グルジア ドゥルジ・ヴァレー・サペラヴィ2012 キンズマラウリ社
素焼きの陶器ボトルという一発ギャグに全力でGO!グルジアワインの世界ではギャグじゃなくて割と由緒ある伝統らしいが飲み終わった後のボトルは花瓶にでも使うつもり グルジア Geordia カヘチ地方 Kakheti クヴァレリ地区 Kvareli ドゥルジ・ヴァレー・サペラヴィ2012 Duruji Valley Saperavi キンズマラウリ社 Kindzmarauli サペラヴィ100% オーク樽熟成12ヶ月以上(?) アルコール分13% 輸入:富士貿易株式会社 購入価格:1779円色はやや濃い紫。香りはブラックベリー、インク、プルーン、パセリ、白胡椒、ナツメグ、ヨーグルト、銅?味はやや薄い渋味と薄く酸味を伴う苦味。余韻に苦味と渋味を伴う薄い甘味。ん~、・・・まあまあかな。渋味基調で苦味が追い、酸がチラホラ付いていく。フランスで言うと安めのローヌ、またはプロヴァンスの赤に近い雰囲気。苦味や青臭さを思わせる要素にスパイス香が伴い、少々頼りない果実感を支えようと動く。やや酸味の効いた中南米辺りのコーヒー(グァテマラ?ホンジュラス?)を冷やして飲んでる様な気分。濃い傾向の味なんだが重厚感は無く、飲み易さは有る。香りはローヌっぽいが、味はプロヴァンスかロワールのカベフラ的。何だか香りのトーンが高過ぎて、いまいち味の濃さに活かされてない感じ。口当たりからの味の濃さと比べて余韻が浅過ぎるのかも。味と香りのイメージが一致しない違和感みたいなのも有る。一応60分以上の時間経過でも変化は軽微。ガブ飲み系と言う程軽やかではないが、じっくり飲める程の深みも重みも無い、割と半端なポジション。不味くはないけど、進んで飲みたくなるほどの美味さも無い。この系統で濃いワインならギガルのローヌが最適だし、味だけでも普通のACボルドーとかで代用可能。グルジアワインの本領は甘口傾向の赤に有るらしいので、今回のこのワインはグルジアワイン本来の魅力とは別方向のものなのだろう。料理は苦味を有る程度牽制出来れば何とでもなりそう。肉ならローストかソテーにした豚、魚なら塩胡椒かけてバター焼き。柔らかいカマンベールチーズも悪くない。ワインに足りない甘味感を、食材や調味で補填出来れば理想。値段相応。ただし、ワインが1100円でボトルに680円って感覚の相応評価。ワイン自体の美味さは1000円チョイのレベル。グルジアワイン サペラヴィ 陶器瓶 750ml価格:2,006円(税込、送料別)楽天ではこのボトルはアズマヅルのみ。キンズマラウリ社のサペラヴィワイン自体は何もこの陶器ボトルだけじゃなく、普通のガラスボトルでも売ってて、そちらは500円位安い。やっぱりボトル代が結構乗ってるな。