シェーバーを分解/リニアモーター
もちろん、外刃と内刃がどんなに素晴らしくても、駆動力が弱くては、硬いヒゲを剃り上げることはできない。刃を駆動する「エンジン」が必要だ。そこで、ラムダッシュでは内刃の駆動に振れ幅2.5mm、毎分13,000回の往復運動を行なうリニアモーターを採用している。通常の軸が回転するモーターだと、モーターが生み出す回転運動を刃の往復運動に変換しなければならないため、どうしてもパワーロスがあった。一方、磁石の反発力を使ったリニアモーターは、もともとの動きが往復運動であるため、ロスなく内刃にモーターの力を伝達できるのが特徴だ。一般的なシェーバーと異なるのは、ヒゲを剃る際に抵抗を受けても、常に毎分13,000回の往復運動を維持することだ。【上記の感想】上記は、松下の社員が語った記事より引用。「シェーバー」の製造技術で、上記はリニアモーターについて語った箇所である。何にしてもそうだが、シェーバー一つをとっても、おそるべき技術の蓄積があるものだ。職場で廃棄されていたシェーバーを分解してみた。往復運動をするモーターを発見したが、小型すぎて、モーターそのものの分解は断念。