PCの廻り
パソコンデスクの廻りは私の宝物がいっぱいである。知人からいただいたペン立てに使いやすいペンが立ててある。文具が煩雑に置いてあるが、私がわかればそれでいい。小さなアクセサリー入れの中にリングやブローチ、ブレスレットが並んでいる。そして写真が何枚かボードに貼り付けてある。カレンダーもスケジュールを書き入れやすいものが1枚。横にある小さな棚には本が並んでいる。いつも目に入ってくるのは松下幸之助の「二〇一〇年の日本」「えんぴつで奥の細道」ちひろ美術館コレクション「生命 この星の仲間たち」何気なく手にとってパラパラと読んでいるものばかり。因みに主人はトイレに松下幸之助の本を隠し持っている。先日、息子が電子辞書を壊してしまったと落ち込んでいた。液晶画面が割れてしまったようで修理するのも新しいのを購入するのも大して変わらないらしい。5万を越える代物なのでおいそれと購入と言うわけにはいかない。こんな時に実家の両親に甘えるちゃっかり者の息子。結局、孫の辞書がないとかわいそうだとカンパしてくれた。定価で買うほどバカじゃない。主人も色々なところで見積もりを取ってくれた。結果、3割引きほどで購入できた。息子は大喜び。「ホントにすみませんでした」と謝りながら新製品の辞書の説明書を読んでいる。私の学生時代には電子辞書などなかった。毎日、遅くまで勉強勉強だったような気がする。そんな私の高い買い物がデスクトップのパソコンだった。小物と言うには大き過ぎる。だから、と言う訳ではないが、パソコンの廻りは私の宝物でいっぱいになる。