宇都宮初市
当地・栃木県宇都宮市では、きょう1月11日、毎年新春恒例の初市(ダルマ市)で賑わっています。宇都宮初市は、遅くとも江戸時代以前からの数百年の歴史があり、旧・奥州街道の一部である市内中心部の「上河原通り」を歩行者天国にして開かれます。歴代の殿様、つまり藩主も、天下の奥州街道を一日限り町人に開放する許可を与えていたそうです。江戸期の初代藩主・本多正純が許可を与えた記録も残っているとのことです。ダルマのほか、おなじみの熊手や昔懐かしいでんでん太鼓、当地の厄除け郷土民芸玩具「黄鮒(きぶな)」などの縁起物を売っています。そのほか、飲食物・土産物・おもちゃなどの香具師(やし)さんの屋台が数百店、ズラ~リと並びます。現在のように不景気の時は「神だのみ」的な心理が働くのか、こういった縁起物の売れ行きは好調だそうです。 11日午後写す。