続 安心、安全の保証は最低限
最低限のコストをどこにかけるのか?は、私共であれば、当然ながらまず第一には商品製造段階である。(接客や対応も勿論同様に重視しています)色落ちの懸念される天然染色である泥染めや藍染めであれば、水洗を繰り返し、そう簡単には色落ちはしないようにする。同じ縦緯絣の構造のもとにつくるのであれば、より多くの絣糸や地糸を使用して、デザイン的にも、生地強度もいい織物にする。当然ながら全て人の手で行う作業のために、各工程のコストを考えると大きいし、ある程度の販売価格に合わそうとすると、かかったコスト分は当然利益は減る事になる。後はどこでコストダウンをするかは、企業やオーナーの判断だ。私は販売した品の価格がいくらであろうが、うちからご購入頂いた品がお客様の手元に渡った後、色落ちだの、織りが悪いだのといった事が出ることは合ってはならないと思うし、出ないようにするのが責任だと考えている。やっぱり、この値段だからしょうがないか・・・そう思われないようなサービス提供が必要、そう感じさせられた事件だ。