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成年後見申立て0
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今日は、当事務所にとって、歴史的な1日でした。これまで何十年間も金融機関と不動産会社とのトライアングル業務路線をひた走ってきた当事務所に、市民からの簡易法律相談窓口を開設する糸口を作ることができたのです。それは、「簡易法律相談受付票」をこの事務所で初めて準備することができたことです。都会の売買立会決済事務所で、定型的な法律相談業務を行うところは稀です。なぜなら、一般の依頼者は、このような事務所にとっては、お金にならない、お客の質が悪い、仕事が多岐にわたり効率が悪いと考えられているからでしょう。市役所や消費者センターからの紹介、司法書士会や総合相談センターからの紹介で当事務所に電話をかけてくる市民の方々に、やっと誠実に対応できる糸口が私の事務所にも今日できたのです。ある意味、こんなことを書くのは、非常に恥ずかしいことではあるのですが、この1年半の努力がやっとここまで実を結ぶようになったかと思うと嬉しくてたまりません。まだまだ課題はたくさんあり、単なる糸口にしかすぎないのですが、ただただ、今日は、「やったー」「やればできるじゃん」と叫びたい。
2007年10月01日
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司法書士だって、司法試験の民法の論文過去問集はやっている。弁護士になる気は毛頭ない。認定司法書士には、140万円以下の民事紛争に対する法律相談権がある。司法書士の業務の軸は、登記業務だ。私は登記業務に軸足を置いていない司法書士は浮ついていて好きではない。また脆いと考えている。しかし都会では登記業務は一部の事務所に集中する傾向があるのも事実。だからといって、軸足をほかに移すのは司法書士ではない。登記業務をほとんどやっていない司法書士ほど弁護士の動きを気にする。そんな人は、あっちに行ってくれといつも言いたくなる。一方で登記業務で儲けているため、そこに安住している主のような司法書士もいる。このような人たちは、訴訟とか成年後見とかをやらない。債務整理業務を毛嫌いしている。そういう法律相談が来るとすぐ厄介払いをするかのように、ほかの事務所に依頼者をたらい回しする連中だ。経営のみに努力し、そのほかの努力を怠っているように見える。私から言わせれば、腐敗していくしかない人たち、である。あくまで軸足は登記業務。しかし、そこに安住しない。司法書士として与えられた業務・職責を最大限果たす。その与えられた業務のひとつに法律相談業務(140万円以下)がある。訴額による境界・限界があるとはいえ、法律相談で必要とされる素養はほとんど同じだ。つまり、法的思考力やリーガルカウンセリングの技術は、訴額に関係なく問われるわけである。司法試験論文過去問集は、ひとつの道具。暇があれば解いている。民法の基本書を平読みするよりも、断然実務に役に立つと思う。今後もっと良い道具が見つかれば、それをやりたい。要件事実論の実務的に良いネタは、日常的に業務の中にある。司法書士事務所に相談に来る地域の人は結構いるものだ。的確な例とは言えないかもしれないが参考までに引用してみる。平成14年度第2問「Aは、20歳の息子Bが資産もないのに無職でいることに日ごろから小言を言っていたところ、BがCから500万円の借金をしていることを知り、その借金を返済してやりたいと考えた。しかし、Bは、『親の世話になりたくない。』と言って、これを拒否している。AがBの上記債務を消滅させてやるためには、いかなる法律的方法があるか、AC間に新たな合意を必要としない場合と必要とする場合に分けて論ぜよ。」無きにしも非ずの設例で、親と子、夫と妻などの肉親間および債権債務の法律関係は、実務上も結構あるのではないか。事実、これに相続が絡む事案の相談が、うちの事務所にも何度かあった。
2007年07月10日
居住用財産を譲渡した場合、譲渡所得税について「3000万円の特別控除」というのがあります。譲渡したことで得た利益のうち3000万円まで税金がかからないという特例です。例えば500万円で居住用の家屋と敷地を買って(取得費用・譲渡費用も含めて、500万円と仮定)3500万円で売ったら、譲渡益は3000万円でこの場合の譲渡所得税は、無税となります。ここで一つ注意しておかなければならないことは、譲渡人と譲受人、売主と買主といった「ひと」の問題です。譲渡所得税を払う側から言うと、「誰に」譲渡したのか(売ったのか)という問題です。私たちが売買立会いと、それに基づく所有権移転登記の依頼をされた場合、登記完了後依頼者に降りかかる税法上の効果として注意を要します。つまり、次の人々へ売った場合、3000万円の特別控除は、受けられないということです。1.配偶者と直系血族(祖父母、親、子、孫など)2.自分と生計を一にしている親族3.自分の親族で、その家屋を譲渡した後で、 その家屋に一緒に居住する者4.内縁の妻と夫、またはその親族で生計を一にする者5.自分や自分の配偶者、親子などが主な株主になっている同族会社この場合は先の例でいえば所有期間が10年を超えていて最低税率を適用したとしても譲渡益の10%、すなはち、300万円の税金がかかってくることになるわけです。0円か300万円かでは大きな違いです。このような場合には税理士さん等への相談をしていただく。そういった配慮が必要でしょう。また税理士さんと相談しているのかという確認もしておく必要がありますね。なかなか専門外の税法上の効果まで、すべての案件について配慮することは難しいのが現実ですが、「依頼されたとおりに仕事をしましたので、後のことは知りません」では、後日の紛争を引き起こす要因ともなります。法律上は、各分野の専門家に職務上どの程度の説明義務があるのかは、微妙な問題です。また、お客さんによっては、費用・時間の問題もあってすべての専門的サービスを受けられていない方もいるわけです。一方、私たちにも時間と費用の制約もあります。しかし、一つ一つの典型的な事案に対して、総合的に問題発生可能性を探るアンテナは、専門家にも必要でしょう。
2007年03月04日
昨日は、朝からまず家庭裁判所に行き成年後見申立て書類を、そして地方裁判所に行って自己破産申立て書類を取りに行きました。だいたいはネットで取れるようにはなっているのですが、ネットで取れないものもあったので、行ったわけです。ついでに受付で相談もしてきました。そのあと、大急ぎで事務所に戻って成年後見申立ての相談を受けました。アルツハイマーである奥さんが、被後見人となるであろう本人で、申立て人は、その奥さんの夫の妹さんです。4親等内の親族ですから、申立て人資格としては問題はありません。2親等の姻族関係にあたるのかな。この奥さんは、何年か前からグループホームなどの施設に入居しています。その夫は、病気で病院に入院中でしたが、先日お亡くなりになりまして、この奥さんと夫の兄弟姉妹が法定相続人となったことによる遺産分割・相続財産の管理の必要や、施設との契約の問題が発生したことで、相談に来られたわけです。亡くなられたご主人が資産家であったことと、また遺言書作成途上であったこと。そして子供がいなかったこと。この奥さんが実の兄弟と不仲で、それだけでなくこの実の兄弟が認知症であるこの方をだまして財産的処分をしようとしたことがあり、亡くなられたご主人がそれに対して抗議をしていたこと。これらの事情を一番良く知っているご主人の妹さんが、紛争に巻き込まれたくない「逃げ出したい」気持ちで来たという事でした。またこの妹さんはこの奥さんの施設に毎日通って面倒を見ている方です。この方のご主人も認知症で施設に入所しているそうです。私は、実際の成年後見の申し立ての手続を説明するのは初めてでしたので、不十分なところは多々あったのですが、帰る際には笑顔がみえて、「少しは安心していただけたかな」と胸をなでおろした次第です。ということで、後見申立ての書類の作成にご協力させていただくこととなったわけです。自己破産の申立ての相談のときもそうだったのですが、本人申立ての裁判所提出書類の作成の仕事というのは、任意整理や簡裁事件の代理人としての仕事以上にむずかしいものがあります。代理人になったほうが簡単で楽なときがあると思います。依頼者本人が自ら司法参加して、法律問題を、法的紛争を自ら解決していくその援助であるからです。実体法律関係に踏み込まずに裁判書類の作成は、できません。依頼者本人との高度な信頼関係なしには、できるものではありません。
2007年02月17日
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久しぶりの更新です。痴話ばなしのようになって恐縮ですが日記なので書きます。と言いますのも、司法書士登録をめぐって問題が発生をしましてね。結論から言いますと、現事務所における登録はやめることにしました。ということは、近々事務所を変わって登録するか、独立開業するかということになります。本職は法人をつくるということで私を雇ったのですが、無資格のベテランの方々は気に入らないらしいのです。あるとき銀行の依頼で法律文書を作成したのですが、若い無資格のベテランの方が自分のつくったものに従えと命令してくるのです。司法書士でさえ法律判断権が認定考査を通じて最近与えられたものであるのに、何らの資格も有しない人がつくった法律判断を要する文書に簡単に従うわけには私はいかなかったのです。しかも、法律用語の意味が分かってないな、と感じるような文書を私の責任において提出することはできませんでした。確かに登記手続の経験は豊富で教えていただくことも多いのですが、その方とかは、司法書士という看板で仕事をしている業界なのにも関わらず、資格というものをなめすぎている発言が鼻につく人です。私は、資格を有することと仕事ができるということとは、密接に連関性があるとの意見を持っていますし、今の職場でも立証してきたつもりだったのです。資格の取得、試験の合格というものは、試験日という期日において、国というお客に対して、依頼された9割の得点という仕事をやれたのかどうか、どんな事情があるにせよ、不合格というのは、その仕事を収めることができなかった証以外の何物でもないはずなのにそのことから目をつぶろうとする傾向が補助者のベテランには多いのが残念でなりません。私の事務所は、古い年配の司法書士本職がいる事務所で、本職以外登録者を雇った経験が無い事務所でありますので、司法書士法人化にあたっては以上のような軋轢が発生することを身を持って体験することができた次第です。私が登録すると話をしたときに、うちの事務所で肯定的な意見を言ってくれた人がいなかったのは誤算でした。これまで何人も有資格者が毎年のように辞めていった理由は、事務所の体質にあるようです。本職の姿勢が変わらない限り、今の事務所を近々辞めて登録します。
2006年12月17日
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昨日10月15日の朝日新聞の朝刊社会面に、消費者金融各社と旧大蔵省・財務省との癒着ぶりが、官僚の天下りという形で暴露されていました。旧大蔵省と言えば現金融庁ともつながりがあるわけですから、監督する側と監督される側が一体化していることが浮き彫りになり、グレーゾーン廃止についての有識者による金融懇談会の答申が、密室で180度捻じ曲げられた理由もこのシステムに問題がありそうです。ところで、私的な話になりますが今週も忙しくなりそうです。現在、債務整理に関して私が勤務している事務所では私だけが事務作業をやっています(泣)。既に先週までで3件の依頼でのべ消費者金融24社への受任通知を発送しました。昨年当事務所で受託した債務整理事件が年間で2件しかなかった(所長が断ってきたからですが)のに比べて、20日で3件とはすごくハードな気がします。今週からは取引履歴の開示がまともにあったものから利息制限法による引き直し計算を本格的に始めます。そして1件目と2件目の依頼者との面談があります。不動産登記中心の事務所では、同一事務所内の補助者の債務整理事件への協力も指揮監督も思うようにはなかなかいきません。結果、1人で深残となり、理不尽を感じます。が、勤務の身では致し方ないですね。不動産登記では、相続人の相続人の相続人が遺産分割協議参加者として登場してくる合計20人近くにのぼる遺産分割協議書作成とその調印と印鑑証明書の収集作業に入ります。この他相続登記の申請を2件ほど予定しています。あと銀行関係の仕事も少々予定しています。商業登記では、合併公告を打つのでその打ち合わせを官報発行関係社として、その前提として合併の効力発生日をいつにするかの詰めを社長とする予定です。そして学校法人設立登記申請の準備、非課税証明を取得してもらって「寄付行為」を原因とする所有権移転登記の準備に入ります。訴訟関係では、マンションの輪番制の役員の問題で管理組合から役員の仕事をしなかったという理由で金銭を要求され損害金まで請求されるという事件の被告側の口頭弁論の対応策を策定する作業があります。この休みもこの問題で区分所有法やマンションの管理規約の勉強でつぶれてしまいました。最後に成年後見の問題について、単位取得のために日曜日に研修に参加します。司法書士試験に合格してもうすぐ1年になろうとしていますが、ゆっくり昨年のことを振り返っていることが全くできない状況です。他の人のことは分かりませんが、私にとってはやはり試験勉強よりも実務のほうが何十倍も厳しいです。自分に力がついてきているのかどうか、仕事を通じて国民の権利を本当に擁護し実現しているのか判定する基準が見つからないからです。そういう中で励みになるのは同期との勉強会や青司協・研修での同業者との交流でしょうか。そして依頼者の笑顔でしょうか。貧乏暇なし、今週も頑張りましょう。
2006年10月15日
三青会というのがあるそうで、弁護士、税理士、司法書士の3士業の青年会の交流の場だそうです。先日は会社法実務の勉強会がありました。私は仕事でいけなかったのですが、次回は参加してみようかと思っていましたところ、10月14日に三青会無料法律相談会があるとのことで、一度顔を出してくるつもりでいます。うちの所長は4士業法律相談会に参加するそうで、最近、士業の合同相談会は花盛りみたいですね。ところで、「高金利引下げキャラバン」というのを県の書士会のほうで10月6日7日県内の主要駅で行うのでそちらにも参加したいと考えています。見かけられたら、ご協力ください。
2006年10月05日
この2日で、たった2件の登記申請に590万円分の収入印紙を貼りました。相続登記350万円、共同根抵当設定登記240万円の登録免許税です。だいたい収入印紙を貼る書士会発行の専用台紙には10万円の印紙20枚200万円分ぐらいしか貼れないので台紙が2枚必要になります。司法書士事務所はそれ相応の預金がなければ、やっていけないのだなと実感する事件でした。
2006年09月06日
最近はなかなかブログまでたどり着けない毎日です。積極的に「対話技術」を向上させようと、外に出ています。汗だくズボンびしょぬれ状態が続いています。今日も、自転車でお客の会社に行き、貴重な情報を直接お客さんである社長から聞くことができ、自分なりに満足しています。詳しいことは書けませんが、経費節減と相続・経営承継を念頭においた特例有限3社を一つにまとめる仕事です。登記手続を中心に言いますと以下のような感じでしょうか。1.商号変更による設立・解散(合同会社への組織変更という選択肢も提示しましたが、残念ながら債権者保護手続きが面倒というフィーリングで株式会社を選択されました。)目的変更・公告方法の変更も一緒に。2.取締役の住所氏名変更3.資本減少4.吸収合併・解散(合併比率がひとつ頭の使いどころ)5.支店設置・廃止6.役員・機関構成と株式の譲渡による株主の株式保有比率の検討7.遺言書作成の検討と種類株式の活用検討経営の改善とスムーズな経営承継を支援したいという態度でお話させていただいたら、その社長は私よりも相当年配の方でしたが、思いのほか結構深いところまで本音を語っていただけたんじゃないかなと思っています。企業支援・経営承継業務と、私が勝手に思いいれているだけに終わるかもしれませんが、少しでも地域の中小企業の期待にこたえられないものかと思っております。
2006年08月30日
私の事務所は、夏休みをバラバラにとります。月末は忙しいので20日ぐらいまでに休みを入れられなければ9月になってしまいます。今年も軽井沢あたりにいきたいと思っているのですが、どうなることやら。事務所の人が休むとどうしても法務局周りや調査、銀行・信用金庫周りが増えます。登記完了書類は山のように増えてくるし、コツコツやらないといけない仕事は溜まってきます。したがって、当然深残という悪循環に陥ってしまっているわけです。そんな中で、今日も、土地明渡請求訴訟の相手方弁護士から、書証の一部として判例時報の抜粋がファックスで送られてきたのですが、これが字がつぶれていて読みづらい、除籍・原戸籍の解読以上に読めない、これじゃ訴訟経済にも反するじゃないかというような代物でした。結局その内容は、10年の短期取得時効の要件である無過失の評価根拠事実を主張するための補強だったのですが、時間切れでそれに対する評価障害事実の検討にまで入れませんでした。それだけでなく他の仕事が遅れた(泣く)。帰り際にも、来週火曜日には告訴状の作成依頼があるので、それもやってくれないかとベテランから仕事が投げられました。やりたいのは山々なんだけれども、相続登記6件・包括遺贈・地目変更登記もあるし、クレサラ法律相談(昨日はすごい電話の量だった)の準備作業もあるし、会社継続の登記やLLPの登記もあるしどうしようか悩みます。自分の無能力を実感する日々は延々と続きそうです。が、しかし、断固として休みはとりますよ。
2006年08月04日
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任意後見契約と遺言今日、母親が遺言をしたいということで、その息子さんが相談にきました。息子さんと言っても既に60歳は超えているようでした。母親は、自分の名前を書くのがやっとで、自筆で文章を書くことはできない状態にあるということです。このような場合に、公正証書でいくか秘密証書でいくか?先生と私で意見は違っているようでしたが。息子さんの話によると、母親は借金も含めて全財産を彼に相続させるという相続分の指定を内容とする遺言をしたいとのこと.彼の相談はこれに留まらなかったのです。自分が母親より先に死んだ場合や母親に続いて死亡した場合を想定して、自分の遺言書(や兄弟間の念書)も作っておきたいとのこと。また、母親より先に死ななかった場合でも認知症など意思能力に問題が発生した場合に備えて、何か良い方法はないかという相談で、まさに任意後見契約の問題だったわけです。彼が言うには、兄弟での争いを極力避け、自分の子供たちに負担をかけたくないから、ということでした。プラス財産のほうが多いのだけれども、借金の処理をめぐっていろいろ事情があるようでした。遺言や後見契約までいかなくても、相続をめぐる紛争を事前に予防したいということで、推定相続人全員で念書をつくりたいので、立ち会ってくれないかというような依頼もあり、司法書士に公証人的な役割を期待してくる地域の人もいます。この問題は、中小企業の経営者の経営承継の場面で強く問われるものです。つまり、経営者が会社の大株主の場合、亡くなったら株式は共有になってしまい、会社に好ましくない相続人も株主となってしまう可能性があります。だから、私は、経営者の皆さんに法定相続は経営の承継にとって危ないから、必ず遺言で株式の相続について決めておくべきであるということを提言したいと思っています。さらに遺言で指定した相続人が経営者より先に死亡した場合も想定して、遺言を作成するよう勧めたいと思っています。あるいは、種類株式の活用を勧めます。認知症等になった場合の想定も然りです。これは、高齢化社会の産物(相続人が既に高齢者)かもしれませんが、市民の間に将来の紛争を未然に予防しておこうとする法的な意識が高まってきている証左なのかもしれません。少なくとも言えることは、裁判外で市民の紛争を予防し、あるいはその解決を図っていくことを市民は望んでいるし、私たちがやれることはたくさんあるということでしょう。ただ一方で、相談にくる方の知識や経験をすべて総合しますと、相談を受ける側の個人の能力の限界、つまり部分部分に関しては相談者のほうが知っていることが多いという現実がありますので、専門家然とした姿勢ではなく、当事者が自分で解決していくために如何に役に立つことができるかを追求するしかないと考えます。それにしてもうちのじいさん(先生)は人気あるなあ。
2006年07月28日
今日は売買の立会いが銀行でありました。買主が未成年者の兄弟2人だったんですね。両親を交通事故で無くした交通遺児で、その保険金で土地と建物を購入したのです。伯母さんが同行してきていました。私は10代で両親をなくした経験はないし、自分名義で土地建物を買った経験もありません。世の中には色んな経験をしている人がいるんだなあと直接かかわりをもって、改めて感じました。確か子供のころ、友達の中にも同じような経験をしていた人はいたような気がするのですが、その頃は、あまりピンと来ていなかったと思います。話は変わりますが、最近ちょくちょく、「弁護士に依頼すべきかどうか」という相談を受けます。地域住民間の土地建物をめぐる紛争と遺産分割調停中のものなどの家事事件です。こういう話を事務所で聞いていると、「弁護士に依頼すべきか」の意味は、ひとつには、本人さんたちが「自分たちでやっていけるのかどうか」の判断を司法書士に求めているということ、もうひとつは、「弁護士に依頼すべきか」という相談にかこつけて、実際は司法書士に相談しに来ているということです。そしてけっこう満足して帰っていくことです。もちろん家事事件でどうしても代理人が必要な場合は知り合いの弁護士を紹介をしているわけですが、弁護士さんを紹介する事案というのはあまり無いのがうちの事務所での実情です。と言いますのも、地域の人たちは感情のもつれをほぐして欲しかったり、不安や怒りを鎮めたいという比重が大きいんじゃないかなあと思うわけです。こういう実態が現実にあるからこそ、これまで弁護士会は反対してきたけれども法テラスやADRなどの裁判外紛争解決制度で、民亊紛争に関して司法書士の名前が挙がってくることになったのだなあ、ということがよくわかります。
2006年07月26日
今日は焦りまくった一日でした。借り換えで金銭消費貸借をして、名変・抵当権抹消・抵当権設定の登記をする日だったのです。お金は午後一時ごろ動いたのですが、設定者の印鑑証明書が届かない、登記済権利証はないという事態で、お金が動いてから銀行に登記申請できないとは言えないということで焦っていたのです。所長に言わせると「そんなもの、地獄の入口にも来てないよ、閻魔さんが通り過ぎただけだよ」とのことですが、私にとってはドキドキものでした。資格者代理人による本人確認情報で申請するので、土曜日に本人確認を本職がしたわけなのです。「面識なし」のケースで健康保険証と母子手帳しかないということでした。いわゆる不動産登記規則72条2項2号書類というやつです。写真付の免許証など1号書類は証明力が強いのですが、2号書類の扱いについてはまだ未知の世界が残されているようで、私どもも法務局もあまり慣れておりません。問題のひとつは、母子手帳が古いものですから、そこに表示されていた住所が現在の住所と違っていたことです。そこで、朝からその住所をつなげるために、戸籍の附票やら住民票やらを集めに駆けてもらってやっとつながった(とはいえ絶対とは言えない。)のが12時でした。印鑑証明書もその頃やっと届きました。そして2時ごろ私がお客さんと抵当権抹消書類を抹消銀行に一緒にとりに行き、事務所に戻ったのが3時前でした。そこから申請書類の組み上げとチェックが終わったのが4時過ぎ、法務局についたのが5時前、申請して銀行に受領証をファックスしたのが、5時過ぎです。とにかく良い経験となりましたが、緊張の連続でくたびれました。そして、所長が言った「地獄」のことは聞かなかったことにして、ぐっすり今日は眠ります。
2006年07月24日
一つだけ確かなことは、自分の人生を振り返ると、「苦しめられたときこそ、大きく飛躍している」ということです。悩みぬき、苦しみながら、今までの殻を破って、出口を見つける努力を強いられるからこそ、いい成果が出ているのではないかと思います。「今の苦しみが、日々自分を成長させている」と確信し、近道も、回り道もせず、苦しいところをまっすぐ前に進み続けることこれが、「合格への道」、そして、「実務家としての道」を歩くということなのだと思います。まさに、「苦しめられたときこそ、大きく飛躍する」という言葉を実感しています。(以上は、会社法100問の葉玉さんの「会社法であそぼ」から引用させていただきました。)葉玉さんがどんな人かは知りませんが、この言葉以上に私が共感できる言葉は、いまだに現れません。近道も、回り道もせず、苦しいところをまっすぐ前に進み続けること
2006年07月14日
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いま、私のメインの仕事としまして、合同会社設立のお手伝いをさせていただいています。介護保険法に基づく指定事業者の認定を受けるための要件として、法人格の取得があります。そのために合同会社を設立するのですが、定款の策定や代表社員の選定も、色々意見交換しながら進めているので、考えさせられることが多いです。税理士さんから回ってくる商業登記の仕事は、ルーティーンなものが多く、実体関係に関与することは殆どなく、ただ登記手続に乗せるだけの仕事が殆どです。しかし、今回の場合は、当事者の方がダイレクトに「合同会社を設立したいのでお願いします。」と来た案件でした。介護保険法に基づく事業は、成年後見制度ともつながりがでてくる分野で、司法書士の仕事とも繋がりがないわけではないということで、個人的にも関心はあります。簡単に言いますと、ケアマネージャさんやホームヘルパーさんたちのお仕事をイメージしていただければよいかと思います。色々あったのですが、結局今のところ、社員は女性2人ということで始めることになりそうです。これまで電話とファックスだけのやり取りで話を進めてきましたので、どうしてもお互いの認識のずれということがでてきます。当事者の方の意思を汲み取った上で法的手続に乗せていくには、「傾聴」という姿勢が非常に大切だということを実感しております。最初、依頼者は、「合同会社」のイメージとして、法人格がとにかく速く取れる会社というイメージしかなかったようです。しかし、そのことは彼女らの目的からすると当然の要求や認識であったわけです。代表社員と言う言葉も知らず、代表社員のことを「取締役」と呼んでいました。各社員で出資額を決めねばならないこと、NPO法人と違って社員に損益の分配が可能なことも知らなかったようで、本当に私が提示した簡単な定款案(未定のところは穴埋め式で作りました。)を素材にして一緒に考えていただく中で、簡単な会社法における合同会社についての理解を共有していくという感じです。会社法の理解なんかどうでもいいと思われるかもしれませんが、主観的にどう考えていようと一つの法人格が生まれると新たな法律関係が必ず発生します。お客さんや取引先との関係、税金や社会保険、従業員との問題もでてくるわけです。例えますと、人が車を運転すると、車に乗っていない生活では考えられなかった衝突等のトラブルが発生するように、人が会社・法人をつくると個人間よりも規模の大きなトラブルが発生してくるというわけです。そのとき車を運転するためのルールが必要になるのと同じように会社法などが必要になってくるわけです。言い換えますとその分会社を運営する者は、責任を問われるわけです。だから、私のような未熟者であっても、これから会社を運営しようとする方と「法」についてともに考える意味があるんじゃないかと思うわけです。もちろん、私もお話をさせていただきながら、会社法等の法律を必死で勉強することになりましたし、介護保険法についても大雑把ではありますが、勉強させていただくという、まさしく協働作業になっているのが実際です。私のような新米が、依頼者の方にご迷惑をかけずに、無事、会社設立のお手伝いをすることができるかどうか、終わるまで不安であり、緊張する毎日ですが、何とか頑張ってやりきりたいと思います。
2006年07月04日
今やっている仕事の中に、うちの先生が弁護士を相手に勝ったと喜んでいる訴訟がらみの登記があります。1年半年に及んだ争いが先日決着確定し、後はそれを登記記録とするだけの段階に来ている案件です。「被告は、原告に対し、別紙物件目録記載の土地につき、年月日時効取得を原因とする所有権移転登記手続をするものとする。」和解調書には、判決のように、「~せよ」という書き方はされず、「するものとする」と書かれます。このように調書に記載されたときに、確定判決と同一の効力を有するものとなります。いわゆる「債務名義」、つまりは執行力を有する。これを持っていると強制執行できるということです。今回のような登記請求権の場合には、登記義務者の意思表示を強制執行できる、すなはち、「意思表示をしたことにしてしまうことができる」ということですね。私は今、和解調書の正本に基づく時効取得を原因とする所有権移転登記の申請を準備しているのですが、今回の事案というのは、何か教科書で見たような司法書士事務所の理想的な事案のように思えます。報酬の面はさておいて。以下、一連の流れを書きます。目的土地の処分禁止の仮処分の申立て⇒受理(登記記録に載る)⇒原告側の簡裁訴訟代理人となる⇒簡裁で勝訴する⇒被告が地裁に控訴⇒被控訴人の本人訴訟を支援⇒実質勝訴の裁判上の和解(こちらが譲歩したのは、その土地についての時効取得期間の10年分の固定資産税を払う、小さな土地なのでたった数万円のみで、こっちが払うのが当然といえば当然のことが調書に記載されたのみで、あとは全面的にこちらの請求の趣旨どおりの和解となった。因みに、小さな土地といっても当事者にとってその位置形状・利便性からして非常に重要だから訴訟にまでなっているのです。)そして今回の時効取得を原因とする原審原告への所有権移転登記申請と相成ったわけです。後まだ仮処分解放金の問題を処理しなければならないのですがとりあえずそれはおいておきます。今後、合同会社の設立や一時会計監査人の選任遅滞による過料の有無の問題にも取り組んでいるので、そちらのことも書きたいのですが、次は試験でよく問われた「利益相反」の問題を自分なりに整理してみたいと思っています。
2006年06月19日
先日、何かの縁で、公正証書遺言の証人をさせていただきました。夫婦お2人の、2つの公正証書遺言でした。「(妻)は、全財産を(夫)に相続させる」「(夫)は、全財産を(妻)に相続させる」遺言は病院で行われました。奥様のほうがガンで入院中で、次の日に強い抗がん剤の投与が始まる、署名ができる間に、ということでした。まだ50台の女性で、推定相続人が旦那さん以外は異母兄弟しかおらず、兄弟には相続させたくないという気持ちをお持ちだったようです。遺言書に署名なさる瞬間が、一番時間が長く感じられました。意識や言葉は元気なんですよ‥‥。やさしいご主人でした。前妻との間に何人かの子供がいらっしゃるみたいでしたが、奥さんへの愛情が、私にはよく伝わってきました。自分も同じ遺言をすると、自分から言ったようです。「2人でまだまだ長生きしますから」このご主人の最後の言葉は忘れられません。
2006年05月23日
この頃、残りも少なくなってきた人生をどう過ごすか、なんてことを考える。今日のような雨に日は、更にこの思いが加速される。ふと我に返るという感じ。この半年の間、司法書士試験受験の期間中とは比べものにならないほどのたくさんの人と合い、知り合いにもなった。また自ら合格後に何ができるのか知りたくて、色んなところに積極的に顔を出してきた。まだ見たいことや、見てないことがたくさんあるのだろうが、ここらで一休みだ。今日、一件の相続登記を申請した。そこで素直に嬉しいことがあった。70代のおばさんが、じいさんが亡くなったということで、遺産分割協議書の作成から除籍謄本の取り寄せ、申請書の法務局への提出まで、私が担当して行い、夕方その報告をおばさんに電話でした。電話越しではあったが、おばさんの心のこもった『ありがとうございます』の言葉が以外だったと同時に、素直に嬉しかった。おばさんにとっては、今回の登記に何か深い意味があったのかもしれない。他の相続登記のときもそうでしたが、登記が終わって依頼者にお会いしたとき、笑顔が見える。たまたま金持ちでない普通の家庭の、ローンで買った不動産のローンがなくなった頃の相続であったからかもしれないが、最初依頼に来られたときの顔とは、別人のような笑顔が、たまらなく嬉しい。「たかが登記」と、業務が色々と広がる中で、また事務処理作業に追われる中で、そんな思いしかなかったが、登記にも血が流れているのだな、と実感させられた。市民にとっては、人生の節目に『登記』はやってくる。なんか切ないことも、今日は、あった。事件の依頼は来るんだけど、先生(本職)はあまりやりたがらないから、そろそろ債務整理の仕事をやってみないかと、先生の腹心であり世間からは「先生」と呼ばれているベテランの補助者の女性の方から言われた。私が登録してからのほうがしっかりやれるんじゃないかというと、「やる気があれば誰でもできるんだけどねぇ。」と言う。また、事務員に徹してやってくれ、ともいう。じゃあ、あなたもやってみてはどうか、と言いたくなった。なんとも切ない。一緒にやろうよとも新人の分際ではいえない。司法書士の仕事は、人の人生を左右するほどのものでもないとは思うが、人の人生に全く触れずにやれる仕事でもないと思う。確かにその女性は、銀行中心の登記の仕事に長けているし、人望も厚いし、営業もうまい。しかし、そんな言い方はないだろう。そういう立場の人にしてみれば、債務整理の仕事は?とでもいいたそうである。悪い人ではないのに、そうなってしまっていることが、切ないのだ。また遅れている。私が素直な気持ちでやっていける司法書士の仕事と、これまでの古い体質の事務所や補助者の気持ちにはギャップが少しある。少しというのにとどめたのは、ある依頼者のことを思いやって、泣いていた事務員を先週目撃しているから。私は、自分が素直な気持ちでいられる身の丈にあった仕事をやり、身の丈にあった人生を送れる人生ほど幸せなことはないのではないかと、最近よく思う。自分の少ない長所を活かして。
2006年05月08日
コメント(14)
司法書士事務所に勤めて,1か月が経ちました。まだ,不動産登記の申請書等の作成や法務局・銀行廻りが中心ですが、受託から、登記完了後の依頼者の権利証等の送付(お届け)まで、登記申請の一つの流れを完全に1人でやれるところまではできていません。もちろん,未登録者だからということでできない事は除いてということにはなります。商業登記については、ベテラン補助者が作ったものを、何回かチェックさせていただいた程度で,申請書等を作る作業まではまだやったことはありません。この1ヶ月で司法書士事務所の仕事に馴染めたかというと,取っ掛かりはできたという程度で、まだまだですね。しかし、色々と,本職やベテランの配慮で、勉強させていただくことは多いです。例えば、私の机は,受け付けの場所にあるものですから、事務所にいるときは作業をしながら、依頼人と本職等との話しを聞くことができるので、色々な案件について、法律的な思考を駆使して考える材料が豊富にあり、常に頭はパンパンに張っています。また、ベテランの方から,実体法上の意見を求められることが,結構自分の勉強にもなっていると思います。以下、2つ紹介します。【質問1】甲土地の上に乙建物があります。甲土地の所有者は、X,乙建物の所有者はB甲土地の借地権者(賃借権)が、Aです。乙建物は登記されています。Bは会社で、Aはその会社の代表者です。Aは,Bが自分の会社ですから,金はとらずに,貸している。(他人物を「使用貸借」(?)させている形になっているのですが、土地所有者Xはそのことを知らないか,放置しているそうです。) Y銀行が、乙建物に抵当権を設定した場合、その抵当権の効力は,土地の賃借権に及ぶのでしょうか?つまり,乙建物を競売で取得する買受人は、どうなるのか? 実務で,Y銀行からこのままの状態で抵当権を設定してよいものかとの質問をされた案件です。【質問2】甲土地の上に乙建物があります。甲土地の所有者は、X。甲土地の借地権者(賃借権)および乙建物の所有者は業者A。業者Aは、乙建物を取り壊して,丙建物を新築するために、B銀行に融資を頼んできました。B銀行は,融資に当って何か物的担保を取りたいのですが,業者Aには、乙建物と甲土地の借地権しかありません。丙建物が法律上の建物の外観を備えるまでの間に、業者Aが最悪破産した場合でも大丈夫なようにするために、B銀行が融資に当ってどういう手立てを打っておくべきか?これらについて,法律構成や根拠となる条文、判例(といっても新しいもの)を聞かれたわけですが,けっこう受験勉強が,その勉強の方法によっては,役に立つと思われませんか?他にも,建物明渡請求や訴え提起前の和解、遺言の検認やら,言葉や条文・判例で知っていることが、具体的な案件として日々問われ始めていますので,書ける範囲で今後も触れたいと思います。話は変わりますが,書士会の新人研修は、やっと先週の土曜日で終わりました。今後、事務所以外の活動では、4月末に行われる企業法務勉強会への参加、5月には,青年司法書士協議会への参加、6月4日簡裁代理認定考査の受験、を予定してします。まだ,青司協で,どの委員会に参加するかは迷っています。福祉オンブズマンに関心があるので人権委員会にしようか、簡裁代理関係の委員会にするか、他にも魅力的な委員会があるので、悩みますが,委員会に参加していくことだけは決めています。また,税法や簿記の勉強は,私に欠落しているものなので、少しずつ計画的に進めていきたいと考えています。
2006年04月22日
久しぶりに「そのとき歴史は動いた」を見た。良かった。1633年のガリレオの「異端の放棄」意味深い。単純ではない。きれいでもない。だが,素晴らしい。「議論したことは書きとどめよ。 風のままに,吹き飛ばさせてはいけない。」何か,強く感じた。
2006年04月19日
3月12日ブロック研修も無事終了。ヨコスカシンさん、ありがとう!即、実務で使わせていただいています。ブロック研修は実務色の濃い研修でした。ヨコスカシンさんに講義してもらった戸籍の見方は、私が、今日作成した相続登記の申請情報で即威力を発揮しております。また、研修の中で「立会いゼミナール」をやってもらったおかげで、事務所のベテランとも話が通じるようになったし、法務局まわりでも、イメージを持って書類の受領、提出、証明書取りができるようになったと思います。立会いゼミナールとは、6人一組で、売主、買主担保権設定銀行、抹消銀行、仲介業者、司法書士と役回りを決めて、順番に司法書士の立会いを、書類の確認を中心に、体感するためのゼミです。ところで、私は13日から、司法書士事務所に勤めているのですが、独立を前提に、不動産登記⇒商業登記⇒訴訟という順で、仕事を教えてもらえると良いな、と勝手に計画しておりますが、当面は、不動産登記関係の見習いということになります。今日は、初めて、簡単な法定相続の所有権移転登記の申請情報を作成し、ボス(先生のこと)に、提出しました。そして、引き続き、代物弁済による所有権移転登記の申請に取り掛かっているのですが、この登記原因証明情報の内容をめぐってボスと意見を戦わせている最中で、新人4日目なのにこんなに図々しくていいのかとも思いましたが、自然体でいくことにしています。寛大なボスに感謝です。また、今更ながら、有能なベテランのスタッフ(受験生)がたくさんいることに驚いている次第です。なんだか、まとまりの無い文章を書いてしまいました。久しぶりということでお許しください。
2006年03月16日