プラカット 姿を消しつつある?品種 その2
昨日のレポートのようにソリッドのロイヤルブルーがバンコクの市場で急速にその姿を消しつつあるとなれば、当然ロイヤルブルーの派生系である品種にも大きな影響を及ぼします。その筆頭なのが、マスタードガスのロイヤルブルー系です。最近非常にバリエーションが広がってきたプラカットのマスタードガスの中でも、深みのある美しいロイヤルブルーとイエローの組み合わせは、個人的にマスタードガスの中では一番好きな組み合わせです。 しかし、残念な事にここに来てロイヤルブルー系のマスタードガスはバンコクの市場ではまったくと言って良いほどその姿を見ることが出来ません。・・・って言うか、プラカットの本場とも言えるこの国に存在しないって事は、おそらく世界中の何処にもいないのかも。少なくとも、今年に入って4回のバンコク仕入出張では1尾も見かけていません。まぁ、マスタードガスという品種自体、プラカットでは決してポピュラーではないですけどね。不思議なもので、ショーベタではマスタードガスはバンコクでは結構よく見かける品種になってます。また、ショークラウンでは、仕入先の一つに頼んで生産をしてもらっているので逸品堂ではコンスタントに入荷します。でも、ロイヤルブルーじゃなくて、ターコイズブルー系なんですよね~。 絶滅しちゃった?ロイヤルブルー系に対して、バンコクで一番よく見かけるマスタードガスが、2枚目の画像のターコイズブルー系です。こちらは、元になるソリッドのターコイズブルーがまだ入手しやすい事もある分、作出が楽なんでしょうね。それでも、1回の仕入旅行で十数か所のショップやブリーダーを訪問して、せいぜい5尾も良個体が見つかれば良しといったレベルです。マスタードガスは、ヒレにバランス良くイエローが乗るのは結構難しいみたいで、大体は「ソリッドブルーのヒレが何だかチョットだけ黄色っぽくもモヤモヤっとした部分がある」と言ったレベル止まりです。なかなか難しいもんですね~。 そうそう、せっかくなんで、次回は最近のマスタードガスのカラーバリエーションについてチョット補足しておこうかなって思います。