オーストリア カイザー・ツヴァイゲルトレーベ2011 カイザー醸造所
オーストリア(オーストリー) ブルゲンラント州 カイザー・ツヴァイゲルトレーベ2011 Kaiser Zweigelt-Rebe カイザー醸造所 Weingut Kaiser ツヴァイゲルトレーベ(ツヴァイゲルト)100% オーク樽熟成5~10ヶ月 アルコール分12.5% 輸入:株式会社スマイル 購入価格:1883円色は濃い紫。香りはブラックベリー、鉄、杉、焦がしカラメル、餡、コリアンダーシード、八角?ローリエ?味は渋味と甘味を伴う苦味。余韻に苦味を伴う薄い渋味と薄い甘味。おお!?渋味がしっかり。酸は有って無い様なものだが、渋味の勢いであまり気にならない。香りもベリー香をすぐ越えて金属っぽいものとスパイス的なハーブ香が流れる。きちんと渋味のボディが出ており、甘味の走りを完全に制御。(樽の?)苦味も全体のバランスを整え、厚みも生まれてる。酸味の存在と引き換えに、飲み易さと飲み応えを両立。 開栓30分程でスパイス香が抜け、金属っぽい香りが強まってきた。 味も渋味が弱り、ヨーグルトっぽい酸味が出てきた気がする。 渋味が落ち着いた事であっさりした飲み口に変わってきた。 甘味のコントロールは樽の苦味が制御の役を代わり、引き続きバランスを保つ。その渋味からボディーをつくってキャラを出していたが、時間経過で渋味が落ち着くと、シンプルな味になって飽き易い雰囲気になってきた。あっさり感故の飲み易さは有って、良く言えば渋味も酸味も綺麗に抜けた熟成メルローの様な雰囲気。これはこれで何も悪くないが、開栓直後の厚みが恋しくも有る。総合的には、完成度の高い(?)ツヴァイゲルトワイン。飲み手を選ばない味の幅とバランス感。味の勢いを殺さずに活かす、技術を感じる。品種の共通点とも言える控えめな渋味と目立つ甘味を、樽熟成によって樽のニュアンスを付加する事で上手にカバー。全てが自分の好みではないものの、なかなか美味いと思わされる。初めてツヴァイゲルト飲んだ時はベリーAに似てると思ったが、このカイザーを飲んで、ベリーAとは違うきちんと別の品種だと思えるようになった。値段相応。相応だが、これは2000円越えも狙えるな。「渋味は苦手だが全く無いのは困る、 酸味は有っても無くても困らないが下手にメインに絡む位なら無い方が良い、 甘味は少しでいいが他の要素に潰される程弱くなくて、 全体そんなに濃くなくていいけどジュースっぽいのは嫌。」そんな味の赤ワインが好きな人はこのカイザー・ツヴァイゲルトレーベが気に入る。300ml程残しで次の日。開栓約22時間経過香りは餡、インク、ブラックベリー、黒蜜、胡椒?味は薄い酸味と薄く苦味を伴う甘味。余韻に薄い甘味と薄い苦味。香りはスパイス香がほぼ引っ込み、黒い雰囲気の香りが支配的。渋味もほぼ消え、香りと連動した苦味感と残った甘味でシンプルに構成。甘味が有るだけ飲み易いが、ちょっとシンプル感が悪い方向に行ってる。初日の時間経過後はまだ弱ったなりに香りが生き残ってたから、もう少し高級感を残してた。2日目のこの味は(ラングドックの)ガメイかベリーAを必要以上に濃くした感じ。何か安い。初日で飲み切った方が良かったな。2日目は値段以下。1000円並み。カジュアルなレッド・ペップ、バランスタイプのグランポレール・北海道、そしてこのフルボディなカイザー、3者3様のワインを楽しめた。要は値段が上がっていくごとに味がしっかりしていく、そんな当たり前の事実が分かっただけともいうw。そして3本とも2日目は大きく力を落とした。(ただ、安いレッド・ペップは元が安い分落ち幅も小さくて済んだ)開けたら残さずその日の内に飲み切った方がいいね。★楽天検索 カイザー レーベ★楽天扱い約3件 2041円~2160円 平均2100円前後まあまあ、こんなもんか。丁度税込2000円を超えたとこなら分かる。