スキーへの情熱
話がスキーに戻ってしまうが・・・。あれだけ熱心だったスキーへの情熱が、3、4年ほど前から徐々になくなってしまった。どれだけ熱心だったかというと、小さいころから高校生まではたまーに親に連れてってもらってただけだが、大学、社会人になったら毎年必ず一回は友人・同僚と行き、年によってはそれ以外にも別の友人や親やら時の彼氏を無理やり引っぱり出してスキー旅行に連れて行ってた。最後にはとうとう連れて行く人がいなくなり、独りでスキー学校合宿ツアーに参加したりしたこともあった。もともと運動音痴なので、そこまでしてもまだパラレルが出来るか出来ないか、くらいのレベルだが。行ってたスキー場は学生のときは夜行バスで信州、社会人になると飛行機で北海道というパターン。いづれもパックツアー。それがイタリアに来て、最も近いスキー場まで車で1時間というところに住み始めて次の年あたりから、なんとなくスキーへ行くのをだるく思うようになった。それは徐々にひどくなって、今では1年まったく行かなくても平気である。行かなくなって2年たって焦った夫に借り出されてスキーをし始めても、しんどくてすぐやめたくなる。原因は、たくさん考えられる。1.歳のせい。2.同じスキー場に何度も行ってるから飽きた。3.しかもそのスキー場が小さくて、同じコースばかり何度もぐるぐる回っているのでうんざり。4.長年やってる割にはパラレルができないという壁にぶち当たった。5.スキーへの情熱とは、実は単にスキー場へ行ってスキーをすることだけでなく、仲間と旅行して宿に泊まることや温泉などすべてひっくるめたイベント自体への情熱であった。特に5番、こうやって書いているといろんなことが思い出される。仲間と一緒に夜行バスに乗って旅行するという修学旅行的わくわく感。深夜のサービスエリアで信州そばをすすったこと。安いツアーの宿の小さな家庭風呂(共同)で、違うグループの知らない子と一緒に入って、スキーで出来た青あざの見せっこをしたこと。リフトの上から猿を見物したこと。北海道の冬のすばらしい食べ物を味わったこと。ごちゃごちゃと並べられた物をいつまでも見てて飽きないおみやげ屋。などなど・・・むちゃくちゃ懐かしい。オバサンのノスタルジーだが。あのころはテンションが高かった・・・。また、4の問題から逃避するためにスノボーを始めるのも手かと思われる。でも北海道温泉スキー行きたいな、来年は。写真はウチから最短距離のしょぼいスキー場。カンピテッロCampitelloという。しょぼいながら小さな国際大会とかもあって、日本人にもあったこともあるからびっくり!お元気でしょうか、コーチ。