新年度への不安
25日、入学説明会でした。 いきなり「難関を勝ち抜いた皆さん、おめでとう」って言われ、 「もしかして、身の程知らず?」 実は、悩んだ末、中学校から高校へ、 小学校からの指導資料を送ってもらおうと、相談したのです。 でも、校長の方針で、 「保護者が直接話して、必要なら学校から送る」 となってしまい、連絡だけつけてもらいました。 それも、「保健的な相談」というあいまいな言い方で。 保健室で、保健の先生との面談。 ショックな一言が。 「あまり発達障害の子は聞かないので」 ・・・・ああ、そうだろうね。と思ってはいたけど、 まさか、こんなに他人事とは そういう感じのする子はいるけど、診断されてる子はいない、って。 うちがまさに、診断以下なんだよね~~ 中学校としては、「もう大丈夫」「立派に成長した」という感覚らしい。 たしかに成長したけど、私から見れば、 「中学校に慣れた」状態。 どこでつまづくか、まだまだ分からないのです。 私立高校のが発達障害には理解あるよ、と、何度も言われたけど、 理解あるけど普通科、 理解あるけど通学1時間(学校は山の中腹) 理解はイマイチかもだけど、徒歩で、PCやものづくりの時間がたくさん で、今の高校を選んだからしかたないのかな~。 いまさらながら、リサーチ不足を感じるけど、 リサーチしたからって、選択肢が広がるわけじゃないからね いなかのつらいとこだわ。 救いは、トン君本人があまり心配してないこと。 そして、春休みの課題が、 数学、英語、電気回路(理科ではなく。さすが工業科)の3つで、 それぞれB4サイズ5枚の両面程度。 しかも、教科書の例題レベルで私にも分かっちゃう。 とりあえず、これができれば、 当面の授業にはついていけるんだな~ と、一安心 中3になってからの宿題量と、レベルが強烈だったせいか、 わりと文句を言わずにやっています。 それよりも、私自身が またまた校長のご配慮で、新年度から特別支援担当になりました。 この学校に変わってから、 しばしば発達障がい問題で口を出したり、 トン君の成長を例に出して、「だから支援しよう」的な発言を繰り返していたので、 担任をやりたい でも体力的にイマイチ 特別支援でもやってみたい と、なれば、必然の配置でしょう。だって、みんなの対応、あまりにも・・・だったので 今、在籍している子達は、気性もおとなしくて、人懐っこくて すでにお互い顔見知りなので、 出会いの問題はないのだけど、 会話するのと、成長させるのは全然違うと思うと 責任重大です 発達障害の勉強を始めたときから、いつかは特別支援も経験しようと思っていた。 それは、もっと専門を知ることで、 普通学級の担任として トン君のように診断以下の子や、親が受け入れられない子を 成長させたかったから。 こういうタイミングでとは思わなかったし、 今度こそ、論文が待ってると思うと、 ほんとに気が重いんだけど 年度末になって、気になる子の資料を次の学年に渡すための 簡単な整理作業が、 各学年学級に依頼されました。 トン君のときは、毎年、新しい先生で、 4月に30分も生い立ちを語っていた私だから、 学校で情報を受け渡してくれるのは、 親として、担任を信頼する第一歩だと思う。 この2年くらいで、やっと、中学へも情報を密に、 という動きが確定してきました。 私は、冬休みに動いたもんな~~。 あのときは、真剣に、特別支援のがいいかと思っていたから。 それを思うと、たしかにトン君は成長したけど、 中学校が、やっと、小学校との連携の重要性を受け入れ始めたところ、 ということは、 高校まで持ち上げるという発想がないのは当然なのかもしれない。 でも、ますます診断済みの子が高校へ行くようになれば、 「私立のが充実してるから」なんて分け方では無理だろうし、 認識の甘い公立高校で問題が大きくなるのは時間の問題かもね。 だから、けっこう冷たくあしらわれ、 実は、ここまで書き進むまで、 25日からずっと落ち込んで、不安でいたけど、 「過保護」「だったら転校すれば」といわれようとも、 学校にアプローチしていくことにしました。 それが、私が、学校に勤めている最大の意味だと思うよ。 今日で退職する校長が、何度も 「がんばれよ」と私に言いました。 人に言われるのは、ほんとに苦痛だけど、 トン君のためなら自らがんばれます。 なにはともあれ、明日から新学期だな~~ バタバタになるな~~~ 入学式が同じ日だよ~~ 私は、我が子をとるよ だって、身内にあてになる人がいないんだもん。そんで、 繰り返すけど、 トン君の成長を、みんなに還元して行こうと思います。 テーマ「中学生ママの日記」も、これで最後かな??