林艮酔記
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風邪をもらってしまったらしい。もらえる物は何でも喜んでいただくが,風邪だけはいただけない…が,もらってしまったものは仕方ない。今日は家でおとなしくしているしかなさそうだ。ヒマなので,レンズフードの話でもひとつ。 ◇ ◇ ◇プロテクトフィルターが好きではない。硝子は1枚でも少ない方が,クリアな写真が撮れそうな気がするから。(あくまで気のせいだけど)その代わり,不用意にレンズの前玉に触ったり傷をつけたりしないように,(それと,見かけのかっこよさのために^^)前玉のひっこんだマクロレンズ以外は,レンズフードを常用している。フレアやハレーション防止のためではない,というのがミソ。だってほとんど気にしないから^^;そういうわけで我が家には,レンズと同じぐらいの数のフードが転がっているのだが,中でもカタチを気に入っているのが,OM ZUIKO28/3.5用のラッパ型と,TAKUMAR28/3.5用の角型。フードは見た目が90%なのであります^^ところで,フードはねじ込み式金属製に限る。ゴム製のは前玉を守ってはくれないし,プラスチック製のは質感が気に入らない。バヨネット式は専用だから使い回しがきかない。ただ,ねじ込みメタルフードを現行で売っているのは,ニコンとコシナ・フォクトレンダーぐらい。だから,中古屋さんのジャンク・コーナーを漁る以外は,そのどちらかを買い求めるしかない。ニコンのねじ込み式フードは,型番名が「HN」で始まる。(「フード・ねじこみ」・・・わかりやすいけど,意外に安直なネーミング^^;)使い勝手がいいのは,HN-1 24mm用HN-2 28mm用HN-3 35mm用というあたり。フィルター径はいずれも52mm。フィルター径が合わない場合は,ステップアップ(またはダウン)リングで調整する。(フィルター径が55mm以上のレンズで,ステップダウンリングをつけるとケられそうなときは,他をあたるしかない)標準域はニコンにいいのがないが,最近出たフォクトレンダー・ノクトン58mm用LH-58(フィルター径も58mm)が,なかなかよいので助かる。望遠は,だいたい専用のフードがあるので問題ない。ちなみに,ねじ込み式だとフードはつけっ放しとなる。となるとレンズキャップが問題。円周部分にしかスナップがないキャップだと,非常に扱いにくいのである。ところがニコンのレンズキャップは,真ん中近くをつまめるので,フードをつけたまま楽につけ外しができる。(タムロンのキャップも同じデザイン)かようにして我が家のレンズの大部分は,まるでニコン製であるかのような顔をしているのである。
2008年03月04日
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ヤシカ/コンタックス(Y/C)用のプラナー1.4/50mmには,解像度に関して,当たりはずれがあるらしい。そもそもY/Cのレンズには,シャッター速度優先・プログラムオートに対応した「MM」レンズと,対応していないレンズ(「AE」と呼ばれる)がある。MMは平均して品質がいいかわりに,びっくりするくらい凄いレンズというものはなく,AEはバラつきが多めで,当たりを引くと凄いらしい。それも,初期のものほど素晴らしいというハナシ。プラナー1.4/50の製造番号でいうと,最初の2ケタが58と59で始まるもの,なかでも581と582の中に,いいものがあるとか,583と584もよい出来なのだとか…かなり細かい。それはなんでもレンズのガラス・エレメントの違いらしく,その違いは重さを量るとわかるらしい。ちなみに64ぐらい以降は,内部の塗装や構造にも違いが出てくるのだそうだ。(レンズの設計自体に変化はない)先日手に入れたものは,番号が60で始まっていて,内部構造は58や59と変わらない。では写りはどうなのか…気にはなるが,比較する材料はない。とりあえずこないだの梅をピクセル等倍で見てみると…Planar 50mm F1.4,Canon EOS 20D.絞り開放でこれならば,きっと当たりなのだ…と思っておく方が,平和というものだろう。それにしても,かなりマニアックな話ではあります(^^
2008年03月01日
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かの有名なプラナー50mm F1.4を入手。せっかくなので,全部絞り開放で撮ってみた。大泉北野神社にて。Planar 50mm F1.4,Canon EOS 20D.
2008年02月28日
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R型ライカ用マクロ・エルマリートをEOS20Dにつけて,花撮り。いずれも絞りF2.8開放。Macro-Elmarit-R 60mm F2.8,Canon EOS 20D.
2008年02月23日
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ツァイスのレンズと並行して,廉価版として売られていたヤシカのMLレンズ。先日手に入れた50mm/1.7も,プラナーに負けていないという噂だったが,この35mm/2.8は,ディスタゴン35mm/2.8より優れている,という(一部の?)評判。その評判のためか,それとも売れなかったのか,中古を見かけることはなかった。それを先週,発見してしまったのである。即ゲットしたのは言うまでもない。ディスタゴンより優れているかどうかは,比べていないのでわからないが,ともかく破綻のないレンズであることは確か。解像力は素晴らしいし,開放でも像の滲みは皆無。この3日ばかり,毎日連れ歩いているが,夕方や雨の中,とっても端正な画をつくってくれていると思う。Yashica ML 35mm F2.8,Canon EOS 20D.絞り開放,1/500, ISO800, AWB,
2008年02月13日
レンズの収差には,2種類ある。…色収差と,球面収差。球面収差は,さらに,コマ収差・非点収差・歪曲収差・狭義の球面収差に分けられる。屈折望遠鏡の色収差を消すために,屈折率の異なるガラス(クラウンガラスとフリントガラス)を使って凸凹レンズを組み合わせるという手法が発明されたのは,18世紀のこと。これをアクロマートという。しかしその後,写真というものが発明され,フィルムの上で,人間の可視広域のはずれにある紫色の波長においては,アクロマートをもってしても収差が解消されないということが問題となってきた。そのため,クラウンガラスともフリントガラスとも異なる屈折率をもった第3のガラスが求められた。そこで登場したのが,蛍石…主成分はフッ化カルシウム。これを組み合わせると,紫色の波長もズレがなくなる。こうしてできたのが,アポクロマート。ただ,蛍石は,均一で透明度の高い状態をつくりにくい。だからアポクロマートは,非常に高価だった。それをうまく製品化することに成功したのが,キヤノン。1970年ごろのFDレンズが最初だったと思う。その後,科学技術が進歩して,ガラスを使って蛍石のような性質のレンズが作られるようになった。EDとかUDとかLDとかいうレンズ(各社呼び名が異なる)がそれである。ただ不思議なことに,「アポクロマート」という呼称を使っているメーカーはない。わずかにシグマ(と,いまはなきミノルタ)が「APO」,コシナ・フォクトレンダーが「アポランター」という名称を使っているのみ。ほんとは,キヤノンのLレンズ(赤鉢巻)もニコンのEDレンズも,アポクロマートの筈なんだけど。そういうわけでアポクロマートは,色収差のないシャープな像を結ぶはずで,実際,シグマのAPO135-400では,非常にシャープな像が得られる。たとえば,250mmで撮ったのが下の写真(2月4日に載せたものの全体)そのうち,カワセミ君を拡大したものがコレ↓…ほぼピクセル等倍。これ以上無理というくらい,じゅうぶんシャープだと思う。アポクロマートの優秀さがわかろうというもの。ちなみにコントラストやヌケのよさには,レンズの構成枚数がからんでくる。枚数が少ないほど,ヌケはよくなり,コントラストも高くなる理屈。色合いには,コーティングがからんでくる。どの波長の光をよく通すかによって,色合いは微妙に変わってくる。理想は「全ての波長を全て通す」ことなんだろうけど。何はともあれ,「シグマのレンズはキヤノンのLレンズに劣る」とか,「蛍石が使われているから色ノリがいい」とかいうのは,世迷言に過ぎないのでありまして,人間がいかに「値づけ」と「イメージ」に弱いかという証となるのでありますな。「『人間が…』とか言っちゃって,エラそーに。要するに自分のことでしょ?」「ご明察であります」とにもかくにも,アポクロマートレンズは,少なくとも色収差に関しては,決して裏切ることのないレンズなのであります。Sigma 135-400mm F4.5-5.6 APO DG,Pentax K10D.ISO400, F8, 1/500
2008年02月09日
しばし使ってみて…開放からけっこうシャープ。といっても,カリカリになりすぎず,ちょうどよい。ボケも,とってもいいというほどでもなく,ときにうるさく感じることもあるが,悪い方ではない。欠点は,望遠端での歪曲収差。はっきりした糸巻型。建築物には向かないだろう。何はともあれ,言うまでもなく小型軽量で,「縮む200mm」として十分使えるが,なんといっても,MFのためのフォーカス・リングが大きくて使いやすいというのが,私にとっては最大のポイント。
2008年01月19日
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フードを求めて彷徨うパンケーキ,smc Pentax M40mm/2.8,ついにベスト・パートナーと出会うの巻。同じPentaxの,DA40mm用のドーム型(フジツボ型ともいうらしい^^)フード。在庫がなくて取り寄せてもらったのだが,なあんだ,青い鳥はすぐ近くにいたのね,という結論。ちなみに,下の写真のレンズキャップは何でしょう?答えは,フジのフィルムケースのフタ。噂には聞いていたが,想像以上にピッタリでビックリ。OM Zuiko 50mm F3.5,EOS 20D.
2008年01月03日
どっちが似合ってるかな?Pentax ME + smc Pentax-M 40mm F2.8Nikon D40 + Ai Nikkor 50mm F1.8Sパンケーキ・レンズ用に,コシナ製フォクトレンダー・ウルトロン40mmF2用のドーム型フードを仕入れてきた。Pentaxの方は,49→52のステップアップ・リングをかまさないと嵌まらないので,4mmばかり厚くなってしまうのが,ちょいと残念…それでもじゅうぶん薄いけど。ついでに,フードの先端につける専用クローズアップレンズも仕入れたので,寄れないPentax40mmも,これで人並みに寄れるようになる。ちなみにフードの開口部は,39mm径。このサイズのレンズキャップは,かぶせ型のものしか売られていない。だがそういえば,L型ライカのマウント径が,やはり39mm。だったら,ボディキャップがちょうど嵌まるはず…試してみたら,ばっちり♪ネジは,偉大だ。OM Zuiko Macro 50mm F3.5,EOS 20D.
2007年12月30日
「自分らしく,秋」というお題をいただいて…キバナコスモス「らしくない」「おっと。言い切ったな。じゃ,これは?」「らしすぎ」「やっぱし」
2007年11月18日
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先日買ったジャンク(なのにちゃんとしてる)FDレンズ。そのままではデジカメにはつけられない。にもかかわらず,さらに50mmF3.5のマクロと,135mmF3.5を買い足してしまっていた。これまたジャンク並みのお値段で,2本合わせて4000円。買いはしたものの,さてどうしよう,FTbでフィルムで撮るかな…そうすると,スキャナが問題だな…などと思っていたところ,新宿の中古カメラ屋で,FD-EFのコンバーターを見つけた。キヤノン純正の品である。めったに見ない超レア物。FDレンズはEFレンズよりフランジバックが短いから,補正レンズを入れない限り,EOSにつけても無限遠は出ない。だからマクロ専用ということになる。補正レンズ入りのアダプターは2社ほどが出しているが,補正レンズを入れると,なんだか味が損なわれる気がする。ボディ1台とレンズ3本の合計より高かったけれど(まあ,ジャンク値段だから(^^;)「見たら買え」の格言に則って,しっかり確保してきた。50mm F1.4は,F1.4のマクロという稀有な存在となる。1/2倍までしか寄れないはずの50mmマクロが,マクロの二乗効果で,ほぼ等倍まで寄れる。そのかわり,いずれも最「長」撮影距離は,たったの30cm(^^;ちなみに本職の等倍マクロでは…(MACRO APO-LANTHAR 125mm F2.5)50mm F3.5 マクロで,今夜のおかずを撮ってみた。マクロでマグロ(^^ゞ
2007年10月08日
中野のフジヤカメラで,ジャンクコーナーを眺めていたら,キヤノンの FD 50mm F1.4が4本ばかり転がっているのが目についた。たいていは絞りがいかれていたが,そのうちの1本が,キズもカビもクモリもなく,絞りにも問題なさそうで,なぜジャンクなのか不思議でたまらない。試しにつけてみるボディはないかなと思って見渡すと,FTb-Nが目にとまった。 ◇ ◇ ◇キヤノンFTb-N…わが青春のカメラ。生まれて初めて手にした一眼レフである。電池は露出計に使うだけ,ミラーアップもできる機械式カメラ。こいつで撮った北斗七星は,「月刊天文ガイド」の「読者の天体写真」に入選したこともあったなあ…けれどもその後,金に困って売っ払っちまった… ◇ ◇ ◇なんてことを思いつつ,さっきのレンズをはめてみると,ボディにはスローシャッターが長くなる不調があるが,レンズも含め,他には何の問題もない。やっぱりジャンクとは思えない。即購入。ちなみに値段はレンズもボディも\2100。なんだか超ラッキー♪帰宅後,件のレンズをKissDにあてがって,(同じキヤノンでもマウントは違い,マウントアダプターはもってないので文字通りあてがって)モンジャール・ミュニュレのパスグラのエチケットを撮ってみた。やっぱり何の問題もない。やっぱり超ラッキー♪
2007年09月30日
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モンジャール・ミュニュレのロゼを飲みつつ,メジマグロの刺身を食べていると,やっぱり赤が飲みたくなって,昨日の飲み残しのアラン・ユドロ・ノエラなんぞを持ち出してきたりするのだが,あっさり1杯でなくなって,仕方がないのでロゼの続きを飲むことになったりする。モンジャールのロゼがまずいわけではないのだけれど,ジュースっぽいんだよなあ…さて,右の写真をどんなレンズで撮ったかというと…リサゴン。旧西ドイツのミュンヘンのエンナさんちのリサゴンが,リンゴンちにやって来たのである。買った理由は,はっきり言って名前だけ(^^;エンナ社もリサゴンも,情報が少ないことこの上ない。中でも35mmのF4.5は,レンズ構成さえはっきりしない。いつ造られたかもはっきりしないが,おそらくは1960年代だろう。とりあえず初代KissDの白いボディにつけてみたら,意外に合うので,見かけは気に入った。でも,最短撮影距離は,なんとおよそ80cm。35mmだったらたいていは30cmぐらいなのだから,近寄れないことこの上ない。上のワインの写真は,その最短距離から。精一杯近づいてこの程度。(左右はトリミングしてあります)で,写りはというと…キャップシールやボトルの肌のリアルさと比べて,ラベルの描写がうすぼんやりしているのが,不思議…それにしても,なぜK10Dにつけて撮らなかったかというと,ボディの色の問題ではなく,K10Dが,5月に続き再び入院してしまったからである(T_T)前から,ファインダーの像と比べて,撮った画像が左(横位置の場合)にずれるなぁ,という気がしていた。それがこないだ,レンズの比較をしたときに,三脚を使ったおかげでハッキリしたのである。そこで新宿のペンタックス・フォーラムへ持って行ってその旨を話し,まずはざっと調べてもらったところ,それに加えて,CCDが少々斜めってるらしい。そういや水平が水平に写らないという気がしたこともあったような。この際だから,保証のきくうちに,なおすべきところはトコトンなおしてもらうことにして,10月15日まで,預けてきたのであった。でもってM42レンズの母艦の役割は,しばらくは定年KissDが引き受けることになったのである。ちと荷が重いのは,否めない…
2007年09月27日
久々に気合いを入れて,レンズ比較をば。(けっこう大変なので,気合いが必要(^^;)対戦するのは…smc PENTAX-DA 18-55mm F3.5-5.6(K10DやK100Dなどのボディとセット販売されているズームレンズ)と,SMC TAKUMAR 55mm F1.8(1970年代前半のものと思われる。当時,SPFとセット販売されていた標準レンズ)どちらも,ラインナップの中で最も安いレンズ。使ったボディはK10D。ISO400, F8, 1/25WB蛍光灯(微調整),コントラスト-1後はデフォルト。まずは全体。同じ55mmのはずなのに,画角のちがいに驚く。TAKUMAR 55mmは,若干黄色っぽい。DA18-55は,微妙に露出が多いのか,それともコントラストが高いのか,白がとんでいる。DA 18-55mmTAKUMAR 55mmTAKUMAR 55mmの方が,階調豊か。DA 18-55mmTAKUMAR 55mm「Nikon」のロゴを拡大してみると… 左がDA18-55, 右がTAKUMAR55。右上のボトルの光点は…DA 18-55mmTAKUMAR 55mmDAは非点収差で歪んでいる。TAKUMARは丸いまま。これにはイメージサークルの大きさも関係しているか。開放F1.8とF5.6では,F8に絞ったときどちらが有利かといえば,やはりF1.8の方だろう。おまけに単焦点とズームを比べれば,単焦点有利に決まっている。けれど30年以上前のズームならいざ知らず,安いとはいえ(TAKUMAR55mmも安いけど)コンピュータで設計した最新のズームである。少々意外な結果ではあった。
2007年09月25日
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マグロを衝動買いしたわけではない。 某量販店の片隅で,すでに生産終了してほとんど見かけることのないコシナのマクロ・アポランター125/2.5の新品が,信じられないくらいの安値で売られているのを見てしまったのである。で,買ってしまったのである。住民税がむやみに高くなって,首がまわらないというのに…最短撮影距離が,なんと39cm(125mmなのに)。ヘリコイドは,なんとなんと2回転する。そして最大倍率が,1:1。だから,Micro-Nikkor 55mmの最短で↓こんな感じのとき(F3.5開放)Macro Apo-Lanthar 125mmの最短では↓こうなる。(F2.5開放)レンズフードの先端は,被写体にくっつかんばかり。それにしても,被写界深度の浅いことといったら…ふつうに撮れば↓こんな感じ。ちなみに昨日開けたトロ・ボー,2日目の今日の方が,艶が出てうまくなった。食べたのは,メジマグロのトロ。
2007年08月29日
尾根道で,とべない蝉が,もがいていた。指を差し出すと,懸命にしがみついて…もいちど,とべたら… ◇ ◇ ◇「結局,らしくなくなくない?」「どっちだよ」「だって,やっぱり山」「でも虫だし,自分が写ってるし…」「指だけじゃん。…シワ,多いね」「うるさい」 ◇ ◇ ◇お口直しに…ならない?(^^;著者近影
2007年08月26日
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相次ぐ新製品発表で巷は喧しいけれど,それとは無関係に,キヤノンとニコンとペンタックスのデジイチを使った経験から,「おすすめデジイチ」を考えてみた。まずはキヤノン。EOS Kiss Digital X。AFの速さと静かさは,キヤノンに一日の長がある。最近でこそ,ニコンやシグマやペンタックスも超音波モーター搭載のレンズをつくっているが,以前はキヤノンの独壇場だった。「とにかく写ってなければ話にならない」場合,静かで速いAFは強い味方。EOSはマウントの口径が大きく,フランジバックが短いので,マウントアダプターを介していろいろなレンズが使える,というのも魅力。ただキスデジは,ファインダーの倍率が小さい(50mmで0.8倍)。フィルム一眼はだいたい等倍だったから,それと比べると,まるで井戸の底を覗いているような感じがしていけない。今度出る40Dなら,ファインダー倍率0.95倍なので,文句はない。でも15万という値段は,やっぱり高いなあ…次に,ニコンD40。とにかく小さくて軽い。体積も重量もキスデジとほとんど変わらないはずなのだけれど,グリップ部のつくりがいいせいか,さらに軽く感じる。しかも,AF駆動モーターを省いたために,古いニッコールがほとんど装着可能,というオマケがついた。だからフルマニュアルで撮るなら,使えるレンズはニコンのカメラの中で一番といっていいくらい多くなる。たまたまウチに死蔵していたニッコールが結構あったので,それをデジタルで生かすのに,D40はちょうどよかった。そのかわり,モーターを内蔵していないレンズでは,AFがはたらかない。CPUを内蔵していないレンズでは,露出計さえはたらかない。つまり,AF・AEで撮ろうと思うと,使えるレンズはかなり限定される。もっとも,AF-S VR 18-200が1本あれば,あと必要なのはマクロと明るい単焦点ぐらいだろうから,ハンディとは言えないかもしれないが。さて,ファインダーはというと,倍率は0.8倍だけれど,スコンと明るいのでキスデジより見えはいい。AF測距点が3つしかないのを弱点とする人もあるが,いくつあったって必要な場所になければ結局AFロックするしかないので,弱点にはならない。画素数も,600万あれば十分。余裕があるので却って高感度でノイズが出にくいというオマケつき。そしてペンタックスK10D。AF以外は,最強だろう。ファインダー倍率は高いし(0.95倍),MFでピントを合わせやすいし,ハイパーマニュアルはとっても使えるアイデアだし,ダイヤルが二つあるし,ほとんどの機能を好みにカスタマイズできるし,M42のレンズも安いアダプターで使えるし,おまけにどんなレンズでも手ブレ補正がきく。ただ,キスデジやD40と比べると,撮ってる間は気にならないが,カバンに入れてるとやっぱり重い。それに,価格帯も明らかに異なるから,そもそも比べるのが反則。だからここでは,K100Dを持ち出してみる(お店でさわっただけだけど)。手ブレ補正があらゆるレンズにきく,というのは,K10Dと同じ。難点は,ファインダー倍率。0.85倍。でも,キスデジやD40よりは大きい。十分使えそう。なんたって今,安いし。まとめ。AFで撮りたいなら,EOS。安くて小さいKissでも,ちょいと値が張って質感の上等な新製品40Dでも。ニコンも,AF-Sレンズなら,AFで十分使える。いろんなレンズを使いたいなら,一番はEOS。次にペンタックス。古いレンズに手ブレ補正をきかせたいなら,ペンタックス以外に選択肢はない。18-200手ブレ補正つき,という万能レンズを使いたければ,ニコン。D40でもD80でも新製品D300でも,予算に応じて。古いニッコールを,ニコンFのようなつもりでフルマニュアルで撮りたいなら,D40。ちなみにゴミとり機構は,あってもなくても,つくゴミはつく。ところで今,オリンパスが気になっている。でも,フォーサーズはファインダーが小さいのと,最近金のつかいすぎでボンビーなのと,これ以上手を広げるとあまりに無節操すぎるかな,という罪の意識(笑)が,枷となっている。
2007年08月24日
フレクトゴンをK10DとD40につけて,同じものを撮ってみた。条件は,CZJ Flektogon 35mm F2.4F4, 1/30, ISO200, AWB, JPEGの最大サイズ(PhotoShopで540×360に縮小)その他はそれぞれデフォルトのまま。K10DD40さて,いかがなものでありましょう。じつはキスデジでも撮ったのだけれど,ピント合わせに失敗(^^;キスデジには,マグニファイングアイピース(なぜかニコン製)をつけたのだけれど…やっぱモニタが小さいと辛いかな。というわけで,南海の大決闘は次回に持ち越し。ちなみにグラスに入っているのは,左奥のマム。
2007年05月23日
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新旧フレクトゴンとNikkorの35mmで,同じものを撮ってみた。カメラは,最近X君の採用で一線を退いたキスデジ初代。モニターの小ささと読み書きの遅さがトシを感じさせるが,じっくり撮る分には,まだいける。さて,結果は…上下だと比較しづらいので,左右にも並べてみる。(クリックすると大きな画像が開きます) う~ん,微妙だ…実は,同じ距離にピントを合わせるのがいちばん難しかったりする…上&左:CZJ Flektogon 35mm F2.8中&中:CZJ Flektogon 35mm F2.4下&右:Nikkor 35mm F2Canon EOS Kiss Digital,ISO400,AWB,F4,1/60,三脚使用。2.4のフレクトゴンは,もしかしたら絞りが不正確?
2007年05月16日
名づけて,ゼブラ対ギリシア。いずれもNikon D40, ISO800, WB昼白色蛍光灯,F4, 1/60久々に,三脚使用。さて,どっちがどっちでしょ~(^^それにしても,同じ焦点距離のはずなのに,画角が微妙にちがうのはなぜ?ちなみに,被写体のベルナール・ドラグランジュ,ボーヌ90は,これが最後の1本。もう飲めないんだろうな~(;_;)
2007年05月10日
同じボディなので,純粋にレンズ対決。色だけでも,ずいぶん違うもんだ…Carl Zeiss Jena Flektogon 35/2.8smc Pentax Macro 50/4PENTAX K10D, F5.6, 1/30, ISO800, WB蛍光灯NおまけMicro NIKKOR-P Auto 55mm F3.5Nikon D40, F5.6, 1/30, ISO800, WB蛍光灯-1
2007年04月28日
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山へ持ってゆくレンズは…少ない方がいい。小さい方がいい。軽い方がいい。広い範囲もクローズアップもできる方がいい。近くから遠くまで写せる方がいい。…矛盾しまくりである。とりあえずメインはGRデジタルで動かない。弱点は,広角単焦点であること。もうちょっと長い焦点のもほしい。R30は,レンズがもういっちょなので,せいぜいメモがわり。サブにするには荷が重い。そこで,一眼レフ+ちょい長めの焦点距離,の登場となる。ボディの選択肢は,D40かK10Dか,の二択。レンズはというと…ズームは,ニコンの馬鹿でかいのが1本あるだけだから,対象外。いちばん万能なのは,標準マクロだろう。前置きが長くなったが,そういうわけで,D40+Micro55mmF3.5と,K10D+Macro50mmF4を比較してみた。Nikon D40,Micro-NIKKOR-P Auto 55mm F3.5PENTAX K10D,SMC PENTAX MACRO 50mm F4いずれもISO800,WB昼白色蛍光灯,F4,1/30,Photoshopでトリミング。…勝負あり,て感じであります。ところで,写っているものは,いったい何でしょう?(^^
2007年04月18日
GRデジタルの解像力を最大限に発揮させる方法が,ようやくわかってきた。画質とサイズはF3264。ISOは64。絞りはF3.5。すると,こうなる↓ 絞り優先,F3.5,1/4秒といっても,このサイズではわかりませんな(^^;)ピクセル等倍で細部を見たら,感動ものだったんですけど…画質はNよりF,サイズは大きいほどいい,というのは当然だが,OptioSでは,実は画質を上げても大して変わらなかった。GRDでは,確実によくなる。ISO感度も同様。明らかに,64が群を抜いてよい。絞りは,3.5より絞ると,回折により解像力が若干鈍るらしい。レンズの口径が小さいから,しかたのないところ。などといっても,ふだんは画質とサイズはN2048,ISOは室内では400ぐらいでぜんぜん問題ないけれど。--------ところで,GRDのレンズがいかにすばらしくても,交換レンズがないというのは如何ともしがたい。やっぱり標準(50mm相当)や中望遠(85~100mm相当)ぐらいはほしいなあ。それに,いざというときのサブ機も必要だし。←ホントカ?などと妄想をふくらませているうちに,とある店でR30が2万を切っているのを発見。R5などの最新機種とはちがって,28mm-160mm相当のちょっと控えめズーム。同じくちょっと控えめ500万画素。近頃流行りの手ブレ補正はついていない。1cmまで寄れる,という美点は変わらず。…じゅうぶん過ぎるスペックではないですか。要らないものがついていないのは,かえって好ましいくらい。おまけにレンズの歪曲収差も,広角端以外はほとんど目立たないらしい。いいじゃないか。それに何といっても,バッテリがGRDと同じなので,使い回しがきく。とってもいいじゃないか。というわけで買ってしまったのが,上の写真の被写体,R30。…我ながら,病気。
2006年09月21日
いろんなデジカメ触ってみて,思った。…グリップしづらいのばっかり。まずは表面がツルツル。すべってしかたがない。おまけにモニタが大きすぎて,ただでさえ狭い余白にボタンがいくつもあり,握る部分がほとんどない。…使いづらいことこの上ない。Optioの現行モデルも,以前より明らかに持ちにくくなってる。前は,やすりみたいな表面仕上げで,いい感触だったのだけれど。ちなみにGRDは,グリップがモチモチしていて非常によろしい。同じようなのばっかりじゃ,デザイン的にも個性ないと思うのだがねぇ。まあ,すぐ「右へならえ」になるのは,今に始まったことではないし,カメラに限ったことでもないけれど。
2006年09月12日
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