早期教育が子供の脳を破壊する - 自ら発達する力を阻害しない教育を《2》
私と同じように週刊文春のこの記事を読んでブログを書いた方がいらっしゃらないかと検索したら大学教授の方が書いてらした。(後半部分にこの記事についての記載があります)こちら入試問題早く解けるようになるかもしれないけれど決して好奇心旺盛で創造力豊かで粘り強く根性のある人間に育たないと思う。まさに、私が感じていること!と思わずPCの前で独り言を言ってしまった。それでは、昨日の続き…私はかねてから、大量のカードをフラッシュして乳幼児に見せることは、脳にとって悪いのではなかろうかと疑問を持っていた。週に1回なら影響はないと思うが、毎日、自宅でこれをやったら…右脳が活性化する前に脳がおかしくなってしまわないのかと思っていたのだ。この記事は、もちろんその部分にも触れていた。乳幼児の場合はモニターの映像など、刺激が強いものをすべて目や耳から取り込んでしまい、脳を占拠されてしまう。これでは断片的な情報として脳に記録されるだけで肝心な五感を養うことにはならないもしこれが本当だとするならば、感性を育てる上では大きなマイナスだ。お隣韓国にも七田は進出しているが児童に問題が多発していることが韓国の小児科医や精神科医の間で指摘され一部の教室を閉鎖したとも書かれていた。今や早期教育は、裕福で高学歴な親の子だけのものではなくなりつつありいろいろな種類のものがある。子どもの心や脳にどのような影響を与えるかなど、大きくなってみなければわからないことも多く効果が目に見えない商品なのである。答えのない問題と同じだ。唯一の選択の基準は、親がどのような子どもにしたいのか、という思いだ。せきたてられる子ども、について書かれた本にはこのように書かれていた。われわれは、未成熟な子どもに成熟した大人の理解力と知識を求めている。こうした野望は、自分が子供の頃にはそんな才能を持っていなかったくせに我が子には持たせたいと思うわれわれ自身の望みから出てくることが多い。しかし、子どもの才能を育てるには、時間をかけなければならない。わが子には持たせたい、という親の気持ちを金儲けの道具として利用されるばかりか、子どもに精神的な傷を負わせられるのではたまらない。私は多くの子どもたちの成長過程を見てきて、子どもには、必ず自分で発達する力が備わっていると感じている。早くできるようになって欲しいという親の期待でその力を摘んでしまうことのないようにしていただきたい。子どもが自ら発達する力を阻害する教育ではなくサポートする環境を与えることが大切だと思う。