停電しないで終わる今夏は、協力や本気になることの大切さを確認できた
政府は、東京電力と東北電力の管内で法律に基づいて実施している電力の使用制限について、猛暑のピークは過ぎたとして、当初の予定を前倒し、このうち東京電力の管内では来月9日で解除する方向で最終的な調整を進めていることが分かりました。東日本大震災による電力不足に対応するため、政府は、東京電力と東北電力の管内で先月1日から大口の利用者に対し、法律に基づいて15%の節電を求める使用制限を実施しています。この使用制限は、東京電力の管内では来月22日まで、東北電力の管内では来月9日まで実施されることになっています。これについて政府は、猛暑のピークは過ぎ、電力需給が危機的な状況に陥る可能性は低くなったとして、制限を緩和する方向で最終調整しています。具体的には、東北と関東の大震災と新潟・福島豪雨の被災地での大口利用者に対する使用制限は来月2日で終了し、これ以外の東京電力管内での使用制限は当初の予定を2週間前倒しして来月9日までで終了する方向です。一方、被災地を除いた東北電力管内では、予定どおり来月9日までで終了する方向です。ただ、残暑が予想以上に厳しくなると電力需要が大きく伸びる可能性もあることから、特に東京電力管内の企業や家庭などに対しては、努力目標として、15%の節電への協力を呼びかけることにしています。この方針について政府は詰めの調整を行ったうえで、早ければ30日にも発表することにしています。(NHKニュースより)------------------------------------------------------------【上記の感想】関連日記この関連日記は、5月2日に書いたものだが、それは震災から2カ月弱の時期である。今夏の供給電力不足がようやく解消される可能性が出てきた時期だ。そして、「おそらく、今夏は停電にはならないだろう。そして、ピーク時の供給電力は余力を残すことになるだろう。と、予想しておく。」などと書いたものだが、実際、停電に至っていないし、今後も停電する可能性は極めて低そうである。勤務先の病院では、8月の使用電力量は、前年比で13%減くらいで推移している。また、日最大電力は10%減くらいだ。多くの人々が集まる場所で10%の節電をするというのは非常に難しいものだが、全員の気持ちが節電に向かうと達成できてしまう。まあ、今まで無駄使いをしていたと言ってしまえば、それまでではあるが。ともあれ、協力することや本気で取り組むことの大切さを確認できたという意味で、忘れられない夏になった。