節分
今年の恵方は北北西。例年通り、真っ暗な部屋で恵方を向いて笑顔で巻き寿司にかぶりつく。「いいことがありますように」「健康でいられますように」「仲良く過ごせますように」心の中で祈りながら節分を思う。途中で息子がわざと笑わそうと仕掛けてきた。主人は食べきるまでノらないのだが、私はどうもダメなのだ。息子の笑いにすぐにノってしまう。声が出ないように必死だった。豆まきも家族3人で「鬼は外、福は内、鬼も内、福よ来い」などと言いながら家の中と外を回って豆を撒いた。今夜はピーナッツ味噌を作っておいたのでそれをつまみに少し飲んだ。鰯も食べたが、かわはぎの煮物も作った。生姜の香りがいい感じである。鰯が高くなっているのに驚いた。息子が小さかった頃は主人が鬼の面をかぶって豆まきをしたっけ。日本の伝統というと大袈裟かもしれないが、風習慣習は残し伝えて欲しいと思うものがある。節分はその中のひとつ。明日からがまた新たな年の始まりでもある。あぁ、こんなことを書くから「おばさんくさい」とか言われるのか?そんなことはどうでもいい。おばさんだもの。それでも、日本人に生まれてよかったと思えることを誇りにしている。