夏の終わりのジャズライヴ
栃木・宇都宮市泉町「近代人」にて、22日夜写す昨晩は、旧友でアルトサックス・プレイヤーの亀和田国彦君のジャズライヴを堪能してきた。彼は「ナベサダ」にちなんで“カメサダ”の異名を取る名手。場所は、地元ジャズファンに親しまれ、今年で創業50周年を迎えた老舗ジャズ・スポット「近代人」。僕も高校生の頃から時々行っていたが、ここ数年は子育てや雑用に忙殺され、訪れるのはずいぶん久しぶり。演奏は3部構成。8時から始まって、途中休憩を挟みつつ11時頃まで熱演が続いたが、時の経つのが本当に早く感じられ、真夏の夜の夢のごとしであった。休憩時間には亀和田君と話がはずんだ。亀和田君のサックスは、時に激しく時に穏やかに、ハスキーに艶やかに、円熟した大人の音色を十分に玩味できた。すべて良かったが、特にラストの方のサウダージ(切ない哀愁)溢るるラテン系の曲やボサノヴァも、夏の終わりと秋の兆しを感じさせるこの季節にふさわしく感じられた。本当に楽しい一夜だった。それにしても、手練てだれの技の生演奏を聴きながら飲むというのは、酒の飲み方として最高の贅沢だな~と、改めて思った。ちなみに、ライヴ演奏のセット・チャージ料金2500円を含めて、ビール・水割りをガバガバ飲みまくって、〆て合計4000円は安かったじょ~・・・ボトルキープしとけば、もっと安く済むと思います亀和田国彦 / ソウルアイズ 【CD】 自作曲を含む快作価格:2,100円(税込、送料別)亀和田國彦君亀和田國彦クインテット亀和田國彦(アルトサックス as)野中利香(ピアノ pf)岩見達也(ベース b)須藤晶(ドラムス ds)阿久津典計(ギター g)