ねみみみみず
今日の朝日新聞朝刊を何の気なしに見ていたら、思わず声を上げてしましました。えええっ!?「興南春夏連覇」ではありません。また「インド核実験なら協力停止」でもありません。もちろん「高校生とコンビニが共同開発」でもありません。驚いたのは書評でした。なんといましろたかしの新刊が出ていたのです。うわー、全然知らんかった!なんで世の中ではもっと大ニュースとして取り上げないのだ。それは需要が無いからですね。それはともかく、猛然と池袋の芳林堂まででかけました。おそらく赤羽では売ってないだろうし。たぶん世の中の大多数の人は、このマンガにそれほどの価値を認めはしないだろうけれど、自分としてはこの人の本は出る限り買い続ける宿命なので、勝手に体が動いてしまうのです。内容はもう、まさに不動のいましろワールド。しょーもない連中が、しょーもない人生を、しょーもなく送っています。いや実際、特に若い女の子なんか絶対に共鳴しないマンガです、はい。ところがその情けなさやどうでもよさが、私のリズムと完全にシンクロしてしいるのです。前作「気に病む」のやる気の無さは、ちょっと心配なくらいダウナーな雰囲気だったのですが、少し回復した感じを受けます。「恋のミステリー」のオチなんて、なんじゃそりゃ!としばらく笑いが止まりませんでした。こうして書いていても思い出し笑いしてしまうほど(^_^;他にも開善医院とか修行野郎とか、今回は傑作が多いです。絵も投げやりな作風がちょっとまとも?になって、まだまだ漫画家いましろたかしの活躍は続きそう。いやホント嬉しい。微力ながら全力で応援します!