イタリア グランディ・モリ・バルバレスコ2011 プロヴィンコ・イタリア
イタリア ピエモンテ州 DOCGバルバレスコ グランディ・モリ・バルバレスコ2011 Grandi Mori Barbaresco プロヴィンコ・イタリア Provinco Italia S.p.A ネッビオーロ100% アルコール分14% 輸入:ベルーナ株式会社 購入価格:1393円(2000円位?の品の棚落ち特価品)色は軽く濁ったレンガ色。香りはアンズ、ラムネ、ペパーミント、灰、餡、水道水?紅茶の出涸らし?味は苦味を伴う薄い渋味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と苦味を伴う甘味。まあまあ。良い感じに色合いが抜けてる。香りは少々パッとしないが、味は軽やかな雰囲気で、それなりに熟成感が見える。余韻でほんのり果実感を主張。穏やかな渋味感で順当に経年熟成を重ねてると思う。苦味で起伏を付け、余韻の甘味感で果実味演出。苦味の出方で波は有るものの、全体のバランスは悪くない。だが、熟成の谷間かな!?渋味は落ちて飲み易くはなってるが、香りの幅や出力も落ちてて、格やヴィンテージに見合った高級感は見えにくい。こういうものと分かってて飲むのなら何の事はないが、やや期待ハズレ。 抜栓20分程で灰っぽい香りが強まり、ベリー香が後退。 そのせいか酸の印象も弱った感じで、味もやや平坦な方向へ。 熟成感と言うよりも、熟成前に息切れしたみたいな、疲れた印象の赤に。総合的には、ちょい熟の薄味系赤。軽いからってガブ飲みするには苦味がうるさく、ゆっくり飲んで味わわないと特長が見えない。薄味傾向な割に、そこそこボリュームを感じたのは14%のアルコール度のおかげか!?万人向けではないね。大分飲み手を選ぶ。もう数年寝かせて水の様にしてしまえば、別の魅力を発揮しそうではあるが、それはそれでやっぱり人を選ぶ気もする。香りはあまり気にしなくてもいいので、多少は味強めがいい。スモークサーモンのカルパッチョ、塩胡椒を気持ち多めに振ったカプレーゼもOK。メインの肉料理よりもオードブル(アンティパスト)向け。1400円弱で値段相応。現状、ワインとしては1300円台が妥当なとこ。2000円取るのなら「バルバレスコ」の看板に+600円以上の価値を見出す必要有り。この価格出すなら、ピノネロワインの方がいい。例えばマルケージ・インチーザのレオポルドとか。