月6.来春の課題 : 葉の撮影ブログ「癒し草」さん記載のキツネノカミソリの項に出てくる葉お借りしました。有難うございます。ヒガンバナ・曼珠沙華の葉にも似ておりますし、葉の数も多いですね。来春は頑張ってこの株の葉の写真撮りに成功したい。(問題点? 度忘れ、とほほ・・・)尚、このキツネノカミソリは林床や林縁に自生する種類とされているのに対して、現在私が目にする場所は山からから離れております。それでつれづれに考えた見たのですが、500年とか1000年の単位で言えばこの一帯も人の往来がかなりなものと思われます。しかしそれ以前となればかなり林もあり、キツネノカミソリが育つ環境がこの武庫川沿いに残っていたと思われるに至りました。つまり無理に人為的に移動したとか言うことで無く、自然に育つ環境にある地域が幾分木の数が減ったなかで、こんな環境に慣れた物が生き残った、そんな観方も出来そうです。平成6年頃に終わった武庫川の水路変更などを伴った大々的な改修で生まれた新しい土手でJR新三田の前方に地域にある桜の巨木の下や水路側などで点々とその花が見えましたが、雑草の繁茂により見えない年が多い、定期的な草刈りが行われて、そのタイミングがこの野草の花が咲く時期に合うと見えます。今年はやや草の少ない1か所と青野川の土手、合計2か所は見届けました。