マニアな読み方
「パラドックス13」 東野圭吾これは、もうたまらない。私の好みの領域の最高峰・・・、といったら大袈裟すぎるけど、本当におもしろかった。帯のキャッチフレーズの「運命の13秒。人々はどこへ消えたのか」「世界が変われば善悪も変わる」いや、もうそのとおり。最後までページをめくる手を止められません!!読み終えたあと夜、布団のなかで、自分がもしこんな過酷な世界に直面したら・・・・とあれこれ想像して眠れなくなりました。おススメの一冊です。東野圭吾以外は、マニアックな分野の読書に没頭していました。J.オースティンにはまりました。もともと「ブリジッドジョーンズの日記」が大好きでセリフを暗記するほど映画を観ているくらいなので、「ブリジッド~」の元祖的な「自負と偏見」(新潮文庫)を読んでみたのです。これが、19世紀のイギリス文学とは思えないほど、ヒロインに共感できる!現代女性の恋愛観に通じるものがあります。そんなわけでイギリスのBBCテレビ制作のドラマ「高慢と偏見」を取り寄せてしまいました。{注/原題のPRIDE AND PREJUDICEを「自負と偏見」と訳しているのは新潮出版だけのようです。}映画「ブリジッド・ジョーンズの日記」でマーク・ダーシーを演じたコリン・ファースが、ドラマ「高慢と偏見」ではミスター・ダーシー役なのです。コリン党の私には垂涎もの。ドラマもずごくいいぞ!!でもって映画版「高慢と偏見」をTUTAYAで借りてきた。こっちは、ヒロインのエリザベス役がキーラ・ナイトレイで、それはそれではまり役なんだけど、他がなんだかぱっとしない。ストーリーも急ぎ足、という感じで全くのめりこめずに終わってしまった感がある。やっぱりコリン・ファースが一番です。文庫版の「ブリジッド~」とその続編である「ブリジッドジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月」2冊組、それから「自負と偏見」(新潮文庫)をここ数週間で飽きずに何回も繰り返し読んだので、現在は、「Pride And Prejudice」(原書)に挑戦中。これは時間がかかる。