コーチング入門の入門
私はコーチングのコーチとしてあまりコーチそのものの活動は出来ていませんが、会社の人事にいていろんな場面の面談や採用面接では、有効に使っています。先日社内に退職の挨拶で廻ると、「コーチングしてくださいよぉ」と意外に依頼が多いことを知りました。重要性はマネージャークラスなんかもかなり感じているようです。感じていないのは、役員クラスでしょうか。重要性は分かっていて、コーチングしっかりしようと口に出してみるものの、なかなかできないもののようです。それは、コーチングの研修を受けてもなかなかできないことでもあるようです。そもそもコーチングって何? どうやってやるの?ということをちょっと書いてみたいと思います。コーチングの基礎については、いろんなサイトもありますのでそこで見ることも出来ます。※参考:コーチ21のサイト今日は、あまり詰め込まないように大切な部分だけ書きます。コーチングを受ける立場でみても分かるように。私が考えている、コーチングで本当に大切なのは、2つで、・聴く力・質問力これだけと思っています。まず、コーチもコーチを受ける人も「聴く」ことができないと、コーチングは全く効果がありません。これが出来ていないのに「コーチングは役に立たない」というのは、尚早です。それから「質問」。これも出来ないとコーチングは成立しません。昔ながらの野球のコーチなどの「教える」のがコーチングではなく、相手に質問を投げかけて「気付かせる」ことができないとコーチングにはなりません。これができないコーチはダメなんです。クライントが、自分で考え、自分で考えた事で気づき、また新しい考えが出るというサイクルにいかないんですね。「聴く力」とは・・・・まず自分の意見をクリアする・相手の言葉を意見ではなく「情報」としてすべて受入れる・聴く時に、相手に聴いているという表情や姿勢をとるというようなことです。聴きながら相手の意見に対して「それは違うなあ」という意識で聴かないことです。「質問力」とは・・・・オープンな質問とクローズドな質問を使い分ける・相手の人間性や思考性のタイプによって質問を変える・考えさせる質問をどんどん投げる・決断させる質問を投げる・行動が具体的にできるイメージにできる質問を投げるというようなことです。注意としては相手が話しているときに先先と質問を思い浮かべないことです。そんな「聴く」ということ、「質問」というものができれば、親子も、男女も、上司部下も、お客様への営業も、上手く行きますね。意識してやってみてください。