イタリア ピノグリージョ2007 ヴィニェティ・ラパイス
イタリア フリウリ=べネツィア・ジュリア州 IGTヴェネツィア・ジュリア IGT Venezia Giulia ピノグリージョ2007 PinotGrigio ヴィニェティ・ラパイス Vigneti Rapais ピノグリージョ(ピノグリ)100% ステンレスタンク発酵 ステンレスタンク(?)で澱とともに熟成8ヶ月 アルコール分13% 輸入:株式会社オーレ ジャパン 参考価格:1400円前後(?)色はやや薄い金色。香りはライム、カリン、蜂蜜、ミント、スイカ、レモンエッセンス?味は苦味と薄い甘味。余韻に薄い苦味。苦味基調のニュートラルな味。香りは思ったよりも幅を感じる。でもちょっとアッサリし過ぎかな~!?確かに、飲んでてイヤな感じはしない。苦味がメインの味構成で酸をほとんど感じないのだが、この品種は「そういうもの」と理解が生まれてきてるので、別段悪くはない。しつこい苦味ではないので、この苦味によって ほんのりと薄い甘味感が上手に活かされてる。品種の特徴を活かしつつ、それをワインの美味さに持っていけてるのは流石。だが、ピノグリージョと(ピノグリージョの特徴を)知らずに飲んでも、ただの水っぽい白ワインとしか思われないかもしれない。いくらか香りが有るのが救いだが、味自体は特徴が弱いな。香りで支える様な味でもないし、その香りも言う程主張が強いわけでもない。これまでのピノグリ経験が無ければ、ただの1000円位のワインの延長としか思えなかったかも。白ワインとしては、良くも悪くもアッサリスッキリ。ワインの苦味が苦手な自分でも、苦味に嫌らしさを感じないので、これはこれで完成度は高い。自分以上に苦味が気になる人でも、多分ツマミ一つで解決出来る。食中の水代わりのグラスワインなら、動ける範囲で それなりに よく働いてくれる感じ。料理は何でもイケる。良くも悪くも個性が無いので、料理も選ばない。あまり濃厚な方向に行かなければ大体OKで、それでも揚げ物やピッツァのチーズ位なら問題無い程度。色々思うところは有ったが、とりあえず値段相応。「ピノグリージョ」という点に付加価値を感じられれば、1400円位なら 悪くない。ただ、特に「ピノグリージョのワイン」を飲みたいのでなければ、あえてこれを選ぶ理由は感じないな。軽めのあっさり白ワインならソアーヴェでもいいじゃん、って思っちゃう(ソアーヴェほどガブ飲み向けではないが)。個人的にはロエロ地区のアルネイスワインを、役割でも香りの好みでも優先して選ぶ。