駅弁・広島「しゃもじかきめし」
近所のスーパーの「駅弁大会」のチラシが入っていたので、さっそく足を運んでみました。広島駅の名物だという「しゃもじかきめし」があまりにもおいしそうだったので、一目見てほとんど迷わず買いました~。税込1,050円。11月から3月までの冬季限定発売とのこと。地元・宮島の名産というしゃもじを形どった容器を開けると、中は牡蠣の出汁(だし)で炊いたご飯の上に煮ガキ4粒が載り、カキフライ2個とカキのゆず味噌あえ1つが横に置かれており、まさにカキ尽くし。瀬戸内海名産のジャコの佃煮と広島菜の漬物も添えられています。さて、肝心の味についてですが、実は私は味覚のレビューに関してはあまり自信がないことを、この際率直に告白いたします~。生まれつきグルメ趣味も好き嫌いもほとんどなく、何を食べてもおいしく、逆に言うと、何を食べてもだいたい同じようなものだという大ざっぱな感覚の持ち主なのであります~(笑)それをご承知置きいただいた上で、僕なりに出来る限り真面目に評するとすれば、これはかなりおいしい弁当なのだろうと思います。特に煮ガキは、旨みがギュッと凝縮された深い味わいで、本当にうまい。間違いなく、どなたにとっても満足度が高いだろうと思いました。まさしく立派なメイン・ディッシュになっています。カキの柚子味噌和えも、香り高くて風雅な味わいと思いました。カキのダシ汁で炊いたご飯も、なるほどひと味違って旨みがあります。このあたりは、神経が行き届き、気が利いていると思いました。ただ、それらに比べると、正直言ってカキフライは、まあ普通というか、通りいっぺんの味かな~と言わざるを得ないと思いました。これは弁当ゆえに、あの出来立てのフライのサクサク感がなくなっていることが大きく、やむを得ないだろうなと思いました。この厳しいご時世に、軽食一食に1,050円といえば、ちょっとした贅沢と僕には感じられますが、コスト・パフォーマンス(費用対効果、顧客満足度)はなかなか高い水準にあると思いました。なお、今ざっと検索した限りでは、インターネットでの通販などはしていない模様です。興味のある方は、最寄のスーパーなどでの駅弁フェアを待ってお買い求め下さい。