パートナーシップ、これまでも、そしてこれからも。
この度、とてもとても悲しい出来事がありました。敬愛してやまない仕事仲間の産後セルフケアインストラクター・水口陽子さんのパートナー、健一郎さんが11月9日(金)の夜、交通事故のため死去されました。享年34歳でした。(マドレボニータ事務局からのご報告はこちらです。)水口陽子インストラクター、通称よこちゃんは私たちマドレボニータの中でもパートナーシップについてとにかくがっつり向き合ってきた人。その経緯や経験を活かしてカップルズ講座開催などにも力をいれていました。そしてそのよこちゃんご夫妻のこれまでのパートナーシップが雑誌で紹介されたこともありました。自身の産後と、そして夫の産後ウツを乗り越えたその軌跡が紹介された記事。記事が紹介された時のよこちゃんのブログの言葉を引用させていただきます。*************正直、結婚生活の中で「リコン」の文字が浮かんだことも数知れず。。。でした。しかし、これからずっと一緒に生きていく人だからこそ、思いを溜め込んで失望してはダメだ!とぶつかったり、それではうまく伝わらず落ち込んだり・・・・いろいろやりました。時にはあたって砕けて、時はあたりもせず自分だけが転んで、そんなことを繰り返しながらも、「あきらめたくない!」という思いが、もう終わりかなと感じたときの、最後のモチベーションだったのだと思います。(中略)おかげさまで今は、年を重ねるほど結婚生活が順調になっているのですが、それは、短気で嫌なことはすぐ改善しないと気がすまない江戸っ子の私と、その勢いに圧倒されつつ冷静に動こうとする現代っ子の夫が、「でもお互い目指すところは家庭円満だよね」という根本のテーマの共有し続けて、日々を積み重ねているからだと思います。これからもずーっと仲良く。。。。したいのですが、時にはまた衝突すると思います。というか、します。でもそうやって相手と思いを分かちあうために、コミュニケーションを惜しまずに、諦めずに、10年・20年と毎日を積み重ねていきたいと思います。***************悲しいニュースを知ってから、私たちマドレの仲間たちで代わる代わるよこちゃんの元に駆けつけて、今、具体的に必要なヘルプをしています。やらなければならない手続きもたくさんあり、気丈にそれらの作業をこなすよこちゃん。自分のことだけでも精一杯なはずなのに二人のお子さんたちのことやご両親のことにも心を砕き、ふるまうよこちゃん。「みんながすぐにメッセージをくれたり、 こうして駆けつけて、必要な手を実際に差し伸べてくれて それにどれだけ救われたかわからない。」というよこちゃんの言葉に人の生死に関わる時期は産後と同じく、いやそれ以上にとにかく人の手が必要であることを痛感しました。少しでも力になりたくて駆けつけた私たちによこちゃんは「パートナーシップについてはもう50年分くらい向き合ってきた。 だから後悔はない。 みんなもそうしなきゃダメだよ。」という言葉もくれました。そして「こんな時に倒れずにすんでいるのもこの仕事を通して体力がついていたから。 マドレのプログラムってすごい! 産後の女性だけじゃなくて、 すべての女性、そして男性にも絶対に必要! 落ち着いたらカップル向けのプログラムをもっともっと研究していきたい!」と今後の仕事の野望まで語ってくれて。逆に私たちがパワーをもらいました。あまりに早い健一郎さんの旅立ちに正直、悔しいし、怒りを感じています。でも健一郎さんの存在があったからこそ、よこちゃんはパートナーシップという問題に正面から向き合えた、そしてこれからも向き合っていくのだと思います。そんなよこちゃんを私たちはこれからもずっとずっと支えていくつもりです。この世にあるすべての温かいものがよこちゃんと、二人の子どもたちと、そしてご家族のみなさんにこれからも降り注ぎ続きますよう…。